号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

24年アジアカップ イラン戦後 総括

サッカーアジアカップ イラン戦がありました。

稀に見る、選手、専門家、視聴者、全ての人にとってのクソ試合でした。

 

まずはその前にバーレーン戦のまとめです。

前回言ったように、インドネシア戦とほぼ同じ布陣でしたね。

私の考察が外れたのは、毎熊が出たこと。そして久保が始めから出たことです。

 

ただ久保の方は、伊東が出れなかった為かも知れず、そこは今となっては分かりません。

ではなぜ私は、久保をフルに使わないと思ったのか?

それは、アジアカップはタイトなスケジュールで、全てフルには出れないだろうと思ったからです。

その中で、一試合づつ出て来る選手もいれば、一試合を半分づつ出てくる人もいるだろう、と思ったのです。

伊東も久保も、ジョーカー的に少しでも結果を出す。

それに、一試合ずっと一人の選手が出てると、敵がなれてきます。

だから、伊東も久保も、後半の途中から出るのが最適だと思ったのです。

 

結果でいうと、イラン戦の後半途中で久保を下げています。

あれの文句を言っている人がいますが、イラン戦の最後の方の久保は、危なく敵にポロポロボールを取られていました。だから疲れていたのでしょう。

だから、私の予想は間違って無かったかも知れないと、思っています。

つまり伊東がいたら、久保と半分づつ使ったかも知れないし、その方が良かったと思うのです。

 

毎熊の方も結局イラン戦でも始めから出てました。

でも、イラン戦でフルで出すのなら、バーレーン戦で温存すべきじゃなかったのかな?

もちろん、バーレーン戦で毎熊出してないと、負けてたかもしれないから、そう単純な話では無いのは分かっています。

ただ、毎熊いなければバーレーン戦で勝てないとしたら、結局イラン戦でもダメだった気もするのです。

 

では、毎熊は疲れていたのか?

それは分かりませんが、バーレーン戦出てないほうが元気ではあったでしょう。

 

これは、バーレーン戦で、富安と遠藤をフルに使ったのもどうか? と言うのに係っています。

富安は、バックなので、もしかしたら体力的には大丈夫なのかも知れない。

でも遠藤はどうだろうか?

やはりバーレーン戦の後半、出来れば代えたほうが良かったのではないのか?

ただこれも、遠藤温存したら、バーレーン戦で負けてたかもしれないので、そう簡単な話ではないですが。

 

さてイラン戦です。

ちょっとこの流れで、後半、久保と前田を下げたことも書いときます。

久保も前田も、あっちこっちに出てきます。

つまり、走りっぱなしです。

それに、どうも芝が良くないらしいじゃないですか?

だとしたら、とても疲れるはずです。

だから、みんな「代えたのが間違っている」と言うけど、どうでしょうね? 疲れ切ってたかも知れない。

私が問題だと思ったのは、前田を下げたのなら、浅野を出して、代わりをさせなかったのが問題だと思っています。

たぶんですが、前に浅野と三苫をだして悪かったので、それで出さなかったのかな? と思っています。

ここに監督の迷いがある。ワールドカップのように素直に浅野を出して、弱者のサッカーをすべき時だったと思うのです。

 

さて、イラン戦の布陣です。

私の予測どおり、守田と伊藤を出してきました。

ただ、南野は出さず、しかも久保を出しています。

まず、旗手が怪我になったので守田だったかも知れず、だからここは私の考えが当たったかは分からない。

そして久保は伊東がいなかったから出たかも知れず、だからこっちは外れたかは分からない。

ちなみに、結局久保を下げるのなら、始めは南野で良かった気がするのですが、どうでしょうか?

そして南野か堂安の様子を見て、久保と代えれば良かったと思っています。

 

イラン戦の布陣を見て、一番始め意外だったのが板倉がいた事です。

バーレーン戦の最後座りこんでいたようなので「出れるんだ」と思ったのです。

もちろん状態が分からないから、実は「思ったより大丈夫だったのだろう」と思ったのですが……。

とにかく板倉は始めからおかしかったですよね?

ちょっとここの采配はよく分からない。いくらなんでも頭悪すぎる。

これはみんな言ってるけど、何で板倉代えなかったのかな?

 

ただ、結果から言うのは好きではないし、状態は監督らのほうが分かっているから、状態を知らない素人が言いたくはないのですが、あれはいくらなんでも悪すぎじゃなかったか? しかも始めから、ずっとです。そう、ずっと板倉はおかしかった。

 

ただyoutuberのレオザ(名前かどうかしらないけど)が言ってたのだが、「でも他の人に代えたからと言って、よくなるとは言えないんだよなあ」という事です。

つまり、実は「良くない板倉でも、町田よりましだった」かもしれないのです。

でも、そうかなあ? いくらなんでも板倉悪すぎじゃ無かったかな?

まあ、結果から言うのは簡単なのだが、それでもなあ? あれはいくら何でもなあ?

 

結果から言うと、このイラン戦は森保監督はボロクソに言われてもしょうがないと思います。

誰も擁護しないばかりか、最悪と言ってるのだから、悪いのでしょう。

ちょっと酷すぎる出来でしたね。

 

後半同点になった後、後ろで富安らがボールを回しだし、出せる所が無いらしく、コメンテーターが「選手みんな、自分の所にボールがきてほしくないようですね」と言ってたのが印象ぶかかったです。

勝ってないのに、選手みんながボールを欲しがらなく、だから出しようがない状態。「終わってるな」と思ってましたが、実際に終わってましたね。

戦術もなく、気持ちもなく、たぶん体力もない。酷い試合でした。

 

 

ちなみにですが「この選手を、誰それに代えろ」という人がいます。今回のアジアカップではキーパーが一番言われてました。伊藤もよく文句を言われています。

毎回思うのですが、「その選手は日本の最高峰の選手の一人だ」と思うのです。

つまり他の選手はその選手と同等か? もしくは下の選手だと言うことです。

だから選手を代えても、大して変わらないでしょう。

もし日本最高峰の選手でダメなら、それは日本自体のレベルが低いからであり、それはどうしようもないのです。

ならJリーグを頑張り、日本のレベル自体をあげて行くしか無いでしょう。

 

ただ今回は、たぶん個人レベルでは他国と比べ悪いわけではない。

だから、明らかに今回は監督の責任です。

 

では監督を代えるべきか?

そこでもう一度です。たぶん他に良さそうなが、この国にはいないのです。だから代えてもダメです。

日本の監督のレベルを上げて行くしか無いのでしょう。

 

では他国の優れた監督はどうか?

前にも言ったけど、ハリルホジッチを辞めさした時、「もうこれで他国の監督など来てくれない」と言われてたろ。忘れたのかな?

そもそも、予算内でなってくれる良さそうな外国の優れた監督がいないから、森保監督なのでしょ? ならあれが日本で手に入る監督のレベルなのだと認識しましょう。

 

日本で手に入る最高峰の選手と、最高峰の監督があれなのです。

夢をほざいてもしょうがない。無理な物は無理だし、あれが日本の現時点のレベルなのだと認識するしか無いのです。

もちろん「あれではダメだから、もっとレベルを上げて行くべきだ」という気持ちは必要で、それが後世に効いてきます。

ただ、今現在はあれが限界なのだと認識して下さい。

 

私は、サッカーのyoutubeをいくつか見てますが「監督はあれしか現実的に今はいないだろう」か「捨てたものじゃない」など、森保監督で(しょうがないとしても)いいだろう、という意見が多いです。

代えれば良いってものじゃないのは、認識しおいた方がいいでしょう。

 

世界の名監督でも、たいがいどこかで結果を出せなくなり退陣するのです。名監督でも、ずっと勝ち続ける人はいない。

結果が悪くて退陣するのではない人は、もっといいチームに移るか、年取って引退する人だけです。

いいチームで結果を出し続ける、本当の名監督は、辞めないのです。そしてそのまま引退します。

だから、残っているのはあまりいない。だから日本には来ないのです。

 

どうも正解があると思っている人がいる。

これが学校教育とゲームの弊害です。

なにか一つ正解が有り、それを選べば勝てるのだと思っている人がいる。

世の中そんなに甘くはない。

最適解が「いい勝負だが、負け」の時もあるのです。

 

結局地道に行くしか無い。

選手の方は良くなってきました。世界で通用する人が、段々多くなって来ました。

ただ監督やコーチの方はまだ道半ばです。

それらも含め、まだまだ地道に這い上がっていくことでしか、強くはならないのです。

 

 

でも、結局イラン戦は何をしたかったのか? みんな言ってるけど、よく分からないですね。

「伊東もいなくなったし、故障者多いし、もう皆疲れているから、無理しないで早々帰ろうか?」とでも思っていたのかな? とすら思える感じでしたね。