号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

物語の未来を創る方法

本、森沢明夫の「プロだけが知ってる 小説の書き方」を読みました。 感想です。 この本は長くもないので、内容の事は極力書きません。書くとただのネタバレでしかないからです。 とても良くできてます。 税込みでも1500円以下で買えるので、興味がある方…

内容ではなく寺山を読もう、と思った、という話。

寺山修司「幸福論」見ました。 第一の感想は「何言ってるか分からない」という事です。 第二の感想は「やはり寺山は科学者ではなく文学者なのだな」という事です。 一応ネットで皆の感想を見てみました。 しかし多くの人が「分からない」と言わないものです…

本当にほしいもの

なるほどね。お見事です。 漫画「タコピーの原罪」、三回目です。ネタバレです。*1 漫画の表紙が まりな と しずか ですね。 同じアングル、同じ泣き顔で似たもの同士を表してます。 そして指の糸が繋がり、運命のつながりを感じられます。 ではなぜ? そし…

思いが通じれば

漫画「タコピーの原罪」、二回目です。考察です。ネタバレです。*1 原罪とは何か? 前に言った様に、幸せしか知らないのがタコピーの原罪だと、今でも思ってます。 しかし、作者がそう思ってたか? と言うと、たぶん違う気がします。 物語と言うのは作者がど…

二人いたのが奇跡

漫画「タコピーの原罪」感想です。ネタバレです。 ネット動画「山田玲司のヤングサンデー」で紹介されていて、面白そうだったので読みました。 まあ、よくやるね。 ファンタジーですね。 見終わってみると、別にそれほど突飛なことをやってる訳でもないのが…

軍事行動は政治活動

マイケル・ハワード著「クラウゼヴィッツ」読みました。 もちろんクラウゼヴィッツの事についての本です。 特に有名な本「戦争論」に付いての事が多かったでしょうか? (この本の事と、今現在22年2月17日のウクライナの状況についても書きます) 「戦…

暗喩は続くよどこまでも

ちょっと漠然とした考察です。勘弁です。 宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」の事です。 ちなみに「セロ弾きのゴーシュ」は読んでません。wikiの情報がほぼ全てです。その程度です。 暗喩物語の巨匠、と最近思えて来た寺山修司。 彼の戯曲「奴婢訓」の登場人物…

人は白か黒か? いやペンギンでしょう。

「山田玲司のヤングサンデー」と言うのが無料分ですがyoutubeにも出て来ます。 ここでルドガー・ブレグマン著「HumanKind 希望の歴史」と言う本の事を言ってました。 結構売れてる本だそうです。しかもアマゾンで高評価です。 人は元来「善」ではないのか? …

見える物より、見えない物が大事です。

寺山修司の戯曲の本、新装版「寺山修司幻想劇集」(平凡社)の感想です。 前にアマゾンで検索した時、この本は出て来なかった気がするのですが? 白昼夢でしょうか? 寺山さんの戯曲の中で、有名な作品がのってる本が見付かったので読みました。 「レミング…

イスカリオテのマリアは毛皮を着てたのか?

角川文庫「戯曲 毛皮のマリー・血は立ったまま眠っている」感想です。 寺山修司の戯曲の本ですね。 「さらば、映画よ」「アダムとイブ、私の犯罪学」「毛皮のマリー」「血は立ったまま眠っている」「星の王子さま」が収録されています。 最後の寺山修司によ…

人の気持は聴こえない。聞こえたのは自分の気持です。

書籍「ひとの気持が聴こえたら」 ジョン・エルダー・ロビソン著 感想です。 この本自体ではなく、そこから思い出された感想も言います。 ネットで岡田斗司夫さんがこの本の事を言ってたので、興味があり読みました。 副題が「私のアスペルガー治療記」とあり…

笑いと怒りと感動

『感情から書く脚本術』 カール・イグレシアス著 物語の脚本の本です。 ハリウッド映画が基本ですが、他の物語制作にも役立つ事でしょう。 これを元に、岡田斗司夫さんが言っていた「感動」について書きます。 本の中に「感情を売るビジネス、それがハリウッ…

テーマとコンセプト

物語の「テーマ」と「コンセプト」についてを、主に書きます。 カール・イグレシアス著「感情から書く脚本術」を読み、本の中の気になった所を書こうと思いました。 しかし、「コンセプト」と「テーマ」と言う章があるのですが、この言葉の違いすら分からな…

Plot

物語制作時に使われる意味での「プロット」はこう使われるべきだ、と言う提案です。 プロットとは「その世界の歴史を、どの順番、どの目線で見るかを記したもの」であるべきだと思います。 書籍「感情から書く脚本術」カール・イグレシアス著の中に、面白い…

「それだけの事」の大事さ

漫画「夕凪の街 桜の国」感想です。ネタバレです。 見た事は無いですが、たぶん人は泣きながらは首をつらない。泣きながら飛び込まない筈です。多くは真顔で死んでいく筈です。 私も人の子なので、泣いている人をテレビとかで見かけると、もらい泣きをしそう…

押井守の映画50年50本 その3

「押井守の映画50年50本」の感想、続きです。今回で最後です。 最初に私のまとめを書いときます。 最後の映画「シェイプウォーター」で押井さんは98点だと言います。あと2点はどの映画でも永遠に埋まらない2点だそうです。 ここで1点ではなく2点に…

押井守の映画50年50本 その2

「押井守の映画50年50本」の感想、続きです。 102ページ 職業映画と言うジャンル 「戦争の犬たち」と言う映画を、傭兵と言う職業を表す映画と言っています。 他にも職業を伝える映画と言うジャンルがあると言います。押井さんは「カタログモデル」の…

押井守の映画50年50本 その1

「押井守の映画50年50本」と言う本の感想です。 名前は有名ですが、押井守さんて良く知りませんでた。こんな人だったのですね。良くも悪くも、もっと天才肌なのかな? と思っていました。 学生時代に一年で映画1000本見てたそうです。どうかしてます…

歴史は繰り返す。

トマ・ピケティの本「21世紀の資本」の映画化で、同じ名の「21世紀の資本」の感想です。 専門家では無いので疑って聞いてください。 内容は、今の時代の貧富の差が大きくなっている事への警鐘です。 それを本ではたぶん細かく言っているのでしょうけど、…

延々感動詞を読む話

ユリイカ 幾原邦彦特集読みました。感想です。残念です。 誰かに愛について 聞いたとします。色々な角度からの沢山の答えが返ってきたとします。では、その人は愛を理解しているのでしょうか? Googleで愛について検索したとします。色んな角度からの沢山の…

薔薇の名前

サンテグジュペリの「星の王子さま」の事を書きます。 それとウンベルトエーコの小説「薔薇の名前」を織り交ぜ、バラの名前について書きます。 長くなりますが、まずは前提条件です。 例えば、夫人が旦那に「昨日あなたが女の人と歩いてのを友達が見た」と言…

【星の王子様】殺人事件

【1】 キツネ 「社長、何度考えても分からない物は、分からないのじゃないですか?」 バオバブ 「いや、何度も考え、話し合う事で道が開かれることもある。さあもう一度だ」 バラ 「まだ続けるのですか? まじめなんですね。じゃあもう一度。では『星の王子…

約束の地へ

ボグラー&マッケナ著「物語の法則」の中に「ストーリーとは作者と観客の契約」だと言う所がある。 例えば映画なら「金を払い、その上90分かそこら自分だけに注目してくれるように頼む」ような事だと書いてあります。 だからこそ、それに値する対価を払う…

21 Lessons 感想その2

ユヴァル・ノア・ハラリさんの書籍「21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考 」の事を書く二回目です。感想です。 281ページ、無知 複雑な世の中になったので個人が知っている事などたかが知れてるが、自分は知っていると錯覚しがちだ、との事です。 …

21 Lessons 感想その1

ユヴァル・ノア・ハラリさんの書籍「21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考 」の事を書きます。 解説ではなく個人的に気になった所の感想です。 70ページあたりに、イギリスのEU離脱の国民投票はするべきでは無かった、とあります。 人は「どう考え…

5 八百万の神々

『ホモデウス』の続きです。最終話です。第三部からです。 どの自己が私なのか? と言う所があります。 言っている事は面白いですが、コンピューターにように一つのCPUで一回に一つの事しかしてないものと違い、脳は勝手気ままにあちこち動いている、と言う…

4 これからも虚構にすがろうとする人々。

本 『ホモデウス』 気になった所の続きを書きます。 第二部 が「ホモサピエンスが世界に意味を与える」です。 「意味を与える」とは元々意味なんか無かったと言う事です。 「虚構は物語であるので、虚構の価値観そのものが目的なってはならない」とあります…

3 大事なものは意識か?

本 『ホモデウス』 の続きです。 やっと第一部 二章です。 毎度の事ですが、私個人の考えが多く入っているので、自己責任で信じる時は信じて下さい。 この人は歴史学者だそうで、歴史の事になると切れ味が良いですね。 この本の内容からするとあまり大事では…

2 ホモデウスは最後の晩餐

『ホモ・デウス』 の続きです。まだ第一章です。 第一章が面白いと言われてるそうで、そうみたいですね。これから言う事の大きいな所をざっと言っているのでそうなるでしょう。 第一章で気になった所を書きます。 芝生小史 という話がありますね。この中に歴…

1 幸せの象徴ミッキーマウス

本 『ホモ・デウス』 を読んで思った事を書きます。 ユヴァル・ノア・ハラリ の世界的ベストセラーだそうです。 読んだ人用の話をするので、読まないと分かりません。 前作『サピエンス全史』は読んでません、あしからず。 私事ですが、最近アニメ『輪るピン…