号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

エリクトは何歳か?

「水星の魔女」15話見ました。

そこからピンドラの事が分かるなんてね。

 

私はプロローグのフォールクヴァングの襲撃が17年前かと思ってました。

しかし他の可能性も見えて来たので書きます。ただ可能性です。

 

その前に、15話がガンダムっぽかったですね。

この表の要素が必要だったと思います。

今からではなく、もっと前にあっても良かったと思います。

別に本編は実際にテレビで流した流れで良いので、裏で数分「こんな事が起こってます」的な違う要素を入れてもよかったかな? と思っています。

物語とは色んな要素、色んな感情が織り交ざった方が、面白くなりがちだからです。

ただ、尺の関係があるので、実際出来たかは謎ですが。

 

やはり表が面白くあるのが前提ですね。

だから15話みたいな要素が少しは裏に必要だったと思うのです(学園物と戦争物の両方があっても良かったと言う事。戦争が何処かで起こっていると見せる事で、学園の平和のありがたみも出て、貴族みたいな嘘の平和ににも見えた事でしょう)。

そして、やはりプロローグから、この表の描き方は上手くなかったのが、15話を見ると逆に分かると言う、面白い回でした。

 

細かな事で、少し感想を言います。

生存戦略」って言いたくなるよね。

植物に興味がわいていたって、そうだね、ブレンパワードからね。

(物語上、植物の多種多様な生存戦略を使えないか? と言うのは、機械ではなく生身を復活出来るかって事ですかね? この辺のすり合わせは見事かもしれない)

グエルが主人公っぽいって言われています。やはり普通の物語として考えたら、この流れはやらない。ここに暗喩物語の真骨頂があるのです(暗喩から離れて行ってるようにも見えますが、わざとでもあると思います)。

 

オープニングにエリクトの絵が出て来るようになりました。

彼女はいくつでしょうね? 10歳位に見えなくもないと、思いませんか?

 

前からピンドラの桃果っていくつだったのだろう? って思ってました。

たしかアニメではちゃんとした年齢は出てなかった気がします。

しかし改めてネットで見たら、小説版か何かから見当を付けていたサイトがありました。

それによると、どうもカンバ達より10歳位、上のようです。

10歳上になると、生まれが1995年より10年前になる。

つまり1985年です。この年が元のZガンダムの年なのか。なるほどね、と思いました。Zガンダムで間違い、それをやり直すと言う要素もある話だからでしょう。

 

ちなみに、ピンドラでは年齢の感覚がおかしいようです。

一つの可能性は、単に間違えている可能性もある。

もう一つが、わざとです。

1995年の呪いと言いながら、実際は1996年にエヴァが終わる(始めのテレビ版は年をまたいでいるので)。

だから一年ずれるのです。だから作中の時、「16年前の呪い」と言うと、1996年になっておかしくなるのだが、実はこれで正解だから、おかしな年代表記してるのでしょう。

 

さて、水星の魔女の事です。

スレッタが17歳だとする。

スレッタは、エリクトが亡くなった年に生まれたとする(ピンドラの桃果と苹果と同じに)。これが2022年からの17年前なので、2005年になり、劇場版Zガンダム三部作の始まりの年です。

その時、エリクトが桃果と同じに10歳だったとする。

そうなると、エリクトが4歳の時のフォールクバング襲撃は1999年になる。これがターンエーガンダムの年であり、大河内さんが富野さんと絡んだ始めの作品でしょう。

そしてエリクトが生まれたのが1995年になるのです。

 

これで大体筋が通る事になるが、そうなると「21年前の恨み」と言うのが分からなくなる。

2001年だし、何かあるのかな?

少し可能性があるのは「千と千尋の神隠し」の年だと言う事。この時の日本歴代興行収入一位だそうです。

これが地球勢力の事だとしたら、何かしら大攻勢があったと言うのか?

うーん、どうだろうか? 分かりません。

 

となると、この考えも怪しいと言う事です。

なので参考までに聞いといてください。

ただ、結構いい線いってきたと思っています。

しかし、だとしたら、凝ってるねえ。

 

次回16話「罪過の輪」だそうです。

「輪」が来ました。

まわってきましたね。

色々なものがね。

 

また、ちょっと追加

 

7話でデリングは21年前のヴァナディース事変の鎮圧の立役者と言われてました。

これがフォールクバング襲撃では意味が通らない。事変と言うほどの事ではない。鎮圧の立役者と言われるような内容でもない。あれは一方的な事件です。

だとしたらやはり地球からの大攻勢があり、今残ってるのはその残党と言う事かな?

 

「罪過の輪」が次の16話の題名です。

英語名をカタカナ呼びにしたら「サークル オブ シン」でしたね。

「輪」はどこから取ったかお判りだろうし、シンの方は、もちろん「シンなんちゃらシリーズ」のシンです。

田園に死す」からの、輪って来る「しんちゃんの呪い」でもありますけどね。