エロスとはギリシャ神話で性愛をつかさどる神
エロスはローマ神話のクピードと同一視される。
クピードの妻がプシュケー
プシュケーと言う言葉の元の意味が「心」「魂」そして「蝶」である。
ハイフンは英語だと複数の英語をつないで、一つの英語にする時などに使う。
wikiに書いてある例
- man-eating shark : 人を食べるサメ
- man eating shark : サメの肉を食べる人
日本で昔、サメをワニと呼んだとか、呼ばなかったとか?
そう言えば、最後の桃恵の部屋にサメの縫いぐるみがあったね。
アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」10話見ました。ネタバレです。
とにかく暗喩パズルがうまい。
しかも一つの物に二つの意味があると、作りが複雑になり、謎が難しくなる。
これらを思いついた野島さんが、どうしてもやりたかったので、それが成立するアニメに降り立ったのだと思えてきました。
まず表が野島作品ぽいですね。
あまりに野島さんらしくて、ちょっとギャグっぽくすら見えます。
しかし普通のアニメにない要素をやってくれることは、価値があると思います。
価値はあるが、どうも重いし、古臭い。しかしそれを誤魔化せる作りです。裏に他の意味がある物語なので、それが分かれば、この話をただの古臭い話だと言わせない作りになっています。
表の話は皆さんが話してくれるだろうから言いません。
エンディングテーマの声優の所を見ると、あの蝶の顔をした死神みたいな奴の名が「ハイフン」なのが分かる。これがまた上手いね。
ハイフンが切り取って「man-eating shark 人を食べるサメ」を「man eating shark サメの肉を食べる人」にしているのでしょうけど、wiki見て決めたのでしょうかね? それとも有名な文なのか?
でもちょっとおかしいですね。本当は「ハイフンが切り取って」じゃなくて「ハイフンを切り取って」にしなくちゃいけませんね。
つまりそこまで正確では無いと言う事です。
なぜか? これはそこまで大事な事では無いと言う事です。
大事なのは、「ハイフン」はやはり「切れて別々のものになったのを繋ぎ、一つにものにする役」だと言う事でしょう。
この回にタナトスとエロスが出て来ますね。
ギリシャ神話だろうけど、それをフロイトの話にかけたりして、哲学的や心理学的な事として使うそうです。
タナトスが「死」を表すのだが、それに対抗するのがエロスであり「性」を表す。そして「性」が「生」を表す。と言う様な意味です(本当は複雑だろうけど、単純に言っています)。
確かに「性欲」などは「生きる力」につながりやすく「子孫繁栄」でもあるので「生」を表すととっても間違っていないと思います(これも細かく言えばそうでもないけど)。
「性欲」とまでは言わずとも「異性」の存在が生きる力になるので、異性が生きる事に大事だと言いたいのでしょう(同性でも良いのですけど、性的対象と言う事)。
ちなみに「アカ達の謎よりも恋話の方が大事だ」と言う今回の話は、冗談ではなくちゃんと意味があるのです。
エロスは男の神です。じゃあエロスは誰か? 先生ですね。
ハイフンは死神の鎌みたいのをもってますね。こいつがタナトスですね。
しかし蝶でもあります。蝶はエロスの妻プシュケーであり「心」でもあります。
そして制服ですね。ただ古いタイプの制服です。
では誰か? それはもちろんエロスの妻的存在ですよ。
これはまだ分からないのだけど、ハイフンはタナトスであり死をもたらす者です。しかし死から救おうとしてるのかも知れません。
だとしたら二つの意味があり、しかも逆の意味があるのです。そうだとすればとても良いミステリーですが、どうでしょうか?
ちなみにエロスも生きる力として機能していると言う事です。
ハイフンはタナトスなのに相反するエロスの妻として、最後「喜び」を生もうと言うのです。
その為に違う物を一つにする。
さらにその為に死をもたらすのです。
どうも気になるのが、どこが大外になるのか? と言う事です。
この事はこのブログの始めの方の考察で言いましたが、それが結局最後まで分からないようです。
そして次がどうとでも出来る11話です。どうするのか?
ただどうも手堅い作りな気もします。10話の最後でもまだまだぶっ飛び感は足りないですよ。私にはね。