号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

ウクライナの細かな事 10月3日

ウクライナの事です。新たな事は、ほぼないです。

しかし、今までここで書いて来て、併合のタイミングで何も言わないのは、おかしいと思うので、感想位言っておきます。

 

ウクライナ四州の併合をプーチンが決めました。

ああ、そう来るのか? とは思いました。

 

誰かが言ってたのが「これで停戦が無くなった」と言う事です。

併合したと言う事は「これでプーチンが引けなくなった」と言う事だからです。

もちろんウクライナ側も、こんな事で引ける訳が無い。

 

ただ皆、これが悪手だと思っているようです。

でも、どうでしょうか?

私には「プーチンは引く気が無い」と宣言したようなものに見えました。

そもそも、元々引く気などないのです。

だから、いつまでも長期戦が続くだろう、と言う事であり、困った事態です。

 

考えてみたら、チェチェンの事もあるし、中国の台湾やウイグルの事もあるので、分離独立を認める訳にはいかない。

だから、あの地域を併合するしかなかったのでしょう。

 

でも、ここまでやらなかったのは、どうするか考えていたからでしょう。

つまり、元々併合などやりたくないけど、それの損得を計算していて、タイミングを持っていた。

ずっとウクライナのロシア寄りの人達には、併合してくれと言われてる様でしたので、いつまでも待てなかったのかもしれない。

それに、こうする事で引けない状態を作ったのかもしれない。つまり停戦しろ、と国内で言われても、自国が攻撃されてるのだから止めれない、と理由付けが出来たのです。

 

もちろんウクライナがこれで止めるなんて、まるっきり思ってはいなし、それはプーチンも分かっています。

停戦の準備がある、とプーチンは言ったが、停戦になる訳ないと分かっていて、言ってるのでしょう。

ただ、数年後はこの言葉が効いてくるのだから、このタイミングでこれを言っておくのは流石です。

数年たてば、いい加減みんな嫌になって来て「なんで停戦しないんだ? して良いとプーチンも言ってただろ」と言い出しかねない。だから今のうちに言っておくのは良い手です。

もちろん今の国民に対して、戦いたい訳ではない、と言うプーチンの言い訳が、今現在の主の理由だろうけど。

 

これがあっても、ウクライナ側は攻撃は止めないし、だからこの四州は攻撃する。

その流れままロシア本国を攻撃される事が、プーチンが気にしていた事でしょう。

しかし時間をかけ、根回しが出来たと思ったから、このタイミングで併合したのでしょう。

根回しとは? アメリカにもウクライナにも、もしこれでロシア本国を攻撃したら、核攻撃もじさないという事を、分からせたと思えたのです。

アメリカはプーチンの思惑がどうなってるかは、分かっている、と言う事をプーチンが分かった、と言う事です。

 

今回の事で「これでプーチンは核を使うのでは無いのか?」と言ってる人が見受けられます。

もちろん可能性が無い訳ではないけど、それならプーチンはただの馬鹿です。

アメリカは馬鹿では無いのは知っている。

だからアメリカ側はずっと「核を使う可能性は少ないだろう」と言うのです。

この言葉からも、アメリカは何が起きてるのかを知っている。

そして、あくまで自国にとって何が得か? を考えて行動している。

アメリカにとっても、戦争が長引いてほしい筈です。だからこそ、困った事態です。

 

私は個人的に「核を使う」と言う人の言葉で、浅い人かどうかを判断してます。

「核を使う」と言う人は浅い人です。

今の段階で核を使うと、まだ思っている人は、浅はかな人です。

 

もちろん未来は誰にも分からない。

これで核を使ったのなら、私が浅はかだった、と思う事です。

 

他の事で、

徴収が始まり、ロシアから人が逃げて行ってます。

これで「優れた人がいなくなり、ロシアのダメージが大きい」と言う人がいます。

それは本当だけど、ロシアのダメージが大きいだけです。最高権力者プーチンのダメージではないと、どうして気が付かないのか?

ボロボロの北朝鮮でも、あれで最高権力者は幸せそうに暮らして行けてます。そう言う事です。

ロシアは地下資源で儲けてます。いや、ほとんどそれだけです。

だから人なんか居なくてもいいのです。

地下資源が無く、人が大事なのに、大事にしないのは日本の事であり、その方が問題です。

ロシアには武器製造もありますが、それらの開発に係わる優れた少数の人には、金を沢山渡せる事でしょう。その位の国力はある。だから本当に大事な所は、逃さないで済むのです。

まあ、逃げられても核で防衛は出来るのだから、最後はそれでかまわないだろうけど。

 

ちなみに、同じく地下資源で儲けているアラブの国々。あの国々は地下資源以外の国力を高めようと頑張っています。

それは、いつか石油が無くなっても、国が潰れないようにしたいからです。

つまり、国の未来を守ろうとちゃんとやっている。イランでもです。

しかしプーチンは違う。未来のロシアなど、どうでも良いのでしょう。自分の未来だけが気になっているだけですね。

あとは子供と孫は気にしてるだろうけど、国はどうでも良いと思っているから、今回の様に若い国民が逃げても、どうでも良い事でしょう。

若い国民が逃げるのは、ロシアのダメージです。プーチンのではない。

 

マスコミや識者に付いて、

しつこく言うけど、誰が、いつ、何を言ってたか? を覚えておいてください。

それで、その人のレベルが分かるからです。

 

そしてこれもしつこく言うけど、当たった、外れた、と言う事よりも、その考えがどうして出てきて、どうして言ったのか? の方が大事です。

未来を見れる人はいないし、全てを当てれる人はいない。

だから、両方の可能性を見いだせているのか? (漠然としたものだが)確率はどの位か分かっているか? が大事です。

 

世界中で「考察力が優れているのは誰か? テスト」を実施中だと、気が付いて下さい。

答えは、数年後には出る事でしょう。