号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

アルジャーノンに花束を

ウクライナの事です。

もう、何度も同じ事を言っているので、言うのを止めようと思ったのだけど、我慢が出来ず書きます。

文句多めです。それでも良かったら聞いて下さい。

 

プリゴジンプーチンと会っていたと、ニュースに出てきてます。

この事で、ニューズウィークとかBBCさえも不思議がっています。残念です。日本だけがボンクラかと思っていたら、世界規模でした。

 

何度も言ってるけど、今回のウクライナ戦争は、今までなかった事です。

少なくとも、表向きにはそう見えるのと、近年、しかも大規模の物ではなかった理由で始まった戦争である事は、間違いが無いと思います。

 

この戦争は、世界規模の問題である。

だから、世界中で、識者、専門家、頭が良いと思っている人達が、みな声をあげてしゃべりだしました。

 

しかし初めての内容の事です。

だから皆が横一線でスタートを切る。情報も一般人が得られる物は、ほぼ同じでしょう。

だから「基本の考える力が、世界規模で試される」という、珍しい事が起こったのです。

 

で、結果どうだったのか? と言うと、私には残念な結果でした。

世界規模で、頭が良いと思っていた人たちは、ただ情報を知っていた人達であり、ただの「知っている人達」だったのです。

 

つまり基本の考える能力が優れている人などいなく、ただ学んでいたので、人が知らない事を言える人達だった、と言う事です。

 

例えば、医療の話を言うにしても、医者として学んだ人でないと言える事は限られます。

だから、医者だからそれが言えるのか? 頭がいいからそれが言えるのか? は素人では判断が出来ないと言う事です。

 

この「学んでいたから言えた」と言う人が、ほとんどだったのが分かったのが、今回のウクライナ戦争です。

世界的に初めてであり、皆が同じスタートから考える物で、これを説明できる人がいなかったからです。

 

ちなみに、この話は「私の考えがあっている」事を前提に話しています。

そもそも、私の考えが外れている可能性もある事は、正直に言っておきます。

ただその時は「私が知ったかぶりの馬鹿だった」だけの話であり、私が勝手に落ち込めばいいだけの話です。

 

しかし逆に私の考えがあっていたとしたら? その時は、世界中で馬鹿丸出しだったのが、露呈した事象だった、と言う話になります。

この時は、世界に対し、皆が落ち込むことになるでしょう。

 

私の考えでは、今回の戦争は「プーチンのロシアでのクーデター」だと思っています。

プーチンが国を奪うために、プーチンに敵対できる唯一の敵、ロシア軍を、弱めて分解して手中に収めてしまう事を、狙ったのだと思っています。

 

そしてプリゴジンの反乱も、ただのプーチンと共謀してのざれ事であり「国内の敵のあぶり出し」だけだったと思っています。

 

さて、問題はどこか? と言うと、この私の考えがあっているか、どうかではなく「この可能性を考えられない」事です。

もしかしたらAかも知れないが、Bかも知れず、いやCかも知れない、といくつか可能性を考えて置き、結果から当てはめて「どれが一番可能性が高いのか?」と考えて行く事が大事なのです。

それが出来てない。

 

さっき言った様に「プリゴジンの反乱はプーチンの自作自演だろう」と言う可能性は、考えられる事です。

そしてその後に結果から「この可能性が高いな」と、その時点での、正解の可能性が高い事を頭に入れておく事は出来るし、そうしないといけません。

 

しかし「プーチンの自作自演」と言う、大して難しくもない可能性すら考えれない人達だらけだから、馬鹿丸出しの答えしか言えないのです。

 

ただ注意として「どこまで言っても、可能性が高い答えでしかない」事は頭に入れておくべきです。

100%の答えは無いと言う事です。

プリゴジンの反乱はプーチンの自作自演」と言う可能性は、段々高まっていると思いますが、それはどこまで言っても「その可能性が高い」でしかない。

それを見誤ると「策士、策に溺れる」事になるので、注意です(ちなみに、私はやりがちです)。

 

ちなみに、私の考えが合っていたとしたら、アメリカは分かっています。

すでに世界の軍部も知っている。

だから世界で主流な政治家も知っている。

彼らは、素人だと手に入らない情報が入るから、知っている。

それに彼らは、普通の人だと気にしない、珍しい心理戦を学んできた人達だから分かっている、とも言えるでしょう。

しかしそれが合っていたとしても、アメリカは言わないでしょう。

それを世界が知り、ロシア国民が怒り、プーチンが追い詰められたら? その時は核を使うかもしれないのです。

核使用はプーチンの脅しではなく、ただの事実です。

だから核を盾にして閉じこもったプーチンの勝ちです。それが嫌な結果でも、事実は事実です。

 

核を持たれたらおしまい。この事をアメリカは強く思った事でしょう。

だから北朝鮮は今だに核実験はしませんね。

核実験をしたらやばいぞと、中国かロシアに脅されているのでしょう。

もちろん中国を通して脅しているのは、アメリカでしょうけど。

 

さて、日本のマスコミは、新しい事には、相変わらずダメダメです。

しかし日本の識者もダメダメだし、世界を見てもダメダメです。

もちろん、私の考えが合っていたらの話ですが。

合っていたのなら、私は「こんな世界に生まれ育ったのか」と、この年で始めて気が付いた事になります。

 

さて、世界がボンクラなのか? 私がボンクラなのか?

どっちであっても「分からない方が、私には幸せだ」と言うのは、間違いが無さそうです。