「君たちはどう生きるか」考察、四回目です。
四回目にもなると、段々言う事も無くなり、あいまい差が大きくなります。
特に今回は「どうかなあ?」と言う内容なので、なんとなく聞いて下さい。
アオサギは誰か?
私は前田真宏さんも入ってるかな? と言いましたが、違うかもしれない。
もしかしたら、少しは入っているかもしれないけど、例えそうでも、やはり富野さんが90パーセント以上を占めそうです。
そもそも何でアオサギが一面で一番目立っているのか? と言う事です。
その前に、
この話の大事な要素、主人公も、庵野さんだと思えてきました。
宮崎駿と半分ずつかけてるかな? と思っていたが、庵野さんが70パーセント以上でしょう。
「田園に死す」みたく「自伝の様でそうでない」としたかったのなら、庵野さんが90パーセント以上を占める事になる。
例えそうじゃ無く、両名を表すとしても、庵野さんの方が要素が多い気がしてきた、と言う事であり、だから70パーセント以上だと言う事です。
庵野さんだとしたら、大事な要素は何か?
それはエヴァです。
エヴァが長く、そして大きく、庵野さんの人生を狂わせたのだからです。
ネットの感想で見付けたのが、始め眞人は自分を傷つけるが、あれは「石」で傷付けている、と言う事です。なるほどです。
積み木状の石が最後の方出て来ますが、あの石は作品でしょう。
つまり石は作品であり、始め傷つけたのは「作品で、自分自身を傷つけた」と言う事です。
つまりエヴァと言う作品で自分自身を傷つけ、死にそうになった庵野さんの事でしょう。
エヴァを表しているとして、エヴァに大事な要素は誰か? それが富野さんです。
「逆シャ友の会」を読んだら、エヴァを作るのにも、富野さんの逆シャアなどの影響が大きかったのが分かります。
そしてエヴェをもう一度劇場版にする時は、庵野さん自体が「Zガンダム劇場版を見てエヴェでも出来るのじゃないかと思った」と言ってるので、富野さんのZガンダムが大事なのです。
庵野さんは「Zガンダムがテレビ版を書き足す形で作られているから、エヴェでもそう出来る(つまり元があるから安く出来る)」と言う意味合いで言ってる様でしたが、私には誤魔化しに聞こえました。
私には「Zガンダムで最後を作り直したのだから、エヴェでも最後をやり直せると思った」のだと、思っています。
だからエヴァをもう一度やるには、富野さんのZガンダムで最後を作り直した作品が、必要だったのだと思っています。
そのずっと後になって、ピングドラムをアルファベットで見ると「ペンガンダム」に見えると分かり、イクニさんも同じ事を思っていたのだと、分かりました(たぶんだけど)。
なので、庵野物語だとしたら、富野さんがキーになるのです。
ただ、富野さん自体は、あくまで自分で頑張っていただけで、庵野さんはそれを見て勝手に影響されただけです。
それも「君たちはどう生きるか」でも再現されてますね。
アオサギはあくまで自分の理由で動いているだけで、眞人を導こうとしてたわけでは無いですね。でも結果、眞人を導いて、立ち直らせる道へ進ませた人物でした。
しかし、眞人を導いたキャラだとしても、物語の内容上、一面にアオサギが出て来るにはおかしいでしょ?
眞人が庵野さんだとして、主にそれを描く気だったのだとしたら、アオサギ事、富野さんが大事な要素なのだと言う事になる。
そうだとすれば、一面にアオサギが出て来るのが分かるのです。
逆にアオサギ事富野さんが一面だから、それが大事なるのは宮﨑さんより庵野さんだと言う事です。
だから庵野さんを一番書きたかったのかな? と言う事で眞人は庵野さんだろうと思うのです。
ただ宮崎さんも「ガンダムが人気が出たから、アニメージュが流行り、ナウシカが生まれた」みたいな事を言ってたらしいので、まるっきり富野さんと関係がないわけでは無い。
だからそれでも、宮崎と庵野、両名を描いたとも見えるけど。
(今現在私は、両名をかけて描いていて、しかし庵野さん要素の方を強く主人公にかけているのだと、思っています)
ちなみに、最近アオサギのデフォルメされた方の絵が出てきてます。
その絵だと分かりやすくガンダムカラーじゃないですか。
ガンダムカラーをまとった富野おじさんです。
(アオサギを鈴木敏夫さんじゃ無いのか? と言う人が多いようです。確かにそうも見えるけど、浅いね。何でアオサギなんだよ、って事です。アオサギは青くはないのです。灰色です。wiki見て下さい。宮崎駿がそれを知らない訳が無いでしょ? 鈴木さんだとしたら本物と同じに灰色にするのが駿です。アオサギにしたのに青くしたのは、ガンダムカラーにしたかったからでしょう。ここで本物の色とはずらしてきたがヒントです。それにピンドラの青いペンギンも係ってるかもね?)
私としたら、大事なのはここからです。
あのアオサギ、鳥だし、頭にかぶっているでしょ?
鳥をかぶる一面に出て来るアニメキャラって? プリンセスオブザクリスタルですよ。
そもそもこの映画、イクニさん事、幾原邦彦アニメ要素が多すぎる気がします。
鳥だし、死んだ世界だし、ダメな人が鳥に生まれ変わっているし、ガンダム関連だし、庵野さんだし、アニメ業界の暗喩だし、原作があるかの様な話だし、輪るし。
ちょっとに過ぎている。
気のせいかな? イクニ作品見過ぎの病気かな?
宮崎さんは高畑さんと同じく元東映動画ですね(今は東映アニメーションと言うらしいけど、書きやすい為ここでは、東映と記します)。
イクニさんも東映出身です。
セーラームーンの始めのシリーズデェレクターが佐藤順一さんです。
二代目シリーズデェレクターがイクニさんですね。
ジブリの魔女の宅急便は、始めは佐藤順一さんにお願いする筈だったようです。
ただ佐藤さんは東映社員の環境改善で会社と争っていたとか(ネットで見た物をうろ覚えで書いているので、大体そんな感じだと聞いて下さい)。
それで、仲間がいるので、自分は今は会社から抜けてジブリに行けないと断ったようです。
それに引き換え、高畑さんは東映時代、組合の長だったか何かだったようですが、皆の前で「これからも戦っていくぞ!」みたいな事を言ったようです。ただその時はもう、宮崎さんなんかと出来行く事が決まっていたらしく、宮崎さんは白い目で見てたようです。「自分はもう出て行くのに、よく言えるな」と言う事です。
なので、佐藤さんがその理由でジブリに来れないと言ったのなら、宮崎さんなら、しょうがないと思った事でしょう。
話を戻し、
だから、宮崎さんは、佐藤さんを知っていた。
同じく東映で、それなりの有名人、しかも庵野さんとも面識がある幾原邦彦と言う人物の名を、まるっきり知らない訳は無いでしょう。
たぶんピンドラと言うアニメで、どうも宮崎駿さんを暗喩として使っている、と言う話を、業界の誰かに聞いたのじゃ無いのかな?
それで見てみようとなったのじゃ無いのか?
でも、見たとして、ここまで真似るのか?
しかし、そもそも原作物もやる人です。魔女の宅急便とかハウルとか。
それを、自分なりに染め直して構築し直すのが、宮崎駿ですね。
だからたとえイクニ作品が元にあったとしても、それを自分なりに構築し直したのなら、それでOKだったのじゃ無いのかな?
さて、どうでしょうか?
もしそうなら先祖返りですね。
(追加 先祖返りじゃ無かった。先祖に帰った、という事でした)
ピンドラでジブリを暗喩として表し、それが輪わって、戻ってきたと言う事です。
しかもこのタイミング、水星の魔女の後、まさかのジブリ作品で使われた事になる。
そうなら、面白過ぎるのだけどね。
でもやはり、アオサギが一番目立つ所に出て来てるのが、引っかかる訳です。
エヴァではペンペンを一面には出さない。
だから、鳥をかぶった奴が出て来る、イクニ作品が怪しいと睨んでいるのです。
23年12月16日 今更、こんな所に追加
インコ大王たちが出て来るが、なぜインコなのかな? とは思っていました。
その前に、たぶん他でも書いたと思うけど、もう一回言っとく。
インコは動物で畜生界、食べてばかりいたので餓鬼界、そして戦っていたので修羅界です。
つまり仏教の死後の世界だけど、これもイクニ作品っぽいんだよね?(ユリ熊)
インコに戻るけど、インコって、インコ科だがオウム目だったね。
つまり、敵がオウムだと言う事です。
そうピンドラの元ネタですね。
インコ大王達って、最後の方、軍人みたいな動きをしてたと思います(うろ覚えですが)。
これも、亡くなった古き者の亡霊(亡くなっているから、畜生に生まれ変わり、インコです)が敵、だとも取れ、これもピンドラの事です。
うーん? 宮崎駿、ピンドラ見ていると思うのだけどね? どうかな?