号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

ウクライナの細かな事 4月15日

22年 4月 15日 22時ごろ

 

ゼレンスキーがドイツに文句を言ってるようです。

「どうしたら他人の流血で金儲けが出来るのか?」等の事です。

ドイツがロシアから原油などを買ってる事に対して苦言をていしているのでしょう。

ウクライナにしたら、国民が亡くなって行ってるのだから、そう思う事でしょう。

自国の為にも、この様な事を言うのも正しいでしょう。

でもドイツにはドイツの事情がある。

 

ドイツは反原発ですね。だからエネルギーを他国から買わないといけない。

急にやめろと言われても、かえがきかない事でしょう。

国民に急に石油もガスもなくなりました、とは言えない。たぶん政権が持たない。次の選挙でどっちみちその人らはいなくなる。だから急には止められない。

ドイツは出来る限りをやるのみですね。日本も大きな声では言えないので、ウクライナが言うしかないでしょう。

 

ドイツは数年はどうするかは分かりませんが、長期で見ると反原発をやめて、原発を作るかも知れませんね。

でも原発は逆宝くじですよ。滅多に外れないけど、外れたら国が終わる。

だからドイツもよく考えて行動する事でしょう。

 

さてここで予想です。私がプーチンだとします。

数年たち、インドが欧米側に付いたとします。

そうなるとロシアの強い味方が中国だけになるかもしれない。

そこで中国から足元を見られ、石油なども安く買いたたかれそうだと思うとします。

この時私がプーチンならどうするか?

私なら「テロ組織に金と武器を渡し、どこかの原発を攻撃してもらいます」

ロシアは今回の戦争でドローンの強さを思い知ったのでしょ? ならどこかで買ってきたドローン兵器をあげます。

もしくは、今回の戦争規模なら使ってないジャベリンだって手に入ってても不思議ではない。私なら取って置いてテロ組織に渡します。

どっちにしても足が付かない武器です。

そしてテロ組織に武器をあげる見返りとして、どこかの国の原発を攻撃してもらう。「私たちは(その狙う国の)反政府組織だ。政府に一泡吹かせたい」等と言って。

成功すれば、ヨーロッパの国々が原発をやめだす事でしょう。

そうなれば、どこかからエネルギーを買わないといけないくなる。だとすればロシアから買う国も出て来る事でしょう。

ちなみに攻撃が成功して、核が外に全て出てしまえば、もうその国は誰も住めなくなります。国がなくなる。

 

可能性として、国がなくなる事を踏まえて、それでも良いからと原発をやるべきです。

知りませんでした、では済まされない。

今は「まだ」テロも起きて無いから、原発最高などと言ってるのです。

生き残ったプーチンが、やろうとしないと誰が言えるのか?

 

もちろんこれは物語です。

しかし往々にして「現実は小説より奇なり」です。物語を超えてきます。

9.11のテロを誰が予想したのか? 実際起こる前に、福島の原発事故を誰が信じれたのか? 今回のロシアのウクライナ侵攻など、誰が予測出来たのか?

予想を超えて来る事を、歴史は証明してます。

例えば、原発同時多発テロだって考えられます。「絶対に起きない」と言える人がいるのか?

それらの可能性がある事を踏まえてから、原発も使っていきましょう。

 

だからドイツにしたら、ウクライナがなんて言おうが、自分で決めなくてはいけない。

ロシアから買うのをやめました。だから原発を作りました。テロにあいました。国に住めなくなりました。となった時ウクライナは「残念だ」と言う事でしょう。

それしか言えない事でしょう。

その時、ウクライナを責めても「かわいそうに」としか言ってくれない事でしょう。

結局は他国は責任は取れないのです。ドイツがウクライナの責任を取れない様に、ウクライナだってドイツの責任は取れない。

だから自国だけで決めるしかないのです。

 

国民が死んでいくウクライナにしたら、ドイツは無責任です。

しかしゼレンスキーの言葉だって、無責任に聞こえます。

所詮自国の事を考えてるだけです。

もちろんそれでいいのでしょう。ウクライナの大統領ですからね。

しかしこの無責任な言葉をどう受け止めるかは、ドイツが決めるしかないのです。

 

22年 4月 16日 21時ごろ

 

米長官が年内いっぱいはウクライナの戦闘が続くかも? と言ったようです。

これで大事なのは「ロシアが年内で戦えなくなるような経済的な問題はない」と言う事です。

これで決定です。アメリカはこんなバレル嘘は付かない。やろうと思えばロシアは年内まではやれると言う事です。

 

ロシア、アメリカ武器供与に正式抗議、だそうです。

ここで大事かつ面白いのは「これがアメリカから出て来た」と言う事です。

 

分かりづらい不自然な所には、意味があるので注意です。

(逆に分かりやすい不自然な所は気が付いてほしい所なので、逆方向に注意する必要があります)

 

まずはロシア側から。

本当に嫌な事はテレビなどで大々的に言えばいいのです。プーチンが脅せばいい。

民衆主義は国民が強い。だからバイデンが「脅しには屈しない」と言った所で、世論が「戦争に巻き込まれたくない。核を撃ってきたらどうするんだ!」と言えばバイデンも止めざるおえなくなる。

だからそうしないで、わざわざ文面で抗議してきた事に意味があると思った方が良い。本気ではないかもしれない、と言う事です。

 

次にアメリカ側。

脅されて武器供給をやめざるえなくなるなら、文面を公表しなければいい。

しかし出してきたのは「脅されているので、強い武器は出せないよ」と言う事を世間に教えているのでしょう。

前にも言った様に、アメリカは景気が悪くなる予定です。いまでもインフレが止まらない。だから戦争が終わってほしくは無いでしょう。

それに北朝鮮の事もあり、プーチンには西を向いていてほしいのです。

だから強い武器を渡さなければ、ウクライナが勝つことは無い。しかし負ける事もない。だから戦争が続くだろう、と思っている事でしょう。

だから年末までは続くかも? 等と言うのでしょう。続いても自分らのせいじゃないよと、今のうちに言っとくのでしょう。

 

さて、このメッセージはプーチンには分かる。「アメリカ、ウクライナに武器渡して決着つける気はないな」と言う事がです。

 

ではどうするのか?

それは分からないな。なんでもありえそうだからです。

急に攻め手も良いし(勝てないけど、だからこそ勝つ気はなく)、守っても良いし、毒ガスを使っても良いし、フィンランドにミサイル撃ってみたり、何でも良さそうです。

だから動きはあるかも知れませんね。何か予測できない動きがです。