号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

ニュースなどを見て思った事。23年8月28日

ニュースを見て思った事を書きます。

素人意見です。あくまで、個人のたたき台として読んでください。

 

 

プリゴジンが亡くなったようです。

これらの事を言うと、文句が多くなるし、個人的にも世間的にもどうでもいい話だと思うので、無視しようかと思ってましたが、一応書いときます。

 

プリゴジンが本当に亡くなっていても、生きていても、プーチンに殺されたとしても、違くとも、どうでもいいですね。

どの可能性もあるが、どれでもほとんどの人には関係がない話だからです。

プリゴジンは、もうロシアには使いようがなく、だから表には出て来ないでしょう。

だから一般人には関係がなく、しかもプーチンにとっても使い道がないのでいなくても良い人です。

 

プーチンにとっていなくても良いだったが、人気が出てしまったので、いない方が良い人になってしまいました。

しかも(前に私が言った様に)、ロシアでの武装蜂起もプーチンと一緒に自作自演だとしたら、秘密を知っている人です。

だから普通は消します。

なので、普通に消されただけですね。

 

大事なのは、なぜモスク近郊にいたのか? って事です。

プリゴジンはアホなので、武装蜂起しても消されると分からず、モスクワ近郊にいた」と皆思っているのでしょうか?

普通に考えれば「大丈夫だと思える状態だったから、モスクワ近郊にいた」と考えるでしょう?

武装蜂起しても、のこのこ、モスクワあたりを、あちこち歩いているのだから、普通に考えればプーチンとグルだった、と思わないのだろうか?

もちろんこれは、あくまで「可能性」ですが、これが可能性の一つとして出て来ない奴は、ただの馬鹿です。

 

「なぜ飛行機墜落などと言う殺し方をしたのか? 分からないし合理的じゃない」みたいな事を言っている、おとぼけ専門家がいますが、この人はただの素人です。聞くだけ無駄です。

プーチンは、明らかにプーチンが殺したと思われる暗殺を今までして来た人です。

裏で消しても誰にもアピールが出来ない。

表立って殺せば「明らかに死んだので、もういない」と言う事と「プーチンは怖い人だ」と言う二重のアピールが出来るのです。

昔、メルケル首相がマスコミに「卑劣な暗殺は許されない」みたいな事を、わざわざプーチンが後ろを通る時に(何かの各国の集まりの時)言っていましたね。つまり皆普通に暗殺を知っている状態だ、と言う事です。要人だけではなく、マスコミもです。

これに対しプーチンは反論すらしてました。つまりプーチンも暗殺を隠すつもはない。表立って自分が殺したと言わなければ、皆が「暗殺したのはプーチンだ」と思っていても良いと言う事です。

いや、裏で「プーチンが暗殺した」と皆が思っている状態の方がいいのです。

恐怖心が生まれるし、「皆が知っていてもプーチンは捕まらない」と言う状態は、力の誇示だからです。

 

ちなみに、私はやはりプリゴジンは死んでいると思います。

普通に考えれば、生きている理由が無い。

秘密を知っていて、しかも反体制派の象徴になりかねないので、邪魔なだけです。

ただ、もしプーチンの娘の夫の父、とか、何か理由があれば生きている可能性も無くもないですが、逆に言えばそう言う事がなければ生きてはいないでしょう。

 

ちょっと思ったのが、みなロシアの情報を鵜呑みにし過ぎです。

プーチンが言った。ロシアが言った。プリゴジンが言った。と言うのを、鵜呑みにしますね。

彼らは、信用出来ない人達って知らないのかな?

世の中には、嘘を言う人がいると言う事を知らないのか?

ちょっと世間知らずのボンボンが多すぎる気がするのですが、どうでしょうか?

 

 

他の事、

原発処理水を海に出したので、中国が水産物輸入禁止をしたようです。

 

そもそも、レアメタルを出さないと言った時に「中国は信用が出来ないので当てにしてはいけない」と学んだのではないのですか?

これがアメリカなら、まだアメリカの世論に訴える、と言う方法が残されてます。

しかし中国にはない。

つまり中国政府がやろうと思えば出来るのが、怖いのです。これはロシアなどの独裁国家全てにあてはまります。

 

アメリカは中国との対立を深めてます。

ロシアの事もあり、ヨーロッパも中国からは離れて行ってます。

少子高齢化が日本よりすごいです。

住宅のバブルがはじけ、景気が悪くなって行きそうです。

 

つまり中国は上手く行ってないのです。

独裁国家で、国が上手く行ってないとは「権力者グループが上手くやってないと、国民に思われている」と言う事です。

だとすれば、何かと誤魔化すニュースを出すのが定石です。

その中で、日本の処理水放出に文句を言うのは当たり前です。世間的にも国際的にも、これで文句を言うのはしょうがない、と思われる内容なのだから、これに乗らない手はないのです。

 

しかも世論を敵にしないで、禁輸などをやってしまえば、何も損がなく、日本に対し譲歩を生み出せるかもしれない。

この何もない所から、譲歩を生み出すのは、プーチンお家芸ですね。中国もそれをやっただけです。

ちなみに、日本の各省庁もこんな事をやります。やってしまえば、今度はもしそれを止める事になっても、既得権を持てるからです。

例えば東京都市部上空を、旅客機が飛ぶようになりました。あれを始めからしなければ、何も権力が生まれない。

やれば、まず「それをやる時」に権力が生まれる。その後「やっぱり止めよう」となった時にも権力が生まれる。政治家にも「やろうとする団体」と「やめようとする団体」両方から金が間接的に入って来る事になる。

 

大事なので、もう一度まとめで言います。

始めからやらなければ、どこからも金が入ってこないし、権力が生まれない。

やってしまえば「やりたい団体」「止めたい団体」両方から金が入り、それを決めれる人に権力も生まれるのです。

これを、プーチンも中国も政府もやります。騙されないように注意しましょう。

 

水産物輸出禁止に対する話に戻ります。

政府も悪い。ただ悪いのは「中国相手だとリスクがある」と言う事を伝えてない所です。

原発処理水放出自体は悪くはない。中国に説明が足りないなんて事も無い。何を説明しても無駄です。中国はいちゃもんを付けること自体が目標であり、何かの達成の為の手段ではない。原発事故自体が政府に責任だ、と言うのならあっているが、世間がその意味で言ってはいないと思います)

 

輸出品は、どうも、ホタテが一番多いようです。

ホタテは養殖だろうから(たぶん)そうなると作っている人は、確かに可愛そうです。

 

ただ、養殖じゃない方は、個人的には売れなくてもどうでも良いです。

限りある資源である、自然の魚などは「日本人の物」です。

それを売るのはどういう事か? 単純に高く買うからです。

高く買う人がいるから売ると言う事は、安くしか買わない日本には売らないか、高く売ると言う事です。

魚を取ったのは漁師の功績ですが、魚自体は日本国民の財産です。

そもそも、それを外国に売ると言うやり方を、進めている国がおかしいのです。

 

しかしこれも漁師はせめてません。

漁師は法律にそってやっているだけなので、攻められる筋合いはない。

だから、それを推し進めている国がどうかしてるのでしょう。

 

中国は独裁国家で、中国政府が自分の都合で何でもできる。

その国に何かを売ると言う事は、彼らの思惑だけの流されるリスクがあると知っておかないといけない。

だからこそ、距離を置くべきです。

敵対しろと言ってるのではなく、距離をおけ、と言ってるのです。

中国に寄りかかったら、その時から「俺がどけば、お前は倒れるけど?」と脅される可能性がある事は分かってないといけません。体を預けてはいけない。

 

前に言った様に、中国は急に力を持ち、それを行使して行ってます。

これは間違いです。失敗しましたね。各国に嫌われて行ってます。

世界ナンバーワンになれる可能性を、自ら失いました。

日本にとったら、良かった事です。

ただね。日本もバブル後失われた30年になり、もはや失われた国になりました。

当時の日本は、アメリカの人口の半分位いたから、やり方次第でアメリカを抜く事だって可能性があったと思う。

だから、日本がすたれ、アメリカの属国であり続けた事を、喜んでいる当時生きていたアメリカ人はいる筈です。

そしてその事を知っているアメリカ人は「日本は自分で転んで、自分で世界の覇者になれる可能性をつぶした」と思っている筈です。

同じ事をまた、日本人も中国に対し今は思っているし、アメリカ人はまた思っているのです。

 

日本からしたら、中国は少子高齢化だし、建設バブルがはじけたし、落ちていく中国を見ていると、まるで自分を見ている様じゃないですか。

何か複雑な気持ちです。