何か他人の失敗ばかり書いている気がしますが、今回もそんな話です。
ユーチューバーのヒカルさんが芸人に、ユーチューバーを馬鹿にされたと怒っていた事などについて書きます。
大事なのは事実です。
そして失敗は失敗だと理解して、次はしない様にする事です。
だから「同じような事で間違えない様に、私も含め、皆さんも何がおかしいのか認識しましょう」と言う話です。
私が他人の失敗を見て喜んでいる話ではない、と言う事です。
まず、この話自体の結論から言うと、ヒカルさんは流石にこれだけ売れた人だと言う事で、やり方が上手い、と言う事ですね。
私は始め、わざと世間に注目され盛り上げる為に騒いでいるのじゃ無いのかな？ と思えて仕方がなかったです。
なんで後になって言うのか？ なんでわざわざ他人に向かい言うのか？ 等も含め、わざとやってるな、と思えてました。
しかしどうも、今一反感も大きいかったようです。
そして早々もう止めます。和解しました、と終わらせてしまう。無理だと思ったらすぐ損切りをする、流石です。
しかも「騒がれると思い、わざとやった気持ちもあった」と認める所が流石ですね。栓を閉めてしまい、誰にもこれ以上文句を言わせない方法です。分かってますね。
さて、一度戻って、芸人がなぜ文句を言ったのか？ から話します。
この芸人は、テレビでやっている人の方が、ユーチューバーより優れている、と言いたかったようです。
ただ、芸人が「完全に自分らの方が優っていて勝っている」と本当に思っていたのなら、そんな事は言わない。
どこかに勝ててない、と思う所があったのでしょう。金銭的な所とかね。
もしくは「勝ててないと世間は思っている」と思っていたのかです。自分は勝っていると思っているのに、世間では思われてない、そこに不満があったのでしょう。
自分が負けてると思っているか、世間に負けてると思われていると思っているか、ですが、どっちにしても気持ちで勝ててないから文句を言うのです。
さて、それに対してヒカルさんが怒る訳です。
そんな訳ないだろ、お前より俺の方が稼いでいる、等と怒る訳です。
これも同じです。もし本当に自分が勝てていると思えたのなら、怒らない。
もしくは、こっちも同じで「世間ではユーチューバーが下に見られている」と言うのが頭に来るのでしょう。
「本当に完全に自分が勝っているし、世間も含めた周りに皆が自分の方が勝っていると思わてれいる」と思えたのなら怒らないのです。
何を言われても鼻で笑ってお終いです。
もちろん限度はある。なんでもしつこく言えば誰でも怒るわけです。しかしそれは、内容で怒るのでは無く、しつこく反論する事に怒るのです。
面白いのは、どっちも怒っていると言う事です。
どっちも自分が負けてると思っているか、世間には負けてると思われていると、思っているのです。
今現在のテレビ芸人とユーチューバー自体も、こういう状態ですね。
どっちが優勢では無く、膠着状態です。
それでヒカルさんは「俺の方が金を稼いでいる」と言いました。ああ、言っちゃったね、と言う事です。
テレビ芸人もユーチューバーもジャンルが違うのだから、同じ基準では計れない。
だから同じく計れる基準、お金で計ろうとする事は、間違ってません。それしかやりようがないので、間違ってはいない。
でも勘違いですね。お金はある程度はその人の能力が出ますが、差額分がそのまま価値の差とも違うし、その人の能力の差とも違う。
もし世の中の人すべてが「一円でも高いお金が欲しい」「一円でも持っている事が素晴らしいのだ」と思っているのなら間違ってはいないのですが、そうではないですね。
例えば百年に一人の逸材がいたとして、それが野球選手だったとしたら、お金持ちになれる。サッカー選手でもなれる。
しかし柔道選手ならなれない。もちろんオリンピックには出れるし、だからコマーシャルに出たりして、そこそこは稼げるでしょう。
では剣道なら？ 合気道なら？ 無理ですよね？ でも百年に一人の逸材なのに変わりは無いのです。
ではその人の価値はどうなのか？ もちろんそれは人それぞれが勝手に決めるだけです。
野球に興味がない人なら、すごい野球選手はどうでもいいのです。
もちろんお金持ちだろうから、お金持ちだと言う価値はあります。
しかしそれだって、じゃあ皆お金持ちなら結婚するのか？ と言うとそうだとは限らない。
お金があるクソ野郎なら、普通の人の方が良い場合も多い事でしょう。
つまりお金は一つの基準になりえるが、基準の一つでしかなく、それだけしか基準がないわけではないと言う事です。
ヒカルさんは、自分が金を持っているので優れている、と言うのなら、もっとずっと金持ちの人の事は、自分より優れた人だと思っているのでしょうかね？
もしかしたら、そう思っている可能性もありますが。
もっと金を持ったクソ野郎だって探せばいる事でしょう。その人にひれ伏すのですかね？
そもそも金とは何なのか？
始めは「この芋１０個と、その魚３匹交換しよう」から始まったと思います。
しかし腐るから不便ですね。だから日本だと腐りにくい「米」がお金みたいな価値になりました。
そこで米より更に劣化しない「お金」を開発した。つまり芋と魚の間に入るツールですね。お金とはそれだけの事ですね。
今だともっと多くの物が買える。労働力だって買える。だから便利だし、あって困る事は無い。だから皆欲しがるのです。
しかし、ならもう欲しい物が無いのならどうでしょう？
今の日本は衣、食、住が不便はなく手に入る。少なくとも全ての国民が不便なく手に入るだけを用意できる国になりました。後は上手く分配するだけです。
で、友達もいて趣味もあって家族もいる、と言う生活が出来たら、もういらないと言う人だって出て来るでしょ？
もちろん、最低限のお金がないと不幸です。それは間違いがない。
しかし、それ以上のお金は、人生のプラスアルファでしかない。おまけなのです。
ただ、その「おまけ」が、とてもとても欲しがる人もいます。
しかし、そこまで多くはないですよ。
お金でのみで人生を勘定して、基準をお金に持ってくる人は、その「おまけ」がとても大事な人なのでしょう。
もしくは「おまけ」でしか自分のすごさを表せられないのでしょう。
面白いのは堀江さんですね。
私はこの人の文句ばかり言ってますが、全否定ではない。全否定だったら無視します。
この人はお金持ちなのにそこには触れませんね。よく怒るのに「お金持ってるぞ」等とは怒らない人です。
自分よりずっと金持ちがいる事を理解している人ですね。
そしてその人達は優れているが、お金の割合で優れている訳ではないと分かっている人です。だから金の事は言わない。
堀江さんは、自分よりずっと金持ちの人の事を、自分とレベルは変わらないと思っているのか、自分の方が優れていると思っているのでしょう。たぶん大体はあっています。
そう考えるとヒカルさんは成金ですね。最近金を持ったのと、それでしか自分のすごさを言えない人です。
ただまだ若いので、今のうちに堀江さんやひろゆきさんが、金を持ってるぞとは言わない事に気が付きましょう。
お金なんて、国がせっせと刷っているものです。その程度のだと分かっているのが堀江さんとかひろゆきさんです。
そして一生難なく暮らせるだけの金を持った彼らにとって、お金ももう我々庶民とは感覚が違うのでしょう。
我々は庶民にとっては、一億円は百万円の百倍の価値だと思っている。
たぶんですが、彼らに取ったら、もう「何かが出来る物」と言う塊でしかないと思います。百億は宇宙に行ける物、だとか、何億あればこの程度の企業作れる、とかの基準でしかないのでしょう。
つまり原始的に戻って来るのです。「何かの代わりになる物」と言う基本に戻って行くのです。
我々庶民の方は「なんでも買える物」だと思っている。だから多いのがすごいのだと思うのです。
だから「何億持っているから、俺は優れている」等と思うのですね。そう思う人は、まだ気持ちが庶民なのでしょう。
ちなみに、芸人とユーチューバーは違う職業です。なぜ一緒の物差しで考えるのでしょうね？
ユーチューバーで優れてるから、テレビでもやって行ける、と言う訳ではない。
逆もしかり。テレビで受けててもユーチューバーではうけない人も多い。
単純に違う事をやっているのだから、当たり前ですね。
テレビの芸人も芸能人も、物語で言えば役者の様なものです。
逆にユーチューバーは、脚本家であり監督でもあります。もちろん役者でもあるのですが、一人芝居に近い。
そして単純な役者だとみれば、テレビ芸能人の方が優れているでしょう。だからテレビでやって行くのは、ユーチューバーでは難しい。
なのにヒカルさんはテレビでもやって行けると思っているようですね。どうでしょうね？
たまに大谷翔平の様に二刀流もいるので、なんとも言えないけど、難しいですよ。
一番いいのは「俺はテレビでもやっていける」と言いながら「でも出ないけどね」と言っているうちが、一番危険なく利益が出せると思いますが、どうでしょうか？
さてせっかくなので他の事も言います。芸人も吉本なんかでは漫才やコントでうけた人がテレビに出て来ますね。
漫才とテレビ芸人もまた違う職業です。分かっているのでしょうか？
だから漫才が上手くても上手く行かない人がいますね。漫才やコントって、いつからテレビ芸人の登竜門になったのでしょうね？ 間違ってます。
まだ他人と話すのを学ぶ人はテレビでもやっていける様になりやすい。二人以上でやる漫才の人です。
だけどピン芸人は難しい。一人でやる事に特化した人だから、テレビだと難しいのです。
この辺も誰も言わないですね？ どうしちゃたのでしょうね？
違う職業なのだから、違うやり方でテレビ芸人は出て来るべきです。
それすら分からないのだから、ユーチューバーと芸人が違う職業だと気が付かないのでしょうね。残念な国ですね。
ではテレビとユーチューバー、どっちが勝つのか？
勝ったのはGoogleですね。（正確には親会社の事だけど）
結局Googleの一人勝ちであり、その手の平の上でもめ合ってるのがテレビとユーチューバーです。
そう考えると、今の時点ではやはりメタバースがカギを握っていると言う事です。
なぜならGoogleの牙城を崩せるのは、今の所メタバースしか見付かって無いからです。
それすら結局外国に持っていかれる。
テレビが滅び、ユーチューバーが成り上がって来たと思わせながら、結局外国に乗っ取られそうになっている、と言う事です。
だからひろゆきさんは「若い人は外国に逃げましょう」と言うのですね。
問題を突き詰めて行って「日本国内の狭い所で、もめている場合ではない」という話でした。
