号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

ウクライナの細かな事 4月4日

22年 4月 4日 18時ごろ

 

一個人の意見です。疑ってください。

 

どうも今回のウクライナ戦争の事を話すのに、法律を持ち出す人がいる。

もちろんこれはこれで正しいのでしょうけど、「法律」は「善」では無い事を理解してない気がします。

法はルールです。英語だとロー(law)ですね。対義語はカオス(chaos)です。

日本語の「法」の対義語は見付からないけど、カオスだとしたら「混沌」です。

これは「善」とも違い。対義語の「悪」とも違う。英語だとジャスティス(justice)エビル(evil)です。

なので日本語でも英語でも違うものです。

 

これを一緒くたにして考えているから、理解が出来てないのでしょう。

「法」は「善」ではないという事です。

あくまで世の中を上手く回していくための「ルール」が「法」です。

 

今回のプーチンの戦争行為で言うと、ウクライナの北からの攻撃は明らかな違法行為だそうです。

しかし南と南東の行動は、違法でもないと言えるようです。

あの南の戦争が違法じゃないのですよ。じゃあ善では無いということです。(ただ南で行っている戦争の中では、民間人殺害などの違法行為もあることでしょうけど、戦争自体は違法じゃないで通るようです)

 

今回の戦争だと「ウクライナも悪い」と言っている人がいるようです。

それに対し「ロシア側が明らかな違法行為をしてるのだから、ロシアが一方的に悪いのだ」と説明する人がいるようです。

しかしこれは法律上の事です。

だとすると、南だけでやっていればロシアは違法ではなくなり「ロシアは悪くない」と言う事になってしまう。それでいいのか? という事です。

 

「法」つまり「ルール」を守らないと、そのルールの枠組みの中に置いて、バツをうけます。

だからルールを考える事は大事であり、それを守ろうとすることも大事です。

 

しかし、それとは別として「善」と「悪」は話す事も必要かと思います。

そして善悪を元に、ルールが決められるべきです。

ルールを決めるのは人です。だからルールも変える事さえ考え、そこに善悪を問う事も大事でしょう。

 

そう考えると「ルール」つまり「法」を無視して「ウクライナも悪い」と言うような討論は、それはそれで必要だと思います。

ただ「法」とは別物だとはっきり言って、勘違いしないで討論をする必要があるでしょう。

 

ちなみに私個人の意見で言えば、法ではなく善悪で言っても「ウクライナは悪くは無いだろ」という意見です。

 

それでもっと言えば、「法」と「混沌」、「善」と「悪」を抜きにした、「成功」と「失敗」と言うのもあります。

これも更にごっちゃになって話されてます。だから分からないのです。

ウクライナがやり方を失敗した」と言うのなら、それはそうなのかも知れません。

しかしこれだって「ロシアがこんな戦争をするなんて、世界中誰も思わなかった」のだから、ウクライナがこうなる事を読めなかったとしても、文句は言えないと思っています。

例えば「俺、今日で部活止める」と言ったら親戚に刺されたとする。それで「刺された奴が失敗したのだ。バカだったのだ」と言ってるようなものです。そんな訳ないでしょう。

 

なので「法」と「混沌」、「善」と「悪」、「成功」と「失敗」は別々に考える事が、まず大事です。

そしてこれらの相互作用も取り入れてから、答えを出すべきですね。

 

マスコミを見ていると、これらの基本のことさえ出来てないのだから、日本の考える力自体の弱さが分かるということです。

スタート地点にすら立ててないのが、この国の識者とか言う人達だと思います。

 

他の事で、細かなことです。

プーチンの手下は、プーチンにちゃんとした情報を上げてない」と言うようなニュースが出てます。

鵜呑みにしている人がいますが「いや、いや、いや、いや」と思ってしまいました。

どこからの情報か考えましたか? この情報プーチン以外誰が分かるの?

プーチンに「最近どう?」と聞いたら、

プーチンが「いやー最近部下が嘘ばっかり言ってきて、まいったよ」とでも言ったというのか?

もしくはプーチンに情報を伝える部下に聞いて「最近プーチンが怖くて本当のことが言えないんだよな」とでも言ったと言うのでしょうか?

この話をまともに聞く人って、バカだと思いませんか?

 

たぶんこれがまるっきり嘘でもなかったとしたら、もう国外に逃れたある程度偉い人が「プーチンが部下に怒ってたよ。嘘の情報ばかり流しやがってと言って」と言っていたと聞いたのでしょう。

今ロシアにいる人から聞いたとしたら言わない。消されるからです。

だからこんな事なのでしょうけど、それが本当だとは限らない。

そのロシアから逃げて西側に情報を流した人は嘘を言ってないかも知れないけど、その人が嘘を聞いたのかも知れない。もしくはプーチンの嘘の演技を見たかです。

もちろんこのプーチンの怒りの行動が本当かも知れない可能性はある。しかしそれならやはりプーチンはバカですね。ならいいね。

 

それよりこの情報を流したのがアメリカです。

ならアメリカに思惑があるという事ですね。

この情報があっていようが間違っていようが、アメリカにとって都合がいいから流したのでしょう。

これも「プーチンに疑心暗鬼をもたらすため」とか言われています。ニュースからプーチンに「部下に嘘をいわれているよ」という揺さぶりだそうです。マジで言ってるのかな?

この揺さぶりがプーチンに効くのだとしたら、プーチンはバカですね。ならよかったね。

 

私は「プーチンは狂っていない。ただ周りに騙されているだけだ」と言うシナリオを、アメリカは世間に伝えたかった気がしてます。

だから怯えるなと言いたいのでしょう。「狂っていて急に核を撃つ」ような事はないだろうという、世間が騒がない為の抑えでしょう。

 

アゼルバイジャンの元副司令官ですかね? ネットで出ていて「プーチンが嘘を言われてる事は無いだろう」と言ってました。いくつかの情報機関から別々に入って来るからです。

日本の自衛隊の元将官の人も「情報が全てプーチンに集まるように出来ている」と言います。これは情報伝達が上手く出来ているということであり、それは暗に「大きな嘘が入らないように出来ている」と言ってるようなものだと思っています。

プーチンが嘘の情報で味方に騙されているなんて「プーチンが元ボンクラKGBだった」と言うのなら分かるけど、そうじゃないのならないでしょう。偽情報ばかり気にしていた組織にいた人だから、そのへんは分かっている、と言う事です。

 

前にも言ったけど、今回の戦争は世界規模のニュースになりました。

だから有名な人達がこぞって同じ問題に対しての事を話しています。

だからこそ、それぞれの人の得意不得意、好き嫌い、優秀無能がはっきり見えて面白いですね。

そこで教授とか学者と言われている人達の酷さが目立ちます。

この人達は動くWIKIなのだな、と分かります。高機能なSiriですね。たぶんSiriが高機能になったらいらない人達です。

AIが進歩したら、もっと単純労働がなくなるかと思っていたら、教授とか学者の多くがいらなくなるかもしれないな、と思わせる今回の戦争です。

 

22年 4月 4日 23時ごろ

 

知ってる人には「何を今更」と言われてしまいそうですが「ロシア国家親衛隊」なんて組織があったのですね。

2016年にプーチン下で設立された、ロシア軍とは違う指揮系統下で運用され、大統領の直属の組織だそうです。

大統領直属の組織という事は、プーチンの私兵的な物として作られただろうとは、皆思うと思います。だからこそプーチンが大統領の時に作られたのですからね。

これが34万人ぐらいいるようです。つまりロシア陸軍より多いじゃないですか。何をしてるのでしょうね?

親衛隊の長がゾロトフという人だそうです。もちろんプーチンの側近です。

この人は元々プーチンのボディーガードで軍隊経験は無いようです。つまり軍人ではない。

どうも今回の戦争で軍隊が上手く行かず、このゾロトフさんが代わりに仕切っているとか書いてあるページがネット上ではありました(これはあってるかは疑ったほうがいいですが)。

そして3月13日ごろに、このゾロトフが偉い人で初めて「全てが思い通りに行ってるわけではない」と上手く行ってない事を認めたと、ニュースになってました。

 

もう、全てが胡散臭いですね。

つまり私がずっと言ってる陰謀論で考えると、

まず、ウクライナ戦争で上手く行かないようにする。

そして軍人に責任を取らせ、トップを自分の部下のゾロトフのしてしまう(この人が軍人で無いことが大事です。つまり軍人の味方はしない)。

だから「戦争は上手く行ってない」と匂わすのが、このゾロトフだと言うことになる。上手く行ってないと皆に知ってほしいのです。

 

このロシア国家親衛隊というのが、プーチンの直属であり、数で言えば陸軍より多いという事になる。

だから陸軍が弱れば、ロシアにプーチンの敵はもういないと言う事です。

逆に言えば、戦争が出来るような強力な武器が親衛隊にはないので、通常状態の陸軍には歯向かえない、と言う事ですね。

だからこそ陸軍を弱らせ、それでトップをすげ替えてしまう。

もう調べれば調べるほど、そうとしか見えなくなる。

 

いやちょっと私の考えが上手く行き過ぎなので、こういう時ほど自分の考えを疑ったほうがいいから、気をつけます。

ただやはり、一つの可能性としては考えてもいいと思います。