号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

ジブリの森

アニメ「水星の魔女」10話、感想です。

段々言うことが無くなってきたので、スルーしようかと思ってましたが、さびしいので少し書きます。

毎度のことですが、このブログをいつも見てる人でないと、意味不明な文です。

 

このブログを見てる稀有な人には分かっていると思いますが、大枠は想定内の事ばかりですね。何も驚きはありません。

グエルはあまり関わらないだろう、とか、地球陣営はやはり「森」関係だ、とかです。

 

「フォルドの夜明け」なる組織は、畑仕事をしてますね。

やはり左寄りの人達の暗喩でしょうね。

 

そこのボスらしき人は、眼鏡に髭面です。まあ、そうでしょう。

私は前に「エリクトの父がその役かも?」と言いましたが、そこは外れました。やはり生きてるには物語上、無理がありましたか。

ただルブリスウルとソーンが出てきたので、もしかしたらまだ父要素がロボットに残っている可能性はあるのかな? なんて思っています。

 

あのウルとソーン、ルブリスの名があるので、父が乗っていたルブリスを分解して2つのロボットに仕上げた可能性があるからです。どうでしょうね?

このルブリスが次回やられて、その部品でエアリアルを直すのかな?

 

地球の組織の場所。森に戻ろうとしている途中の町並みですね。

遠くに海が見えて、道が続き、鉄塔がある場所、あれはエヴァがモチーフだと思っています。

駅も出てくるし、関西だし、それらもエヴァ庵野さんのモチーフでしょう。

 

新たな女の子がソフィとノレアですね。

この二人、また、つり目ですね。だれも「つり目多すぎだろ」と突っ込みませんね。ここが関西なら、突っ込むところですよ。

たぶんユリ熊がからんでいるからだと、思っています。

ガンダムの世は、戦いが続く「修羅界」なのですね(これは暗喩でも、本当でもなく、あくまでそういう様な世界という事だと、思いますが)。

 

まずは「ピンドラモチーフ」から言うと、この二人が「ダブルH枠」かな?

これにシャデクが加わり、トリプルHです。

そしてニカがペンギンです。

これらが、どういう風に使う気なのかは、まだ分かりませんけどね。

 

次に「実世界の暗喩」です。

鉛筆で絵を書いてました。その後ノレアが歩くシーンになったので、普通に考えたらノレアが絵を書いていたのでしょう。

このシーン、いらないと思いませんか?

ピンドラで絵を書く人は真砂子です。

ノレアが真砂子で、だから高屋法子さんです。

 

次回の題名が「地球の魔女」だそうです。

この流れで言うと、ソフィとノレアの事でしょう。

ノレアの声優、まどマギの「まどか」ですね。だから、この子は間違いなく魔女でしょう。

 

地球の魔女がノレア(とソフィ)だとすると、宇宙の魔女がスレッタですね。

プロスペラのほうが魔女っぽいですが、この世界の中では、ガンダムを操るスレッタが魔女だと思われていると、思います。

なので、ガンダムを操るノレアも魔女あつかいでしょう(ソフィもだけど)。

スレッタが魔女だとして、ノレアも魔女あつかいだとすると、同一要素があるという事です。

だから、ピンドラ内で同一要素がある冠葉(以下カンバ)と真砂子になる。

なのでカンバがスレッタなら、ノレアが真砂子になるのです。

 

実世界でソフィは誰か? は分からない。

ジブリは女性スタッフも多そうなので、その誰かなのは間違いが無いのだが、分からないなあ。

 

前にも言ったけど「水星の魔女」は、後半どうするのかな?

ピンドラみたく、後半から趣向を変え、戦争物に持っていくのか?

もしくは「実は敵などいない物語」にする気なのか? こっちの方が先進的ですけどね。

 

ネットでの感想で「ロボットも、操縦技術の学校も、結局何と戦うための物だよ」と言うのがありました。本当に、そうですね。

水星の魔女のこれまでの話だと、敵が誰で、誰が悪人で、ラスボスは誰か? がはっきりしませんね。

まあこれは最近の富野さん的だとも言えますが、富野さんは少なくとも敵対行動は、はっきり出すからね。

しかし水星の魔女は、さらに分かりにくい。

 

でも、これが「実は敵などはいない」という話に持っていく気なら、見事です。

富野さんの「Gレコ」でも「結局、先天的な敵などいないが、揉め事を起こす奴らはいる」と言う話です。

そこから更に進み、もっと強く「ただの悪人も、決まった敵など、どこにもいない」と言うのをやろうとしてるのなら、見事です。

イクニさんのやってる事をリスペクトするだけではなく、富野さんの感覚さえも、取り入れたものになるからです。

うーん。どうでしょうかね? 二期で、最後上手く収めて欲しいと願うばかりです。

 

そう言えば、ネットでの感想で「グエルの行動は読めない」とありました。

私は暗喩が分かったので、別に不思議でもなんでも無いのだが、普通の物語だととらえると、確かに不思議な役です。

普通は、あんなに物語中央から外れて進む脇役いないですからね。

この辺もまた、暗喩物語が起こす「センスオブワンダー」効果です。面白いですね。