号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

麒麟いまだ見えず

大河ドラマ麒麟がくる」が最終回を迎えたようす。

実は一回も見てません。

でも流石に大河ドラマ、色々最終回の内容がネットで出てきますね。

 

明智光秀の物語なのはなんとなく聞こえてきてました。

なので最後どうするのかな? とは思ってましたが、なんとなく生き残ったような? 史実の様に死んだような? という終わり方だったそうです。

そこで、光秀は本能寺の変の後死んだのか? の個人的な意見です。

素人です。疑って聞いて下さい。

 

まあ死んだでしょう。生きて隠れるにも有名人過ぎるし、誰かが生き残る様にするには危険すぎますからね。

そこで天海の登場です。この人は光秀じゃないのか? と言われてます。

しかし亡くなった年から言って、流石に光秀だと長生き過ぎると言われているようです。

では何者なのか? ですね。

歴史に急に出て来たのに徳川家康に厚遇されます。明らかに不自然です。

私が思うに家康の身内だろうと思っています。子供か? いとこか? たぶんそんなに家康とは離れていない身内だったのでしょう。

ではなぜそれを隠す必要があるのか? です。

そこで光秀です。天海は光秀の血も入っていたのでしょう。子供か? 兄弟の子か? 子供の子か? そんな所です。

裏切りの男の血筋です。それは隠す必要があります。大きな大名になり、その後天下を取った家康にとったら、裏切る奴を褒めるわけにはいきませんからね。

 

戦国時代の前からすでに、権力者で金持ちの侍の中では政略結婚が当たり前でしたね。調べると権力者はあっちこっちに親族がいるのが分かります。とくに娘をどこかの権力者に嫁がせるのは当たり前でした。

家康も光秀も権力者です。しかもかなりの権力者になります。

そしてたぶん出身地も近い筈です。光秀は今一出身地は分かりませんが、たぶん岐阜当たりじゃないでしょうか? もし違くても斎藤道三につきその後信長につくのだから、岐阜当たりにずっといる事になる権力者です。

だから光秀と家康の間に政略結婚があったとしても不思議ではないばかりか、無い方が不自然ですね。

 

遮那王もそうですが、負けた側の勢力の子は殺すのは可哀そうだと言う事で、寺に入れる事がありますね。

たぶん天海は光秀の血を継いでいて一緒に殺される運命だったが、家康の方の血も継いでいるので恩赦として寺に入れられたのでは無いでしょうか?

そして生き残り、その後家康の元に帰ってきたのでしょう。

だたやはり謀反を起こした光秀の血筋なので、それは隠されて行ったのでは無いでしょうか?

 

麒麟は泰平の世にあらわれるそうですね。

しかし「麒麟がくる」ではまだ泰平になる前に終わってます。

私ならもっと後の時代を少し映し、天海が親かもしくは叔父か祖父である光秀の事をなつかしく家康と話す、というシーンを入れますけどね。

 

さて、おまけです。

私はずっと、何で豊臣秀吉は大大名になった徳川家康をそのまま残したのか? と思っていました。

家康がたぬきで上手く振舞った、とも取れるですが、それだと秀吉が馬鹿すぎる気がします。

でも家康は秀吉にとって、やはり信用できる存在だったのでは無いのか? と思えてきました。ただ根拠は無いです。

秀吉の子供、秀頼は大きくなった時に家康に合う。物語では「この時家康は立派になった秀頼を見、そして自分の馬鹿息子と比べてみて、こいつを生かしておいてはダメだと思った」と言う事になってますね。

しかし秀頼は秀吉の子では無いのでは無いのか? と言われてますね。子供が出来ない秀吉に急に年取ってから子供が出来たのがおかしいとか、秀頼は秀吉と比べ身長が高すぎるとか言われているようです。

だから家康が大きくなった秀頼を見た時「こいつ秀吉の子じゃないな」と思ったのでは無いでしょうか? だとしたら秀頼の母である茶々の国を乗っ取る行為であり、秀吉に対する裏切りでしかない。

だとしたら秀吉にとって本当に信頼を置ける存在だった家康は、秀頼を殺しても良い事になるばかりか、殺す方が信頼があった証拠になります。

秀頼の母の茶々は浅井長政の子ですね。浅井は信長の命令で秀吉に処刑にあってます。

そして茶々の母は信長の妹、市です。市も浅井死後柴田勝家に嫁ぎ直したが、柴田も秀吉に滅ぼされ、その時市も一緒に死んでいます。

茶々にとったら秀吉は父と母、そして兄等を殺した張本人ですね。だから秀吉を恨んで当然です。

だとしたら、裏切りとして他人との間に子を作り、それに天下を取らせようとしても自然ですね。だからそうしたのでは無いでしょうか?

そしてその辺に詳しい家康は疑ったはずです。本当に秀吉の子なのか? と。そして実際見て違うと判断して、秀頼を滅ぼしたのでしょう。

 

ちなみに茶々は信長の姪ですね。

私は家康は信長が嫌いだったか、もしくはそこまでではなくとも、気持ち悪い奴だな位は思ってなかったのかな? と思っています。

家康の長男も信長に言われ切腹させてます。ただこれは長男が悪かったので仕方がないとも言われていて、どうもはっきりはしない。

しかし長男が悪かったとしても、切腹させるまで追い込む信長を良くは思ってなかったと思います。

だから信長が死んでせいせいしてたのじゃいのかな? と思っています。

その時にまた信長の血筋の茶々が出て来る訳です。そしてまた秀吉を騙し天下を取ろうとする。だとすれば滅ぼそうと決心しても妥当だと思います。

 

信長の血筋が天下を狙える所から消え、秀吉も消え、明智も消える。

しかし明智の血筋の天海が家康の近くに残る。それで天下泰平になる。

「天海が麒麟だった」という話で「麒麟がくる」の終わりは良かったのじゃないのかな? と思っています。