号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

勇者前田

映画「桐島、部活やめるってよ」感想です。二回目です。 前田は主人公では無い。では何か? ネットで皆の感想を聞き、よく考えると面白い要素が色々あるので書こうと思います。 同じ事を言っても意味が無いので、他の人が書いている事は、面白い事でもなるべ…

主人公はHeroではない。

主人公とは何か? 第二回です。 前に私は「主人公とは物語と等価だ」と言いました。(2020年7月16日) もっと言えば、この二つは同じ物ともいえる。 もっと正確には、物語と同じものと言えるものが主人公だ。 しかしよく考えると、主人公には二つの意…

学校を見つめ直す話。

映画「桐島部活やめるってよ」感想です。ネタバレです。 説教臭くなりましたが、勘弁です。 昔から気にはなっていました。小説で名が出て来たあたりからです。 しかも「どうも桐島は出ないらしい」とはどこかから漏れ聞こえてたので、なお更気になっていまし…

フロッピーディスクの中の夢

映画「ブルーベルベット」感想です。ネタバレです。 成り立ちが違うが、似て来る物がある。 似ていると言う事は、似ていると分かる要素がある。 分かる要素を特徴と言うのでしょう。 恐竜の時代、イルカみたいな形の動物がいたそうですね。イルカに似ている…

つまらない大人になった王子さま。

映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」の感想です。ネタバレです。 最後どうするのだろう? と思って見てました。 そこを間違えなければ、小粒だけど、名作入りかも知れないな、と思っていました。 結果、間違ってたと思います。残念です。 お金かかって…

押井守の映画50年50本 その3

「押井守の映画50年50本」の感想、続きです。今回で最後です。 最初に私のまとめを書いときます。 最後の映画「シェイプウォーター」で押井さんは98点だと言います。あと2点はどの映画でも永遠に埋まらない2点だそうです。 ここで1点ではなく2点に…

押井守の映画50年50本 その2

「押井守の映画50年50本」の感想、続きです。 102ページ 職業映画と言うジャンル 「戦争の犬たち」と言う映画を、傭兵と言う職業を表す映画と言っています。 他にも職業を伝える映画と言うジャンルがあると言います。押井さんは「カタログモデル」の…

押井守の映画50年50本 その1

「押井守の映画50年50本」と言う本の感想です。 名前は有名ですが、押井守さんて良く知りませんでた。こんな人だったのですね。良くも悪くも、もっと天才肌なのかな? と思っていました。 学生時代に一年で映画1000本見てたそうです。どうかしてます…

歴史は繰り返す。

トマ・ピケティの本「21世紀の資本」の映画化で、同じ名の「21世紀の資本」の感想です。 専門家では無いので疑って聞いてください。 内容は、今の時代の貧富の差が大きくなっている事への警鐘です。 それを本ではたぶん細かく言っているのでしょうけど、…

体験型アトラクション風塹壕戦

映画「1917 命をかけた伝令」感想です。ネタバレです。 ワンカット風撮影で名を上げたそうですね。これはとっても力業です。今の時代だからこそ出来た気がします。 まず思うのが「ゲームぽいな」と言う事です。3DCGの三人称ゲームですね。主役を第三者から…