号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

16 TOMINOを探すのだ!

アニメ「ピンドラ」の曖昧な考察です。

今までの事を読んでないと、何言ってるか分からないと思いますので、注意です。

「それが分かったとして、だから何なんだ?」と言う内容ではありますが、ずっと考えて来た謎が分かった気がしたので、残そうと思った次第です。

 

本当に人の感想は参考になります。

一人で解決出来る事等たかが知れているので、大勢で助け合いながら解決するのが、何事も大事ですね。

それこそが「ピングドラムを探すのだ」です。

 

ネットの感想で見付けたのが「RE:cycle of the PENGUINDRUM」を見て、「一瞬、GUNDAMに見えた」とありました。

「いや、目の錯覚ではなく、それが正解か……」と愕然としました。

 

ピングドラムを英語で表すと「ペンギン」と「ドラム」で「PENGUINDRUM」と書きます。

ずっとドラム(drum)はなんで付けたのか? と考えて来ましたが、今一納得いく答えが見つかりませんでした。

 

他に事として「エヴァのペンペンは何者なのか?」とも考えて来ましたが、これも分からない。

 

そもそも今回の映画では「PENGUINDRUM」と全て大文字で書いてくる事から、分かってほしかったのでしょうね。

 

そうです。ダジャレであり、おやじギャグ的に、ガンダム(GUNDAM)をもじっていたのですね。

つまり「PENGUINDRUM」(ピングドラム)とは「ペン、ガンダム」で「エヴァのペンペンはガンダムだ」と言う事です。

 

エヴァのペンペンは、赤に白に黄色でガンダムカラーですかね。

ただ、青が無く黒な所とかあるので、別に強くガンダムの暗喩と言う訳でもないのかな? とは思います。

もしくは、たまたま暗喩になっただけなのか?

ただ、たまたまでもイクニさんには、この暗喩が分かったと言う事です。

緑の目もそうで、ⅤガンダムZガンダムも緑の目でしたね。

 

前に言った様に、セカンドインパクトは第二次大戦の暗喩だろうと思っています(正確には日本の事なので太平洋戦争と言う事になる。大東亜戦争と言いたければ、それでも良いけど)

そのセカンドインパクトがあったのが南極です。

南極にいたのがペンギンで、その生き残りがペンペンです。

ペンペンは頭がよく、おっさん。それにガンダムカラーであるので、太平洋戦争勃発の1941年生まれで、生き残ったおっさんの暗喩です。

つまり、ペンペンは富野由悠季さんの事です。

 

庵野さんが言ってたようですが、映画版で総集編のZガンダムを見て、エヴァでも出来そうだと思ったようです。

それでエヴァを、もう一度やり直そうとしたようです。

Zガンダムは最後だけ変えてきました。これこそが「運命の乗り換え」ですね。

富野さんは、間違って作った物を、あらためて作り直したのです。

だから、庵野さんは「自分も、もう一度正しく作り直そう」としてエヴァを始めたのでしょう。

 

ピンドラはエヴァの暗喩です。

庵野さんが、エヴァの運命の乗り換えの為に必要だったのが「劇場版Zガンダムを見る」と言う事です。

だからピンドラでは謎の言葉「ピングドラムを探すのだ」となるのです。

ピングドラムが、ペンペンの事であり、ガンダムの事であり、富野さんの事なので、それを探しだす事が、エヴァの運命を乗り換える為に必要だ、と言う話だったのです。

 

ピングラムのペンギンはペンペンだろう、とは思っていましたが、これでやっと全て繋がった気がします。

いやあ、本当に疲れるアニメですね。

 

そして「水星の魔女」がガンダムなのは、やはり面白い訳です。

先祖返りと言うのか? はたまた未来に進んだのか?

「ちょっと違う世界線が、本当にあったんだ」と気が付いた位の、面白い事態ですね。