何か面白い考え事がないかとyoutubeを見てたのだが、今一面白くはない。
自分の興味がある分野の、面白話が無いだけですが。
だから書く事もない。ここで昔に言った事の応用で大体通るからです。
そこで気がついた事です。
分かるというのは面白いのだが、それは(部分的だが)ゴールにたどり着いたということであり、ゴール後は、それ以上は面白くはない。
だから、分からなく、追っているうちが一番面白いのだなと、あらためて思った次第です。
だから、どうしても前に言った事の重複になってしまうのは勘弁です。
しかし細かな言いたい事が溜まってきたので、書こうと思いました。
youtubeで見た内容で、自分なりのまとめや、分かりにくい事などの説明等を書きます。
川上量生さん、松尾豊さん、ひろゆきさんの動画、「AIの描くガチ未来」だそうです。
ただ7ヶ月は前の動画になります(今のAI関連で7ヶ月は古くなりがちだと言うことです)。
ここで気になったのが「プロンプトエンジニアリングはなくなるか?」という話です。
どうも内情が色々あり、誤魔化しているのか? もしくは自分らは分かっているから説明を端折っているのか? 分かりませんが、聞いてると分かりづらかったので説明します(ちなみにこの人らは分かってもいるし、嘘も行ってない。結構正直者なのだろうけど、ちょっと言ってる事が分かりづらいということです)。
ひろゆきさんは「プロンプトエンジニアリングはなくなる」と言いたいようでした(初めの方は)。そうだと思います。
松尾さんと川上さんは「残る」と言っています。
ただ川上さんが言ってたのは「プロンプトは残る」つまり「人が命令するのは残る」という意味です。
松尾さんの方も、残ると言っていたのは、今の人が頭に浮かべる「プロンプトエンジニアリング」の方ではないですね。「命令する人は残る」し「それが得意な人の技量」は必要だと言うことです。
そこで松尾さんは「経営者と同じだ」と言ってます。つまり「今は人に命令を与えているが、それがAI相手の命令になるだけだ」という意味であり、「的確な情報が入った命令が必要なのは、今後も変わらない」という事です。
例えば上司が「去年のあれみたく、ドカーンとやっちゃてよ」と命令したとします。アホほど擬音を使いますね。これだと情報がなさすぎるので、アホな命令だと言うことです。
しかし人は優れているから、この情報からちゃんとした結果を出す人もいる。いるけどこの言葉から結果を出す人が優れているだけで、この上司はいらない(正確には全てではないけど、大体意味がない命令文だと言うことです)。
だから、ちゃんとした意味がある情報が入った命令を与える能力は必要である事は、今後も変わらないと言うことです。
情報を与えないのなら、AIだろうが人だろうが、分かりはしないからです。
(ただ、勝手にその人が喜びそうな事を予測することは出来る。その時はアホな命令文でもいいのだけど、そもそもその時は命令文もいらない。勝手に自動で自分が喜ぶことをやっておいてと命令しておけばいいだけです。つまり全て任せておけばよく、だからその上司はいらないのです)
ただこの「ちゃんとした命令が必要なのは残る」事と「みなが頭に浮かべる今のプロンプトエンジニアリングの仕事」は違いますよね?
今のプロンプトエンジニアリングは「AIに分かるように翻訳している仕事」です。
だからその仕事はなくなる。人と同じぐらい理解したら、今の翻訳の仕事はいらないからです。
たださっき言ったように「命令が大事」な事は残るが、これは今と同じだと言うことです。今でもちゃんとした命令は大事だからです。
結局こういう「普通のちゃんとした命令が出来る人の能力」という、当たり前の能力が必要というのが面白いですね。
結局AIが出てきても、命令とはなにか? とか人間とはなにか? みたいな既存の問題が大事なのは変わらない。
いや、こっちの既存で基本の問題が大事になっていくという事です(細かな事はAIがやってくれるからです)。
ひろゆきさんが「AIで画像も音楽もやり尽くしてしまい、新しいことがなくなる」みたいな事を言ってました。そうでしょう。
ここで川上さんが良いことを言っていて「でも今までもそうだ」と言っています。これはAIではなく、人が作ったものでも新しいものは限界があり、今でも限界が近くなっています。だから同じなのです。
映画だって作り直しやパート2が多いでしょ? 新しい歌謡曲ってないでしょ? そもそもクラシック音楽と呼ばれるジャンルは、既に同じことを繰り返すのみです(ほぼ)。いつまでベートーベンなのか? それはいつまでもです。
他にも川上さんは良いことを言っていて「しかし人が得られる物は限界があるから、その人にとっての新しいものは出せるのじゃないのか?」と言っていました。
ただ、これはたぶん無理です。ジャンルにもよりますが、歌謡曲や映画は、感動できる新しい物の種類からいって、全て見飽きてしまう確率のほうが高い(これは現にそうなっているからです)。
ただ「ジャンルを絞らなければ、可能性はあるな」とは思えました。死ぬまでで飽きないほどのエンターテインメントを用意すればいいからです。つまり有限でいいのです(それがスポーツでも恋愛でもいいのだけど)。
「AI画像生成で、静止画は出来るけど動画は難しい」と言ってました。
このyoutubeのみんなの感想で「今は出来てる」みたいな事を言っている人がいたので補足です。出来てはいない。少なくとも松尾さんが思っている物はです。
例えば人が二人して、重なって見えるとします。「後ろから抱きついた画像を前から描いた絵」なのです。この絵だと顔が2つあるが、AIは顔が2つ付いた人にしか見えてない。重なっているという事が分からない。今現在の画像生成技術だと、分かる要素がどこにもないからです。
だから人が二人いて社交ダンスをしてくるくる回ったりしたら、もう無理なのです。
物は近くに来ると大きくなる。それもAIは人が大きくなったのと区別はつかない。
人という作りも知らない。関節がどこにあり、どの角度まで曲がるは知らないし、首がぐるぐる回らないことも知らない。
だから無理なのです。
(これも無限とも思える基本画像があれば出来るだろうけど、実際無理です。つまり重なり合った状態や、全ての重なり具合の人の基本画像があればいいが、無理です)
ではどうするか? 分かりませんが、素人意見を書いておきます。
たぶん結局2D画像を3Dに起こす必要があるのではないのか? と思っています(内部処理として)。
しかも、それが何かを分類をして、更にそれの情報も与えておく必要がある。さっき言ったように、人の関節の曲がり具合とか、車は空を飛ばない等の、人が知っている基本情報のことです。
3Dにしてしまえば、それを動かすことは簡単です。ゲームのようなものです。
ちなみに自動運転も、結局そうするのではないのか? と思っています(松尾さんがここで自動運転の事を口にしたので、たぶんあっていると思うのですが?)。
3D化すれば、応用もきく。AIロボットに掃除や料理をさせるのにも役立つことでしょう。
(これは逆に言えば、3D化が上手く行けば、全てが上手く行くという事です。動画も自動運転も兵器も、なんでもしてくれるAIロボットが可能になるという事です。そしてそれこそがシンギュラリティの到来です。人がいらなくなる未来です)
ここの動画で、クマさんという外の人が「今後未来にために、何の勉強が必要か?」みたいな事を言ってましたが、分かっていない。
その「働くという基本がなくなるかも知れない」という事です。
もちろん、過渡期が10年はあるだろうから、その間のために「何の技能が必要か?」は大事だが、最後はいらないのです(それを言えないから松尾さんはいわないのでしょう。やばい言葉だからです)。
松尾さんはこの辺の事も考えていて「人は生きている」と言います。
つまり生きている人に必要なのが、全ての物なのです。AIもしかりです。
生きている人の「本能にそったことをしたい」という欲望が人の全てなのです。
だからそれを持っている人のみが、何をやりたいかを決めれる(AIには何をやりたいかは必要がないからです)。
つまり理由と意味を付けれるのが人だと言うことであり、だから「人が主人公なのは、未来においても変わらない」という事です。
ひろゆきさんは、この頃はまだ困惑してるのか? 「だとしたら、人の勉強が出来るなどの意味はなくなるじゃないか?」みたいな事を言いたいようでした(悲観ではなく、事実と言うことで言ってるようですが)。
川上さんは分かっていて「それらは、すごいね、と言われる」と言ってました。そうでしょう。
これは「宴会芸程度になるという事じゃないか」と言っていた、ひろゆきさんの答えであっています。
あってはいますが、川上さんが言ってたように「野球や将棋もある」という事でもあります。生産性がないゲーム、野球などでも、人は価値は見いだせると言うことです。これもあっています。だから悲観になることはない。
ただその後の川上さんの言葉が違うと思う。「金を稼ぐ」と言うのは残ると思っていることです。
金とは、世界を回すために必要なものであり、便利な道具でしか無い。金自体が欲しいのではないからです。金から得られるものが欲しいだけです。
だから、働かなくても生きて行けて問題がない世界なら、金の価値も下っていくのです。
そもそも金という「なんでも」買える通貨という存在自体が、未来は怪しい。
デジタル通貨になると言う事は「全て金券あつかい」にも出来ると言うことです。どこで使えるかも、何を買えるかも決めれる。
それにデジタルで管理すれば、誰がどれだけかったかも把握できるし、だから買える量も決めれる。これは最近あった「買い占め阻止」の事です。
働かなくても良くなったら(半分であっても)ベーシックインカムが必要でしょう。
(ずっと私は言ってるけど)そうなると、なんでも買えるお金を配るべきではない。酒のんだり賭け事で使ったりするからです。
だから「食費で何万まで」「家賃はいくらまで」等と、決める事が必要になる。
全ての人にスマフォを持たせ(ベーシックインカム内のお金で)、それで決済すれば買える物を操作出来る。
私は更に、全ての国民の顔認証や指紋認証をすればいいと思っています。そうすればお年寄りでも手ぶらでスーパーに行って、ベーシックインカム内で買い物が出来ます。
世界がそうなったら、買い占めが起きそうなものだけ、認証が必要にすればいいのです。
ベーシックインカムが始まり、月半分のバイトで生きていけるようになったら、みんな今の大学生のようになる。そしてサークル活動を一生して過ごすのです。
サークル活動の大学生にとって、金はそこまで必要ではない。金持ちに対しても「へーすごいね」で終わらせられるからです。
川上さんは勉強に対して「へーすごいね」と呼ばれるものになると言いますが、金持ちに対しても「へーすごいね」という時代になるかもしれないのです。
長くなったので、ここで止めます。
他のyoutubeも書こうと思っていたのに、意外とここだけで長くなりました。
ただ他のyoutubeも見て言いたかった事は、結局「人間とはなにか?」に行き着くという事です。
東浩紀さんも落合陽一さんも、今後の世界はそっちの問題に落ち着きそうだと考えているのではないのか? と思っています。
だから養老孟司さんの話が、結局一番ためになる。地に足が付いている人だからです。
お金を稼ぐのも、政治を考えるのも、結局は人として幸せになりたいからです。お金や政治が目的ではなく、ただの手段です。
この手段がAIが発展したら、比較的簡単に手に入りそうなのです(政治は無理だろうと思うだろうけど、人の目標は問題なく生きていければいいので、AIで政治的問題が少なくなると言う事です)。
だとしたら、残るのは「人として幸せとはなにか?」になるのは、至極当然の事なのです。