号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

24年アジアカップ後 いい方に考えてみる考察

2月7日現在、韓国も負けました。

他国も強くなったのと、中東は難しいのが露呈しましたね。

 

イラン戦、明らかな謎采配の森保ジャパンでした。

ちょっと、いい方に考えみました。

 

前の最後にも書いたけど、もう、やる気なかったかも知れないと思えてきました。

 

代表は、ワールドカップが目標です。そこに全ての焦点を合わせるべきです。

 

前回も大会前は良くないと言われてましたが、本大会で結果を出しました。

もしかしたら、たまたまだったかもしれないのだけど、それでも戦略的には上手く行ったのは間違いがない。

それは、その前のハリルホジッチ解任の大会の時にいったけど、弱い国が勝つのに一番必要はのは「相手の油断」です。

ハリルホジッチは大会前の練習試合で解任されました。結果が良くなかったからです。

私は「あれでいい」と思ってました。相手が油断するからだし、ただの本戦の練習なのだから勝つ事も無いのです。

その後ハリルホジッチが解任されたので「頭悪すぎ」だと思ったのです。

ただ、解任された事により「日本はバラバラだ」と相手に思わせられ、さらに「油断戦略が完璧になった」事は、ちょっと皮肉です。

なんであれ、「これで本戦上手く行くかも?」と思っていたら、やはり上手く行きましたね。

その後「ポーランド戦で勝って無いのに攻めない」と言う体たらくを見せ、みんなに馬鹿にされました。

ただこれでまたチャンスがあるなと思えました。また相手を油断させられるからです。

結果、その後のベルギー戦で、先制するなど善戦出来ましたので、たぶん合っていたと思っています。ただその後逆転されたのですが、あれは明らかに実力差です。

つまり「あいての油断を誘う事」が必要です。

この前の森保ジャパンの時も、ドイツなどは明らかに馬鹿にしてたので、これはチャンスだ、とは思いましたが、思ったよりいい結果でしたね。

(昔、レアルに対し、鹿島アントラーズが善戦した時から、油断が一番怖い、と思っています)

 

さて、ワールドカップに出る事がまず大事です。

なら予選で勝たなければならない。

日本は一番強いと皆思っています。アジアだとフィファランク一番上だし。

ただそれは怖いですね。相手がいつも全力で来るからです。

だとしたら、今回の酷い負け方は今後の事を考えるといいかもしれないな? と思えてきました。相手が油断するからです。

 

 

それに、そもそも怪我人が多すぎる。

怪我明けが、中村、板倉、前田、富安、伊藤洋輝、旗手、です(補足、三苫と予備キーパーもでしたね。こっちは怪我明けでなく怪我中だったので、言い忘れてました)。

だから無理はさせれない。

 

今ヨーロッパではまだ本戦中です。

選手に大事なのは、アジアカップ優勝より、チームで活躍する事です。これは代表チームに対してもです。

例えば、アジアカップで優勝しても、怪我をしたら意味が無い。

その後チームに帰り、結果を出し、試合に出続ける事が大事です。

元のチームで出続けないと、代表チームに呼んでもダメです。調子がいい事は無いし、これ以上強くもなれないでしょう。

彼らにとっても、代表チームにとっても、今は元のチームで活躍する事が一番大事なのです。

 

そうは言っても数少ない代表戦で、戦えるチャンスをものにしない手はない。だから優勝決定戦まで行けば良いと思ってました。

 

ただ、伊東がいなくなり、他選手に無理がいく。

それに芝が悪いようです。芝が悪いと怪我をしやすい。

今回、中東の選手は本気でぶつかって来る。すると怪我がしやすい。

現に旗手が怪我で離脱しました。あれでは意味が無い。本人にとっても、元のチームにとっても、代表チームにとってもです。

ならもう無理させず、ここいらで負けて帰った方が良いとも、思えなくもない。

 

イラン戦で久保と前田を下げて文句を言っている人が多い。文句言う前に考えて下さい。

前田も怪我明けです。

久保は有名選手なので、明らかに狙われてました。

現に7日、今日のニュースで、久保は中2日でソシエダで試合に出たそうですが「包帯はしてるし、セットプレーは蹴らないし、明らかに疲れているようだった」と言われています。

中2日たっても疲れているのだから、イラン戦はもっと疲れているし、その中で敵に狙われていた。あそこで怪我したら意味が無いでしょ?

前田の方も、旗手の事があるから無理はさせれない。

 

では板倉はどうか?

彼も怪我明けだし、なんでずっと使うのか?

たぶん怪我自体は大した事がないのでしょう。そうでないのなら、使っている事が頭悪すぎる通り越して、鬼畜です。

たぶん体力的、筋力的、精神的に弱っているのでしょう。怪我で弱った筋力が戻ってないし、感覚も戻って無いのでしょう。

だから、逆に調子を取り戻す為に、使ったのかな? と思えてきました。これは伊藤に対してもです。

つまり、調子を戻す為の練習試合です。

 

ザイオンも含め「本番で練習するな」と言いたい所ですが、旗手の事もあり、怪我人をこれ以上増やすくらいなら「ここで負けてもいいかな」と思ってなかったのか?

で、どうせ負けるなら、練習させて負けてやろうかと思ってなかったのか?

 

もう一度言うけど、ワールドカップが本番です。

なら、アジアカップで負けても良いのです。

いや、負けない方が良いけど、ケガ人が増えて、本チームで出れない位なら、負けた方がまだましだと判断したのかな?

 

森保監督がどう思っていたのかは、結局、藪の中です。

未来永劫、明らかになる事はないでしょう。

「負けてもよかった」などとは、アジアカップの他の選手や関係者に対して、言えないし、言ってはいけないからです。

 

ただ、こう考えると、良い方にもとらえる事は出来る。

ちょっとよく考えすぎだけど、前回のワールドカップで上手く一度やってるからなあ。可能性はある。

とにかく道半ばです。まだ森保監督を下げるべきでは無いでしょう。

 

何か私はずっと森保監督を擁護してるけど、別に好感を持っているでも何でもないです。

ただ、戦略的にみれば、まだ間違っているとは思えないと思っているだけです。

それに、ワールドカップでも成功してるからなのもあります。

もしかしたら、たまたまかも知れないけど、それは誰にも分からないからです。

 

 

7日午後 ちょっと追加します。

 

鎌田を呼ばなかったのも、田中も呼ばなかったのも、どうも「今は元のチームの方が大事そうな人を呼ばなかったのか?」と言われてましたね。

まあ田中の方は五分五分かもしれないけど(本当に守らないから外しただけかもしれないと言う事です)。

 

それに選手起用もそうで、どうも無理をさせず温存しながら使っている感じが、大会中ずっとしてました。

だから今回私が言った「この大会より、今は元のチームで活躍する方が大事」と言うのを、始めから思って、のぞんでいた気もするのです。

だとしたら、良い所でも久保を下げる意味も通る。いや無理しそうだったから、下げるでしょう。

 

そうすると、イラン戦みんな覇気が無いのも、伊藤が敵にあたって行かないのも納得いきます。

監督らに「無理をするな」と言われていたかもしれないのです。

旗手の事もあるから、選手にとったら、監督がそう言うのは不自然にはみえないでしょう。

ただ、やる前から「無理するな。強くあたるな。怪我したら意味が無い」と強く言われていたら、どうなるのか?

たぶん、強く行く気がなくなるし、体が動かなくなる。

そう思うと、後半の日本の動きも納得がいく。

 

もしそうなら、久保の態度も分かる。終わった後、妙にさらっとしてましたね。

彼は頭がいいから、これら監督らの態度や言葉で「ここが本番ではないから、怪我する位なら負けてもいい」と言うのを感じ取っていた気もするのです。

 

さて、どうだったのでしょうね?