号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

優先順位

人には「優先順位」があると言う話をします。

 

Youtubeを見てたら、岡田斗司夫さんが映画「えんとつ町のプペル」は見ない、と言ってました。

ここで言ってた事で思った事を書きます。物語の事では無いです。

 

岡田さんが見ないと言った理由の一つとして挙げてたのが「原作のキングコング西野さんは思想が無い」と言うような事でした。

それに加え、オリエンタルラジオ中田さんも思想が無いと言ってました。

まあ、なるほどですが、私が気になったのは、ホリエモン事堀江さんは思想があると言ってた事です。

 

 辞書で思想を見ると人生や社会についての一つのまとまった考え、意見。特に、政治的、社会的な見解をいう事が多い』と書いてありました。

つまり「元の考えがあり、それに沿った行動をする」と言う事だと思います。

そしてキンコン西野やオリラジ中田は元の考えが無いと言う事だと思います。つまりその場限りの自分に都合のいい事だけを考えているのでしょう。

これは別に悪い事では無いですが、元のまとまった考えが無いとブレやすいのと、社会や他人の事は何も考えてない様に思われてしまうので、注意が必要ですね。

 

では思想がある堀江さんは良いのか? と言うと、そうとは限らないと言う事です。

 

まず第一に、その思想があっているのか? 問題があります。

そもそも、基本の考えが間違っていたら筋が通っていても意味が無いですね。

 

そして第二に、その思想の優先順位はどの位か? 問題です。これは分かりにくいので注意が必要です。

正しい思想があったとしても、それの優先順位が低ければ意味が無いと言う事です。

例として「正義に沿った行動をする」と言う思想がある人がいたとする。女の人がチンピラにからまれている。自分は銃を持っている。チンピラは小柄で細身で銃も持っていない。ならその女の人を助けるだろう。

でも、逆なら? チンピラが筋骨隆々で銃を持っていそうだったら? なら見捨てないのか?

でも、ここまで極端ならしょうがないと思う人も多いだろうけど、では女にからんでいるのが自社の社長なら? いや部長なら? いやいや1個上の先輩なら? 同僚なら?

社長なら首になるかもしれないからしょうがないと思う人もいるだろう。ではどこまでなら良いのか? 

例えば、女にからんでいるのが普通の人の隣人だったから助けない、なら「正義に沿った行動をする」と言う思想があっても意味が無いだろう?

つまり思想があったとして、それよりもっと上に「自分が大事だ」と言うものがあると言う事です。それを考慮しないと思想なんて意味が無いのです。

その「自分が大事」も皆あるだろうけど、どの程度かが大事です。これが量の問題です。質の問題ではない。「自分の命が危ない」なら多くの人が見捨てても「しょうがない」と思ってくれる。しかし「自分が一万円損する」程度で見捨てる人なら、どんなたいそうな思想があっても意味が無いのです。

 

もっと細かく言うと思想自体が「自分が一番で、社会が二番、他人が三番」と言う事も出来ます。これはどこを枠にするかの問題なだけで、結果は同じです。

つまり「思想があってその上にもっと大事な自分がある」か「思想自体に自分が一番と書いてある」のかの違いで、同じです。

 

では岡田さんが思想があると言った堀江さんはどうなのか?

それは各々が考えればいい事です。

私の意見は、この人は自分が一番、が強い人だと思っています。

非を認めない人なのか? 自分の間違いは無視する人なのか? 間違いだと思って無いのか? とにかくこの人は「政治や社会の思想」よりも「自分」がダントツ一位な人の様な気がします。

この人に限らず、人の話には思惑(おもわく)は多かれ少なかれ入ってるものです。だから話半分で聞いてる方が良いですね。

 

話は少し変わるけど、似たような事について話します。

友達にやさしい男がいて「この人に付いて行ったら自分を大事にしてくれるだろう」と思う女の人がよくいます。しかしそうだとは限らないですね。

まず女より友達が大事かもしれないと言う事です。

女より親兄妹が大事かもしれない。

それに何より「自分が大事」かもしれないのです。

「この世で一番大事で大切な自分」が喜ぶ事を何より優先する人がいるのです。結構いるのです。だから平気でうそを言い、平気で浮気をして、平気で彼女を捨てるのです。

騙されてはいけません。男でも女でも、その人が大事にしている友達や親兄弟がいても、自分も大事にしてくれるとは限らないと言う事です。

その人にとって「自分の優先順位がどこなのか?」を考え て見る事が大事だと言う事です。

 

ちなみに、第二次大戦中の事で「ユダヤ人を平気で殺せるドイツ人が、家では心優しい父親や旦那だったのが不思議だった」みたいな文を読んだことがあります。これもそうで、誰に対して大事かで行動は全然別だと言う事です。

もちろん二次大戦中の日本人で酷い人もいたでしょう。家族は大事にする任侠の人も多くいそうです。

同じ意味ですが、違う事で、心優しいおじいさんがいたとします。心優しいので他人の子供の為にも命を投げ出せる人です。でも自分の孫と他人の子供の二人がおぼれてたら、自分の孫を助け他人は見捨てる。これも優先順位です。

 

優先順位は大事です。

特に普段は出てこない順位上位の物は、分かりにくいものです。

人なんて殺さない人が人を殺す事もある。映画「セブン」のブラピです。

普段は良い人なのに、愛する人の為だったら嘘を言ったり盗んだりする人もいる。

そして優先順位一位が自分の人は、最終的に何でもするのです。