ウクライナの街、ヘルソンから撤退すると言うロシアからのお知らせが出てますね。
相変わらず、喜んでいるのは日本人です。
マスコミもそれの乗っている様な論調だし、マスコミの出ている自称プロとか言う人達も、信用してるようです。
ここに来ても、まだロシアからの情報を信用して喜んでいるのでしょうか?
そもそもずっとウクライナ側は疑っています。
前線にいて情報を持っているウクライナが疑っている。
実際そこで戦い死ぬ可能性がある彼らは、誰よりも情報を精査してるので、その彼らの言葉を信用しないのかな?
アメリカはウクライナに武器も渡しているから、ウクライナからの情報が入っているだろうし、自分からもウクライナに情報を渡している。
つまり、ロシアからの情報など信用して無い事でしょう。
ただ、まだ分からないのは事実です。
思ったよりグダグダで、市街戦すらできないのなら、ヘルソン撤退もなくはない。
しかしそれは、ロシアはもうやばいくらいの弱さになっていると言う事です。
だとしたら確かにうれしい情報でしょうけど、そうかなあ?
そうだとしたら今の停滞している戦況が嘘っぽく見える。
停滞していると言う事は、ロシアが「やばいくらい弱い」と言う事は無いだろう、と言う事では無いのか?
そもそも、うさん臭いのは、なぜ大きな声で撤退を言うのか?
それを嘘っぽいと思わない日本人はなぜなのか?
静かに撤退すればいいじゃないか?
一つ考えられるのは、最後はヘルソンを守れる事は無いだろう、と思っていると言う事。
だから今のうちに言っておくのでしょう。
もし攻められて、ヘルソンを取られたとしても「撤退した後だから」と言いたいのかと、思います。
つまり「負けた」のではなく「撤退したのだ」と今のうちに言い訳を入れておきたいのでしょう。
だとしても、本当に撤退する事はないのです。
もちろん勝てなくてもです。
大事なのは、グダグダのひどい市街戦になり、ウクライナはもちろん西側各国が「もうこんな戦争に加担したくない」と思わせる事です。
だから勝てなくても良いので、私がプーチンなら、どこまでも市街戦をやりますけどね。
アメリカも馬鹿じゃないので、その可能性は知っている。
もしくは情報から「その事実」を知っているかもしれない。
だからアメリカから情報も得ているウクライナは慎重なのでしょう。
ロシアはもちろん、アメリカからの情報も、出て来たからには意味があるのです。
意味が無いのに言う事は無い。
それは不自然なら気にするべきです。
何を思わせたくて、それを言うのか? をよく考えましょう。
ちなみに意味がある事を言う、のはもちろんなのだが、その意味が大事です。
その組織にとって、何も必要もないばかりか、損しかない事だって言う事がある。
それは、その組織に関係している誰かに為になる事を言う時です。
つまり国会議員なら、党にとっても、もちろん国にとっても損しかなくても、献金してくれる人や応援してくれる組織の為に、言葉を言う事がある。
そしてそれは、その組織(組織が大きくなれば国)にとって、損しかない事を言う人や、やる人がいると言う事です。
今の統一教会の自民党の態度がそうですね。自民党にとっても国にとっても、なにも得が無いのに行動が出来ないのです。
こういう状態の時は、組織を壊します。組織が国なら国を壊します。
そう言う事を昔からよくやるのが日本です。国でも会社でもです。
最後は自分にも帰ってくる損失を、回避できなくなるのが日本のお家芸ですね。
アメリカもプーチンも、少なくとも自分自身は得になる事を言う。
(良い悪いは別としてだが)だからまだまともな国です。
日本は、後で自分自身も不幸になる事でさえ回避できない国です。
意味が無い事を、回避できなくなるのがこの国です。
それは二次大戦からずっとそうです。
どうも、姑息なプーチンやアメリカを見ていると、それでもまだ「日本よりはまともな所がある様に見える」のが気になります。
プーチンを見て狂人だと思っているでしょうけど、彼は自分自身は守ろうとしてる。悪人ではあるけど。
自分自身すら壊そうとして来る日本の方が(あくまで部分的には)危ない国だと思うけどね。
2022年11月12日 責任とって、追加
いや、これはもう分からないな。どうやら私は間違いましたね。
州都ヘルソンが何事もなく取り返せたようです。
つまり、ロシアはもう守る事すら出来ないのか?
よほどのことが無い限りは戦うと思ってしたが、何も出来ない位弱ってるのかな?
泥仕合の市街戦をやってくれる兵士が、いないと言う事だと思います。
ロシアが何と言おうと戦時中です。
それが「もう駄目なので撤退する」と大々的に言い出し、本当に2日で撤退しました。
戦時中ですよ? 何やってるの?
ただ、ウクライナは「私服着て市民にまざっているロシア兵に対して、投降を誘っている」ようです。
だから、内部から壊そうとしているとも取れるけど、そう上手く行くのか?
ロシアは、単純に普通には戦えなかっただけかもしれないけど、こうなると、もう戦う気はないかもしれない。
そうなると、もはやプーチンの目標は達成されたのかもれない。
もうなるべく損害を少なくしながら、時間を稼ぎ、少しずつ取られて行く気なのか?
前に言った様に、プーチンにとってクリミア以外はいらないでしょう。
だから、取られて行く気かな? とは思っていたけど、ヘルソン守らないんだ。
プーチンの行動は、結構露骨なのか?
何度も言うけど、単純に兵器も士気もなく、戦えないだけかもしれない。
しかしここで市街戦をする事が、ロシアにとってアピールになると思っていたので、ダメでも粘ると思っていた。
しかし粘らない。粘れないのか?
でも、もうアピールすらする気も無いのかな?
つまり、もうプーチンにとっても、どうでもいい戦争かも知れないのです。
じゃあ、あとはダラダラ続けて、少しずつウクライナが取り返す、と言うのが何年も続くのか。
元々ウクライナにもロシアにも、何も意味のない戦争だったけど、今やプーチンにとっても大して意味のない戦争なのかもしれない。
国内の敵を葬り去るか、国外に出してしまい、独裁国家樹立が目標だったら、成功したのでしょう。
全ては24年のロシア大統領選挙で分かりそう。
しかし実際は、プーチンが大統領を続けるだけで、何事もなかったかのように時が流れるかもしれない。
私が間違えた理由の一つとして「意味がある戦争をしている」と思ってしまった事ですね。
ずっと「この戦争自体は、意味が無い」と言っておきながら、面白い方向に勝手にその場その場で考えを変える事が、間違った原因です。
ただ、言い訳としては「全体に意味が無くても、部分的にはまだ意味があるのか?」と思っていたと言う事です。
面白い方向に考えすぎるのは、私の悪い癖です。策に溺れがちです。気を付けます。
ただこれではっきりしたのは、併合した筈の四州の州都を取られると分かっても「核は使わない」と言う事です。
つまり「どんどん攻めてこい」と言う事でしょう。
まだ戦争自体は止めたくないのでしょう。
しかし、もう無理が出来ないのと、無理をする理由もないのでしょう。
取られたのではなく、撤退したと言う事により「核を使わない理由を正当化した」とも取れます。
ただこれで、やはりプーチンにとって「併合した四州は、ロシア国内ではない」のでしょう。
危ないおかしな思想が、プーチンにはあると思われてます。
おかしくても、信念があると思われてます。
しかし、思想も信念も、何もないのが分かった気がします。
私がプーチンなら市街戦をする、と言いましたが、やはりプーチンと私は違うのですね。
彼にはどこまでも、理想なんかないのでしょう。
何もない男が、ただ平然と論理的に自分自身の為だけに、ゲームをしていると思うと、それはそれで気持ち悪い事態ですね。