かなり前に、「話を聞かない男、地図が読めない女」と言う外国の本が、日本でもベストセラーになりましたね。
ベストセラーになったくらいの本の内容は、皆が理解していると思ったら大間違いです。
ちなみに、ベストセラーにならない多くの問題は、なお更理解されてないので根が深い問題です。
森元首相の女性蔑視発言が問題になりましたね。
でもこの発言自体は、全文見るとそれほどひどい言葉では無いようです。
ただ森さんは日頃の行いも含まれてるかもしれませんね。
でもだからこそ、ちゃんとした問題自体で公平に叩かれるべきです。
つまり何かにかこつけて、ここぞとばかりに責めているのなら、例え森さん自体の日頃に問題があったとしても(実際あるかは知りませんが)それは危ない時代だと言う事です。
ちなみに同じこの時に池上彰さんも叩かれていますね。
あれは確かにテレビの方はわざとですね。わざと偏った意見に持っていこうとしている。
それに池上さんも極端すぎましたかね。皆が知ってる情報から「トランプさんが人権問題に何も関心が無かった」と言い切ってしまうのは、マスコミとしたら偏った意見になるので言ってはいけなかった気がします。
ただ個人的にはトランプさんが人権問題自体に関心があった気はしませんけどね。
トランプさんは中国を叩きたいのと、日本に媚びを売っているのでしょう。
だから私なら「トランプさんは人権問題を正す行動はしたが、トランプさん自身は関心があったわけでは無いだろう」位にしときますけどね。
ただこれも私個人の感想でしかありません。トランプさんが心優しい素敵な人だと思っている人がいても、その人と同じ位私はトランプさんを知らないので、同じ穴の狢だと言う事です。
まず、池上彰さんに限らず全ての人ですが、全ての意見が正しいと言う人はいません。
特に多くの種類の事を言う人は、専門家ではないので必ず間違いが出てきます。
専門家だって弘法も筆の誤りの時がある位なので、専門家では無い時は間違いが、そこそこの確率である事を前提で聞く必要があります。
それと数の論理です。惑わされてはいけません。
池上彰さん位なら、言ってる事が嫌いな人も多くいる事でしょう。
しかしそれがどの位かは、はっきりしません。
日本人は一億人以上います。その中で百分の一でも100万人です。
つまり池上彰さんが憎い人が国民の百分の一でも100万人はいると言う事です。
その中の更に百分の一がネットで罵倒をしてきたとしたら、一万件の罵倒が集まる事になります。
一万件の罵倒が集まったら、さぞかし国民が怒っているのだろうと思うけど、そうだとは限りません。
もちろん国民の多くが怒っていて、多くの罵倒が来てるのかもしれませんが、池上彰さんが憎い人が国民の百人に一人であっても、憎い人のさらに百分の一がネットで罵倒してきて一万件なのです。これがどちらなのかは気にする必要があります。
皆さんの学校のクラスは何人でしたか? 私は30数人です。つまり約三クラス集めた中で、だいたい一人いる、これが百分の一です。
仮に、三クラス集めた中で一番やばい奴を想像してください。どうやばいかは皆さんの想像にお任せします。それと同じ奴はこの国には100万人はいると言う事を理解してください。
昔は100万人いても、百分の一でしかないやばい人が、一堂に会する事はありませんでした。しかし今はネット時代です。だからこの100万人が集まる可能性が出て来たのがネット時代なのです。
だから昔のドラマで赤ちゃんポストを扱ったものが叩かれたのが、本当に国民の多くが叩いたのか? では池上彰さんは? そして森さんは? と考える必要がります。
もちろん国民の多くが叩いている事もあるのですが、その違いが一見分からないので、間違えない様にして下さい。惑わされてはいけません。騙されてもいけません。
もう一度言います。百分の一しかいない種類の人は、日本には100万人いるのですから。
さて森さんが言ったと言われている「女性は話が長い」問題です。
実際長いのでしょうか?
「話を聞かない男、地図が読めない女」の中で、私にとって目から鱗が落ちる事が書いてありました。
女性の話はコミュニケーションだと言う事です。(かなり昔に呼んだので、細かなニュアンスが間違ってたらごめんなさい)
昔から、なぜ母の話はダラダラ長く、いっこうに何を言いたいのか分からないのか? と思っていました。
これは女性にも言いたいのですが、つまり男は「何か言いたい事があるのだろう」と思って聞いていると言う事です。だから言いたい事が見付からないと頭に来るのです。
そして男性に言いたいのは「女性はコミュニケーションで話をするので、大事な話かは聞いている途中で判断しましょう」と言う事です。
私はこの本を見てから、母の話は聞き流す事にしました。真剣には聞かなければ頭にこないのです。もちろん話の内容で判断して、大事な話かは聞き分ける必要がありますが。
では男性はコミュニケーションで話をしないのか? ですが、しますね。
しかし男は道具として話をしようとするのは分かっているので、どうでもいい話は「どうでもいい話ですよ」と言う言外の言葉から入ります。
ゲームの話とか映画の話とか、その間柄ではどうでもいい話だろうと分かっている話をする。(もちろんゲーム制作をしている男どもなら話は違ってきますが)
もしくは「こんな事があってさ」と半笑いで話し、「くだらない話ですよ」と言外で初めに言います。(逆にくだらない話をまじめっぽく話し始める時は、オチを付けます。つまり冗談ですが、これもなるべく早くオチを言う必要があります)
しかし女の人は同じトーンで(少なくとも男には同じに聞こえる)話し始めるので、それが下らない話か、大事な話かが分からないのです。
だから男が女の話を聞く時は、話の途中で「これは聞く必要もない話だな」と理解したら、話半分で聞きましょう。
そして逆に女の人は、男に聞いてほしければ意味がある話をしましょう。
良いのが答えがある話です。「子供の教育はどうしよう?」とか「お隣さんがこんな事を言ってきた」とかです。それを男が考えて、答えを出せる事、男にとって意味がある話をしましょう。そうすれば聞いてくれます。
もしくは「こんな事があってさ」とくだらない話だと言ってから話すかですが、これも注意が必要なのは「面白くなければダメだ」と言う事です。
男は話す事自体をコミュニケーションだと思ってないので、くだらない話にも「笑える」「ためになる」「興味がわく」等の「面白い要素」を欲しがります。だからオチが無い話は男は嫌がりますので、難しいですね。
だから簡単なのは答えを出せる話です。「森さんどう思う?」でも良いし「オリンピック出来るかな?」でも良いでしょう。その答えを聞きたくなくても、そんな話なら男は喜んでしてくれますからね。
さて話は戻り「女の話は長い問題」ですが、コミュニケーション時間に入ってしまうと、そりゃ長いです。
男がサッカーや政治の話に入った時と同じなのです。もしくはダラダラ酒を飲み始めた時と同じです。
意味もなくただ話す時間がコミュニケーション状態なので、この時間が心地いい女の人は長くなるのが当然なのです。
そしてこの意味が無い話の時間が苦痛なのが男です。
それと女の人は会話の中でマウントの取り合いをしますね。
それに状況、力関係を探り、人間の情報を得ようとしてるのです。
これらの事が会議の中でもしたりするのでしょう。だから長くなる。
会議等で、男は力関係は決まっている事が多いのです。だからマウントの取り合いも会議では普通しない。
男は状態を探るのも皆がいる会議ではしない。だから政治家は会食ばかりですね。そこで情報をやり取りして、状況を把握して今後を探るのです。
だから緊急事態宣言中でも会食です。そんな隠れた状態でしか仕事を出来ない様にしてきた弊害です。
だから男には意味が無い話に聞こえても、女には意味がある話の時があります。男は別の場所で決めてるから、会議で話が早いだけです。
ちなみに、男でも力関係がはっきりして無い時はマウントを取りに来ます。
テレビで政治家などが出て来た時、言った者勝だと言わんばかりにまくしたてる人がいますね。他人が一つ言ったら、こっちは三言ったら勝だと思っているのでしょう。
実は短時間でテレビを見ている人にとったら、多く言ってる人が勝って得る様に見えるのは正解です。だから意味があるのでしょうけど、幼稚です。
騙されないで良く見ましょうね。多く言って他人の意見を言わせないようにしている政治家は、幼稚で子供だましで不誠実です。私ならこんな奴に投票はしません。
さて男と女は違いがあるのです。思ったよりも遺伝自体で違いがあるのです。
大事なのは「何が違うのか」と「何が同じか」と言う事です。
それは昔のベストセラーに基本は既に書いてあります。
この内容を理解して、それを現実に照らし合わせ、そしてより違いを理解しようと考えてきていたら、今はもっと違いが分かっている大人が多かった気がします。
ベストセラーの内容ですら皆言わないのですから、男と女の事がいつまでたっても分かる訳がありません。
私には男と女問題よりも、この考える事を止めた国の方に、もっとずっと深い闇が見える気がします。