号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

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アニメ「水星の魔女」13話見ました。

 

正直、このブログを見ている人なら分かるだろうけど、想定の範囲内ですね。驚きはない。

だから書く事も無く、今回は止めようかと思っていたけど、他人の考察を聞いて思った事が出て来たので、少し書きます。

ただ、本当に今回は、当たってない気もするので、勘弁です。

 

気になる事と言えば、やはりエンディングですね。何か隠されている感、満載でした。

Red:birthmark と言う題名だそうです。なかなかニクイ名前です。

birthmarkとは生まれつき持っているアザとか、ほくろの事だそうです。

なのでレッドが付くと、赤アザの事ですが、もちろん違うでしょう。なら:を途中入れないからです。

この題名は、赤が生まれつきの印と言う意味です。

 

赤が生まれた時に付けられた印となると、スレッタの赤髪が気になります。

なので、エリクトと同じです。

途中の背景が赤くなり、大人びた姿になった所は、皆が言うようにエリクト(などかも、ですが)を表しているのでしょう。

 

そうなると、五人のスレッタに見えるこの子らは何か?

そして手を出して星形を作るのだが、なぜ9本の手で作られるのか?

正直、私は分からなかったのだが、エルノラが片手しかないから、残った左手を出しているのでは無いのか? と言っている考察があるようです。なるほどね(他の四人は両手を出しているので、合計9本の腕になる)。

これが分かれば、前から気になっていたスレッタの髪バンドが何なのか? 予測が出来ます。

 

これも他人の考察で前にあったのが「アラビア数字の6がスィッタと言い、これがスレッタの事では無いのか?」と言う物でした。ではなぜ6なのか?

まあ、フォームラサメみたく、スレッタは6番目のクローンだとすれば通りますね。

 

だとすれば、今回のエンディングの5人とは、前のクローンの五人だと言う事です。

その中にはエリクトも含まれるし、片手が出て来た事からエルノラも含まれると言う事です。

「生まれ持った、赤い印」であるのなら、エルノラも含まれるのです。

そしてクローンで同じだから、何かの理由で、あの髪バンドが必要なのでしょう。

何かをおさえる為か? 行動を監視する為か? 分かりませんが、同じクローンなので、同じ理由がエルノラとスレッタにはあると言う事です。

 

では誰のクローンか? カルドナボかな?

もしくは単純に、作られた改造人間のクローンか?(上手く行った奴のクローンを作り、段々調整していったとも考えられる)

これはエランの事を見れば、ヒントになっているとも見えますね。

 

この「赤い印」こそが、生まれながらに刻まれた呪いの象徴です。

それにスレッタが6の事なら、呪いが名前にも刻まれて生まれて来た、と言う事です。

これは言うまでもなく、ピンドラと同じです。

 

ちなみに私は、プロスペラは、カルドナボだと思っています。

 

エンディングで他に気になった事で言えば、エアリアルがスレッタの胸の所に手を刺す? 様な絵ですね。

あれは、もちろんウテナであるし、ピンドラです。

理由はなんでしょうか? スレッタの中に何かがあるのでしょうけど、これは象徴シーンにも見えるので、あまり考えても意味はないですね。

 

他に皆が言わない事として、影が後ろに映るのは、意味があると思いませんか?

これはプラトンの洞窟の比喩の事だと思います。

ただ使っている意味は分からない。物語上、姿が偽物と言うのがあるからか? もしくはもっと俯瞰的に見て、この物語自体が暗喩で映し出されている事を表しているのか?

どちらにしても、もしこれを使っているとしたら、ワンダーエッグからなのか? もっと前に元があるのか? と私は勘ぐります。

 

どうも、ピンドラからなのと、イヌカレーが含まれるので、それらから発生した物も入れている気がしてならない。

つまり気が付いたアニメ等の暗喩要素を「全部乗せ」しようとしている様にも見えるのです。

まあ、そこまでやらないとイヌカレー(泥犬さんかな?)にはかなわないので(叛逆の物語とかマギレコを見ると複雑さが分かるので)良い事だとは思います。

 

気になる事と言えば、これはマギレコもそうですが、どうも力業にも見える所です。

私は力業も嫌いじゃないのですが、イクニさんや富野さんは、もうそれでは驚かないでしょう。

 

とにかく、私としては色々思う事はありますが、頑張ってほしい事は変わりはないので、どうか上手くまとめて下さいと、思います。

 

23年4月12日 相変わらず、ちょっと追加

 

そう言えば、相変わらず目つきが悪いキャラが多いですね。ユリ熊からでしょう。

忘れてましたが、スレッタなどの動物を模したキャラも多いですね。これもユリ熊からです。

アスティカシアはサンライズの事かな? と言いましたが、やはりそうかもしれません。

サンライズはスタジオが分かれているらしく、それがしのぎを削っている様に見えるのかもしれない。

だからアスティカシアは学校内でグループに分かれているし、日々競っている。

それが日々戦う修羅界に見えたのかもしれない。だとしてらユリ熊の修羅界とかけている(この暗喩があるから、あんなに目つきの悪いキャラがいて成り立つのです。これがなくあのキャラ設定をやっていたのなら、感性いかれているでしょ?)。

地球が、やはりジブリか? それに森っぽい。

だから動物由来が多いのかな? そしてだから畜生界です。

修羅界と畜生界の戦いがユリ熊です。

だから水星の魔女も、畜生(動物由来キャラ)と修羅(目つき悪いキャラ)ばかりなのでしょう。そして競い合うのです。

 

23年4月14日 しつこいね。ご免なさい。しかしもはや自己満足でしかないね。

 

また他人の考察を見ていて、エンディングのシーンの始めのスレッタが立っている所、よく見ると後ろに椅子が並んでいるようです。

その後にスレッタの影が後ろに映るのですが、この時はさっきとは逆から撮っている絵だろうと言う事です。

つまり映画館であり、始めはスクリーンの方から取っているので椅子が見え、逆なるとスクリーンにスレッタの影が映ると言う事です。

その後のミオリネっぽい人とかエアリアルとかに触れれないスレッタだが、それらはスクリーンに映像で映っていて、その前にスレッタがいると言う絵作りです。

ここで映画館を使ってくるあたり、直接的です。旧エヴァの映画版でも映画館が出て来ましたね。

ただ、これも暗喩が分からないと、映画館の意味も分からないです。

映像の世界に翻弄される庵野さんだからですね。

すなわち、暗喩が分からないと、何やってるか分からない物語だと言う事であり、水星の魔女とは、暗喩物語だと言う事です。