号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

14歳

アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」考察4回目です。ネタバレです。

 

前回書いたすぐ後は、話が進むまではしばらく書かないでおこうと思いました。

しかし一歩も進んでないのにまた書いてます。つまりまだ5話までしか見てません。

 

前回の考察を自分自身で見てみると、穴だらけだなと思いました。

つまりどこにかかっているか分かって無い事が多すぎる。

これは大きく大事な要素が分かって無いのだな、と思えてきました。

 

「トサカに来たぜ」等は2000年頃より古い気がする。なぜか?

なぜ自殺した人を蘇らせる話なのか?

親の話はなぜ出て来るのか?

なぜ皆14歳なのか?

キャラメルコーンの主張が強すぎるのは?

 

物語上これらが上手くはまる内容を予測します。

あくまで予測です。

 

まずアイの名前です。これは大戸アイで「オッドアイ」にかかっているのは分かるけど、それだけじゃない気がします。「愛」か「I」(私)じゃないのかな? と思っています。

だとすれば他のメインキャラの名前も何か隠れてる。

ねいるは「爪」だろうけど、どこにかかっているかは分かりません。ただ背中の傷が爪痕っぽくはありますが。あとは「寝入る」かな? なんて思ったりもします。

リカで思いつくのは、それこそ「リカちゃん人形」位です。リカちゃん人形は2000年でも普通にあるでしょうけど、イメージではもう少し古い時に流行った気がします。

そして桃恵です。これも「山口百恵」しか思いつきません。髪短いし。しかし2000年の時14歳なら山口百恵知ってるわけありませんね。ではもっと古い時代に何かがかかっているのか? と思いました。

 

2000年頃が関係しているのはまず間違いがない。

ナムコワンダーエッグが2000年最後に閉園なので、2000年か数年前までが大事な時代だと言う事になります。

オープニングのアイは厚底靴だしね。この頃流行ったね。

 

しかし現在、つまり2021年頃も関係があります。なぜならスマートフォンだしね。だから2000頃の話を、そのまんましてるわけでは無いと言う事です。

たぶん2021年頃の現在に、昔を思い出しているのかな? と思います。

 

しかし「トサカにきたぜ」とかの台詞はもっと古い時代の気がする。ではいつか?

キャラメルコーンです。5話でこれだけ映していた絵があったので、意味があるのです。

キャラメルコーンの公式サイトを見てみると、1971年誕生とありました。つまりそのまんま1971年誕生なのでしょう。誰が? まあ仮に少女Aとします。

1971年誕生だとすれば山口百恵も知ってますね。リカちゃんも全盛期な気がします。他の古い台詞もまだある時代です。

この少女Aが14歳になった時は1985年です。

仮に、この時妊娠したとします。そして次の年生まれたとします。これを少女Bだとします。

だとしたらこの少女Bが14歳の時は2000年です。

少女Aが14歳で妊娠ではなく出産だとします。だとしたら少女Bが14歳の時は1999年です。

どちらにしてもこれで「神待ち」の子とかが出てくる意味が通りますね。

 

では少女Aは出産後どうしたのか? 自殺したのじゃないでしょうか?

では少女Bはどう思うのか? 「なぜ母は死んだのか?」と悩みませんか?

少女Bは2021年で36歳位ですかね? もしかしたら14歳の子供もいるかもしれませんね?

この大人になった少女Bは悩むわけです。母はなぜ自分を残し一人死んでいったのか?

この死んだ少女Aの事を理解して、許す為にはどうすればいいのか?

それは自分が14歳だった頃を思い出すのです。2000年頃の自分です。アイ(自分)です。そしてその頃の同級生を思い出すべきです。

14歳なんて未熟で不安定だった事を思い出すのです。

そうすれば母が14歳で自分を生んで、その後自殺したとしても許せないだろうか?

 

これら一連の事を象徴的に表しているのが、銅像をよみがえらせようとしてる事じゃないでしょうか?

アイが「小糸がなぜ死んだのかを聞きたい」と言ってたのはこの事じゃないでしょうか?

 

こうだとすれば、現在、2000年頃、そしてもっと過去が、一つの物語に混在してる事がつながると思います。

あってますかね?

なにか自分的にはあってても違くても、これでいい気がしてきました。

最後は自己満足ですからね。

 

しかしまあ、あってるとしたら、よくやりましたね。

拍手喝采でも良いのじゃないでしょうか?