号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

ウクライナの細かな事 3月22日

22年 3月 22日 22時ごろ

 

ウクライナの事です。

現実は小説より奇なりですね。

この世界的現実問題だと考える事が多いし、鍛錬になると思います。

今までの勉強した事だけでは答えが出ないものだから、基本の考える能力が試されるからです。

 

ぜレンスキー大統領は「ロシアとの妥協を受け入れるかは国民投票をする」とのような事を言ったようです。

これの意味する所は完全には分からないのだけど、一つは「民主主義国家として国民に主権がある」と言いたいのだと思います。

これを言い換えれば「ロシアなどの独裁国家とは違い、民主主義国家の仲間だ」と言う事でしょう。

でもネット上の皆が言うように、この様な状態で国民投票など出来るわけがないのです。だから「この様な状況を作ったのがロシアであり、もう妥協も不可能だ」と言う意味もあるのでしょう。

とは言え、わざわざ国民投票を言ってくるのだから、たぶん「国民が許せば妥協もありえる」とも思っていると思います。

 

では実際どうするのか? 来年くらいまでこのチキンレースを続けるつもりなのか? 来年でもまだプーチンチキンレースを続けるかも知れないのに。

出来ることと言えば「ゼレンスキーが、クリミアやロシア人が多い地域の独立を認め、責任を取って大統領から降りる」くらいでしょう。

その後落ち着いたら、国民の意見を効くために大統領選挙でまたゼレンスキーが出ればいい。やった事が支持されれば再選するでしょう。

ちなみに、そうなった時はゼレンスキーは勝たなくてはならない。なぜなら大統領選挙で負けたら、プーチンの思い通りに全てなった事になるからです。

 

プーチンは一度言ったことは曲げない人らしいですね。

一度言ったことを曲げない人は、まずバカです。

しかしプーチンが上手いのは「これを信じ込ませている」という事です。

たぶん曲げなくてもいい事だけを、よく考えてから言っているのでしょう。だから曲げなくてもいい。

そしてこれを信じ込ませたのなら、相手に「プーチンが妥協をすることはない。時間の無駄だ」と威嚇が出来るのです。だから上手い。

ちなみに「プーチンは曲げない」と言っている人にいいたいのは、プーチンの思惑通りに流されているので、恥じ入りましょうという事です。

 

そもそも出来もしないことを言う人はバカですね。

オバマ大統領は「シリアで毒ガス使用はレッドラインだ」と言っておきながら、実際使われたのに行動をしなかった。だからバカですね。出来ないことは言わないことです。

だから今回バイデン大統領は「毒ガス使用はレッドラインだ」と言わないようですね。参戦が出来ないからです。

ただアメリカは「ロシアが毒ガス使用を考えている」としきりに言うので、たぶんロシアは用意はしているのでしょう。

そしてロシアは西側の様子を見ている。もし使ったら参戦するだろうか? と。

だからここは強く言っとかないと、シリアのように使うかも知れない。

「脅し文句は、いざという時本当にやる気が無くては効かない」と言う事です。

 

ただ「出来ない時は、自分ももう終わりだ」と言うのがあれば出来ない嘘を言ってもいい。

プーチンが核で脅しているけど、もし撃つ気がなくても撃つような時はそもそも自分が終わりだから、出来ない嘘でも構わない、という事です。

 

そしてゼレンスキーですが、始めから「領土の妥協はしない」と強く言ってましたね。あれは失策です。出来ないことは言うべきではない。

ロシアはこのまま停滞して数年いるかもしれない。ならウクライナのほうが死んだも同然です。それでも領土の妥協をしない気なのか?

たぶん始めは余裕がなかったので、国を鼓舞する事ならなんでも言おうと思い言ったのかと思います。ここにプーチンとは違い、若さが出てしまいましたね。

 

さて、ちょっとここからは予測ではなく、妄想に近い内容だと初めに言っときます。

前にプーチンに息子が入れば、やっている内容が違っただろう、と言うような事をいいました。たぶん資本主義のままで頑張ってやっていこうとしなかったかな? と思えます。

しかし娘がいます。

そして孫がいますね。分からないですが、この孫が男の子かもしれない。(たぶん今10歳くらいでしょうか?)

私は、プーチンは最後に自分の能力を試したかったのかな? と思いました。69歳でこの挑戦に出るのが今一分からなかったからです。

もちろん、前に言ったように最高権力者から降りれば破滅が待っているので、それを避けるための行動でも理にかなってはいます。

しかし他にないのかな? と思うのです。ちょっと冒険しすぎだからです。だからこそ他の意味があるのかと思ったのです。それが人生最後の自分の能力を試したかったのかな? という事でした。

しかしです。もしかしたら孫のために自分の国を残そうとしてるかも? と思えてきました。

北朝鮮がそうですね。息子や孫が継いでいます。ならロシアだってそうだっていいだろう? とプーチンが思っても自然なことのように思えます。

息子はいなかったが、孫がいたので、最後に暴挙に出た可能性もあるな、と思えるのです。

 

それが答えならバイデンの最近の強気の発言も分かるのです。

バイデンがこの事に気がついたのなら、孫のいる世界を壊すことはしないだろう、と言うのが分かるからです。つまり核は使わない。

バイデンがおじいちゃんだからこそ、孫を思う心が分かるし、そのためにする事も、しない事も分かるのです。

私の考えがあっていて、プーチン社会主義国家で独裁国家にしようとしているのなら、世界から孤立することを願っている。

つまり外の世界が全て敵でもいいばかりか、敵のほうがいいのです。それで対抗するためにも国に閉じこもり、強いリーダーがずっと必要になるからです。

つまり外に敵がほしいのがプーチンです。だからこそそれが分かっているバイデンや他の国たちも敵になろうとしているのでしょう。皆段々強気な発言になってきました。

これは自国には強いリーダーのように見せれるし、プーチンに必要なのは敵ならロシアを本当の敵に回すこともないし、プーチンが核を使わないのなら恐怖もない。

だから強く言うのが、両国の宰相にとって最高の状態なのです。くだらないパフォーマンスですけどね。

 

ちなみに、もしこれがあっていたら「最後は豊臣秀吉のようになりそうだな」と日本人には思えるのですが、どうでしょうか?

 

最後にくだらないけど気になったことを書きます。

ウーマンラッシュアワーの村本さんが「NATOの首脳がプーチンを、ギューッと抱きしめてやれば解決する」と言うような事を言ってたようです。

まったくバカ丸出しだけど、一部には一理あります。

村本さんは「元々一本の線なのに、かってにからまって複雑にしてるだけだ」と言ったようです。これはあっています。だから一理ある。

複雑そうに見えて、基本は単純だったりします。だから考え過ぎも良くない。

だけど浅い言葉だね。

せっかくなので、この線理論に乗っかります。

一本の線であっても、からまった物って簡単には取れませんよね?

からまっているのに「元は一本の線だ」と言って強く引っ張っても取れないばかりか、強くからまるばかりです。

複雑にからんでしまったものは、複雑に解こうとしないと取れないのです。

だから元は単純でも、単純で無くなった時は、もう単純では解けない。

だからこそ、全ての物は複雑になる前に解決しないと行けない。一本の線だったのなら、複雑に絡む前に引っ張って置くことです。

これが戦争前のウクライナですね。戦争前だったら各国だって今より痛みが少なく、しかも簡単に解決したのにね。

でも出来ないのが人です。

線が何十億本もあり、しかも国という束でまとまっている。それを全てからまないように見ておくことは不可能です。

だからどうしても複雑になってしまってから解決方法を探す必要がある。

村本さんが「複雑にからむ前になにかしとくべきだった」と言えば分かるけど、複雑になった線を引っ張って解決しようとするのは、ただのバカですね。

 

村本さんは前から「それらしい事」を言う人ですね。

カズレーザーさんも「それらしい事」を言う人です。

田村敦さんは「それらしい事」さえ言わない人です。

岡村さんは「聞くだけ無駄な事」を言う人です。

松本さんは、お笑いネタと違い「ひねりのない事」を言う人です。

彼らの本業はお笑いです。

彼らにお笑い以外の事を聞くことは、道行く人に聞く事と大差がない事に注意しときましょう。