号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

生存戦略

「水星の魔女」最終回見ました。

 

うーん、うーん? どうなんだ?

 

たぶん続ける気があると思うのだけど……どうでしょうか?

きっとまだ決まってないだろうけど、個人的には続きをやるのなら、映画版として三部作でやってほしいけどね(前言った様に、総集編な気もするけど)。

 

何かそれっぽく綺麗に終わっているけど、何も解決できてない気がする。

これは個人的な問題なのだけど「結局どこの暗喩なんだ?」ってのが引っかかる(個人的には予測はしてるけど)。

だとすれば、まだ続けるのだと思う。

そうして、だとしたら、やはりこの後の予想は言えないのです。

 

白き機体に、エアリアルの部品がくっ付き、強くなる。

あのシーンで「せいぞーん、せんりゃく~!」と叫ぶのが正解です。

あれ、虹色だけど、所々ピンクに光ってますよ。良く見て。

 

ユリ要素は「ユリ熊」から、最後の白い機体は「ピンドラ」から、もちろん色々「ウテナ」からだし、最後のニカが髪を切られ刑務所らしきところから帰ってるのが「さらざんまい」です。

気が付きましょう。

 

ちなみに、最後のキャリバーンの虹色は、エヴァのプラグスーツも係っていると思います。

 

プロスペラはエルノラでしたね。これは間違ってました。

しかし、これは嫌な間違いです。

つまり、つまらない方になっているのが分からなかったので、逆切れして「何やってるのだろう?」って思います。

 

個人的にイラっとしたのが 最後「キャッチャーインザライ」を入れてきた所です。

これが、良い物だと思っていれてきたのなら、イラっとします。

キャッチャーインザライを入れて来る奴に、まともな奴なんていないと思っているからです。

だからこそ、まだ続ける気があるのじゃ無いのかな? と思う訳です。

これがまだ途中なら、これでも良いでしょう。

つまり、これが逆張りなら、これでも良いと言う事です(何言ってるか分からないかもしれませんが、ごめんなさい)。

(前にも言ったし、これは私の勘だけど、イクニさんはキャッチャーインザライを入れて来たアニメ「東のエデン」が気に入らないと思っています。そして個人的には「東のエデン」も「天気の子」も気にいりません)

 

個人的に、綺麗に終わった事自体は好感が持てます。

ただ、続ける気が合ったのなら、綺麗に終わる必要もなく、だからどうなのだろう?

 

逆に続ける気が無いのなら、今一何をしたかったのか分からないのです。

 

何か、色んな人の思惑が混ざり、だからいびつな怪物、キャリバーンが、また生まれたような不気味さが、垣間見えるのです。

まだサンライズの怪物に、翻弄され続ける気なのか?

戦いを止めれないし、死ねないサンライズの呪いが、何も解決されてないのです。

 

でも、もう一回言うけど、これが布石ならこれでいい。

そして、そうでもないのなら、最後は残念な作品だった、と言う感想で終わるのです。

 

どうもこの作品は「生存戦略」だった気がするのです。

さて、どうでしょうね?

 

ちなみに、プロスペラは、結局エヴァのゲンドウだった気がします。

頭の紋章みたいの、たぶんだけど、ナウシカの紋章からだと思うけどね。

 

もっとちなみに、

途中間があったので、最後までは結構長い作品になりました。

なのにピンドラとの関係性を言う人が現れない。

まだまだ闇が深い。

これがメタ的な感想になります。

 

結局、本当の答えはまだ分からない。

続くかもしれないからです。

だから、褒めるのにも、けなすのにも、歯切れが悪い事しか言えません。ごめんなさい。

そして「まどマギ」はどうするのだろう? って感想で閉めさせてもらいます。

 

23年7月4日 追加

 

何かうろ覚えで話していて、申し訳ない。

水星の魔女のフェスが、8月に開催でしたね。

一か月も経って開催される、終わったアニメのフェス。

普通に考えれば、ここで続編か? もしくは映画化の話が出る筈?

たぶん総集編映画じゃ無いのかな?

 

もしここで何も出なかったら、私ならどうしてたか? を書こうと思っています。

これはつまり、間違っていた予測、と言うやつです。

これが間違って無い事を願うのですが、もっと言うと、この予測を超えてくる事を願っているのですが、そんなものは滅多に出会えませんね。

 

内容の事、

確か、ずっと言い忘れたと思うけど、スレッタの学校でやりたい事リスト、あれってピンドラの運命日記ですね。リンゴが持ってたやつです。

 

ミオリネ結婚エンドでしたね。

だとすると、結局ミオリネってなんじゃいな? となるのですが、一周周って結局始めの考察通り「ガンダム」の事かもしれない。

富野さん事レンブランの子供であり、誰が手に入れるか競い合う物、つまりガンダム自体の事じゃ無いかと、元の考えに戻ってきました。どうだろうか?

で、そうなると、出て来ない母が、安彦さんです。

 

富野さんが帰ってくる所で終わり、スレッタが怪我から復帰する所、そして学校を作った後が終わりごろの時間軸です。

だとしたら、やはり2006年前後の話だった気もします。

ただ、結局は、時間は大体であり、その流れでやっただけ、の気がしてきました。

つまり、そうだとしたら、あまり面白くはない。

 

ケナンジが結構良く出て来るので、なんだろう? って思いました。

今更ながら、wikiで見たら、佐藤順一さんが、始め「魔女の宅急便」の監督候補だったそうですね。へー。

その後、立場上仲間を見捨てられなかった為、東映から抜けれなくなり、監督を断ったのだそうです。

その後監督になる筈だったのが「この世界の片隅に」の片渕さんですね。それもスポンサーが嫌がったのでボツになったようです。

佐藤順一さんに片渕さん。この名前がジブリ関係の監督候補で出て来る当たり、面白過ぎます。現実とは小説より奇なりですね。

ちなみに私は、ケナンジが佐藤順一さんだと思っています。

 

さて、あとは8月のフェス待ちです。

どうか、映画をやって下さいと、願うばかりです。

 

23年7月5日 追加、しつこくてすみません。

 

そう言えば「クワイエットゼロとは、何もなかった静かな2000年の事かも?」と私は始めは思ったのを、思い出しました。

これは、スレッタが「水星に学校を作りたい」と言ってたので「カラーを作るのが最後だろう」と私なりに理解して、その前だとしたら2000年ころの話なのかな? と思ったからでした。

 

つまり、これもまた、結局始めの考察が当たるのかな? って事です。

この自分の考察を信じて、2000年の話だとします。

そうすれば、謎の言葉「21年前」の意味が通ります。

2000年の21年前とは、そう、1979年の事です。

 

1979年に初代ガンダムが始まります。

そして1979年が「ルパン三世カリオストロの城」の公開です。これは興行的に失敗した作品でした。

 

初代ガンダムも実は失敗で、途中打ち切りです。

しかし、終わった後にジワジワ人気が出て、81年には劇場版がやります。

この事を水星の魔女で表すと「デリングがヴフォールクバング襲撃で無茶をした。そしてその後偉くなった」と言う事であり、これがガンダムの暗喩だとも取れます。

 

同じく宮崎駿は同じ1979年に失敗した、って事が逆に、フォールクバング襲撃された側……って事なのかもしれないけど……ルパンもやがて面白さが認知されて行くんだよね。

だとしたら、やはり、おかしい訳です。

これは作りで失敗したのか? 上手くなかったのか? もしくはわざとか? って事になり、わざとなら、わざとやった意味をだすのだろう? って事になるのです。

 

ただ、自分でやっていて「やはり年代とその暗喩は、どうとでもなるな」って言うのが本音です。

前にも色々年代を暗喩的に判断しようとして、それで結構上手く行ったように思えたけど、今思うと「それもどうかな?」と思えるので、結局は「どうとでもなるので、分からないな」と言う事になっています。

 

だからこそ、スッキリした答えが欲しいのだけど、それが無い。

これは、一つは「私が分かってない」可能性がある。

もう一つは「作りがあまり上手くないから、分からないだけ」の可能性もある。

もう一つは「そもそも、そこまで細かくは考えていない」と言う可能性すらあります。

 

これらの事を踏まえると、やはり「ピンドラ最高」って事です。「田園に死す」も最高です。「8 1/2」も最高です。

なぜなら、分かれば(ほぼ)スッキリする作りになっているからであり、だからこそ、ちゃんと作りこまれている、と言う事です。

やはりこれらには、かなわないのですかね?

 

 

そして、とりあえず落ち着いて、内容を思い出します。

 

戦争シェアリングとかありました。

それを止めようとする物語でもありました。

これがガンダム自体の暗喩です。

バンダイサンライズも、ガンダム世界での戦争で金儲けしている。戦争や戦闘が続く事で金を稼げる。この事の暗喩です。

それを、いい加減止めるように考えても良いのじゃ無いのか? と言う提言でもあります。

だから最後戦わず物語が終わる。

つまり、これが「戦い続けるサンライズの呪いに打ち勝つ方法」であったとも、取れます。

 

最後、戦わないのはピンドラと同じです。

戦って勝つ事「だけ」が決着ではない、と言う話でした。

 

最後も「まだ終わってない」ように見せるのも「まどマギ、叛逆の物語」と同じです。

「終わってないと見せながら、実は終わっている話だ」とも取れるのです。

 

これらの「陰に隠れた良い所を、ガンダムと言う舞台で上手く使った話」とも取れるのです。

 

だから、本当なら褒めるべきなのだろうけど、どうも上手くないんだよね。

元にピンドラや叛逆の物語などの、とても良く出来た作品があるからこそなお更で、どうも感動が無い。

 

それに、ピンドラからの流れからのガンダムと言う、裏も、そして表も、もっともっと面白くする要素があったからこそ、どうも残念に思えるのです。

 

アニメの方のマギレコもそうでしたが、それだとただのファンレベルです。

それこそ富野さんみたく、他の作品に食って掛かり、飲み込んでしまおうとすらしているような、勢いがないのです(それが上手く行ったかは別として)。

その勢いの中で出て来たのが(実は怪作)「逆襲のシャア」だった気がするのです。

 

あまりにも良い物と比べ過ぎで、酷な気がしますが、その可能性がある作品だったとも言えるので、そこは褒めるべきかもしれません。

しかし「もっと」あったよな。そう思えてなりません。

 

やはり生存戦略なのでしょう。

作家として生き残ろうと、もがいているように見える。

逆シャアの様に「一度死んで、しかし生まれ変わるぞ!」と言う富野さんには、まだ届いてない気がするのです。

 

 

2023年7月5日 もっと追加

一応テレビ版最後なので、残った気付いた事を羅列してます。

まとまりがないですが、ご了承ください。

 

ペイル社とはなんだろう? とはずっと思ってました。

今一良く分からないけど、可能性がある物を書いておきます。

 

元々、最後にファラクトが係ってきたので、思たよりペイル社は大事なんだな、と思った次第です。

ファラクトからは良く分からないのだけど、歴史に影響が大きいロボットアニメで頭に浮かんだのが「マクロス」です。

庵野さんも係わっているし、ガイナックスの皆も係わっているようです。

しかもナウシカより前だし、ガイナックスが出来るよりも前に係わっていますね。

 

マクロスだとしたら、たぶん「スタジオぬえ」でしょう。

 

ペイル社のおばさん四人衆がいます。

いくつかの動物が合わさったバケモノが「ぬえ」です。その事でしょう。

最後にまた、四人が普通のおばさんになって出てきて、この時も真ん中に青いバラでした。

青いバラは「存在しない物」の事だとは、前に言いました。

この四人は「スタジオぬえ」の誰かではなく、あくまで象徴的に「ぬえ」自体を表したもので、存在はしないと言う事でしょう。

悪い役なので、実際の人は置かなかったのだと思います。

 

私は4号は庵野さんの奥さん安野さんだと思いましたが、こう考えると違う気がしてきました。ただ誰かは分かりません。

マクロス時代に、庵野さんがお世話になった誰かがいたと思うので、その人の事かも知れません。

 

で5号はだれなのだろう? って事になります。

でも他の事から考えると、樋口さんしかいないと思うのだけど、樋口さんはぬえにあまり係わっていない気がするのですが、どうなのでしょう?

ただWikiによると「さよならジュピター」とか、まるっきり関係がない訳でもない様なので、あってるかもしれません。

 

2023年7月6日

暗喩の話です。

 

最後プロスペラが車いす姿で、ウサギみたいなワッペン付けている。

あれは、ジジか、トトロか、ブタでしょう。

 

ゴドイは誰か? 鈴木敏夫さんです。

 

エリクトは?

ピンドラの桃果がアニメの事だと思っています。

だからエリクトもアニメか? もしくはロボットアニメの象徴かもしれない。

 

ただのアニメなら宮崎駿が手に入らない物ではない。

しかしロボットアニメだとしたら、確かに庵野さんの方が、より高いレベルを手に入れた気がするのです。

 

カルドナボとは? これが手塚治虫なのかな?

ロボットの平和利用を促す(鉄腕アトム)。

しかしそれをぶっ壊し、人気を得て、戦いをずっと始めるのが富野さんです(ガンダムの事)。

宮崎駿に先生と言われる存在何て、手塚治虫位だしね。

 

結局、キャリバーンがエヴェでしょう。

エアリアルガンダムで、だから最後スレッタは乗らない。

エアリアルガンダムの要素を付けた怪物、エヴァを操るのが庵野さんだと言う事です。

 

23年7月7日 七夕です。

 

アニメ「マギレコ」の七夕にかけたヒント、上手かったなあ。あの辺の謎かけは、泥犬さんは天下一品でしたね。

 

水星の魔女に戻り、色々考えてみたら、やはりこれで終わりな気がしてみました。

もっと正確に言うと「これで終わりだと思って、描いている」のだと気が付きました。

それに終わり方だって、私が文句を言うほどおかしくもない。

 

じゃあ、なぜ気に入らないのかと言うと……それは前言った様に、ピンドラとガンダムが係っている物語だからです。

つまり、今更この程度では感動できない。

 

アニメ「マギレコ」は正直色々気にいらなかったです。

でも初めに言った様に、裏にかけた暗喩などは、とても上手かったです。

 

物語の表で言うと、宮崎駿にかなわないのはしょうがない。初代ガンダムにかなわないのもしょうがないか。

まどマギにもピンドラにもかなわないのも、しょうがないのか?

やはり、まだやり方あったよな?

 

まあ始めからここで終わる事を想定していたとしても、まだ出来るでしょ?

だから映画版やりましょう。やはり、そう願います。

 

23年7月9日 最後なので、まだまだ行きます。

 

シュバルゼッテのゼッテはフランス語からで、女性系の物に付ける呼び方です。

ではなぜあの内容で、女性なのか? ってここを読んでいる方には分かっているだろうけど、セーラームーンですね。

だからラウダが銀河美少年だとは、前に言いました。

 

シュバルゼッテのあの剣の様な武器は、ガーディアンと言うのだそうです。

これも、なぜこの名前? って思いませんか?

あれは分解すると羽が四枚ですね。

Wikiによると、セーラームーンがプリンセスセレニティの生まれ変わり。

アニメ版だと、基本の五人の残り四人が、セレニティを守る四守護神の生まれ変わりです。

だからガーディアンはこの事ですね。

 

さらに勘ぐり、ガンビット状になる残りの部品二つが、ウラヌスとネプチューンだと思います。

ウラヌスのバンクを演出したのが庵野さん。

そして声優がシンジ君役の緒方さんでしたね。

この部品二つ、対になっていて合わさって使われる。下ネタですね。

 

そして、前に言った様に、ファラクトはマクロス関連だろうと思います。

ファラクトとは?

なんとなくは思っていたのだけど、やはりそうでした。

ファラクトは、マクロスファランクスからですね。

ネットで調べると、学生時代の庵野さんが書いたシーンで有名なのがファランクスが出て来るシーンなのだそうです(関係ないけど、この時のファランクス青色ですね。そんなのもあったのか)。

これも庵野さんの事だと知らないと、一生分からない要素です。

 

最後はファラクトとシュバルゼッテとエアリアルがキャリバーンと合流する。

つまり、マクロス要素とセーラームーン要素とガンダム要素と、たぶんエヴァが加わり、何かを成し遂げる、と言う話でした。

エアリアルガンビットがキャリバーンに付くのも同じです。ガンダム要素がくっ付いたエヴァが最強だと言う事です。

何かをなしたが、死にかけ、体を壊すのがスレッタです。これもエヴァ後の庵野さんの事ですね。

「スレッタだけがパーメットレベルをあげられる」と言うような事をプロスペラが言ってましたが、宮崎駿富野由悠季も、ロボットアニメとして、たどり着けなかった所にたどり着いたのが、エヴァを作った庵野さんだった、と言う事です。