22年 4月 9日 22時ごろ
私は前に「プーチンはNATOが、国の隣に来るなんて気にしてない」と言うような事を言いました。今でもそう思っています。
どうでも良い事を大事なことのように思わす、と言うのは上手いやり方ですね。
どうでもいいから弱みにならないし、最悪失っても構わないからです。
さて、今後ドンバス地方など東方で戦闘が強くなると皆言います。
でもプーチンは東方をどうしたいのですかね?
マリウポリあたりを占領して、東南からクリミアまでつないで、そこで止まる、というのは考えられます。
ではそれが無理な時はどうするのか?
プーチンにはドンバス地方など東南あたりは、どうでも良い気がします。たぶんいらない。
だから勝ってもいいし、守ってもいいし、最悪負けて取られても良い気がしてきました。
あの辺はロシアの税金が入って持っているので、お荷物です。だからいらない。だから独立を目指すのです。
なのにドンバス地方などが「ロシア編入を望む」などと言い出しましたね。たぶんプーチンは鬱陶しいと思っている筈です。
だとしたら、いっそのことウクライナに攻められて、取られてしまったほうがいいかも? なんて考えていると思います。
そうなれば「敵にロシア人が住む所を武力で取られた。ロシア人を開放するまで戦争は終わらない」などと言えます。
戦争が終わらないのです。だから戦時中で特別だと言いながら、法律を変えたりして独裁を確固たるものにするのでしょう。もう選挙しないとか。
しかしドンバス地方が無いため、そこの国民を食べさす金はかからない。いたれりつくせりじゃないですか。
この「勝っても負けても、どちらでも良い」と言うのが上手いですね。この辺はかなわないな。
さて、アメリカの動向によると思います。
アメリカが攻撃的な武器を渡したのなら「プーチンはいらないと決めた」と思います。アメリカは分かっているので、様子を見ながら渡すからです。
じゃないと始めに言った「核で脅されているから、攻撃的な武器は渡せない」が通らないじゃないですか。
だからこれがなかったかのように攻撃的な武器を渡し始めたら、その時はプーチンが諦めたと知ってる時だ、と言う事です。
さて、アメリカはどう出る気か?
しかしクリミアは要所なので渡す気は無いでしょう。なのでこっちはロシアに編入するのです。
だからこの辺のことは見ておいてくださいね。言ってた事と、やってる事におかしな事が起きたら、何かがあるという事ですから。
他の事。
ロシアには国家親衛隊と言うのがいるそうだと、前に言いました。
あれは誰が見てもプーチンの私兵ですね。
ではなぜ私兵が必要か? です。
ロシア兵がプーチンの意のままに操れるのなら、他の兵はいらないのです。
逆にロシア軍人がプーチンの手下ではないからこそ、他に私兵が必要だったのです。
軍人は国に付きます。例えばアメリカは大統領が一番えらいが、大統領を辞めたトランプの言うことなんか軍人は誰も聞かないのです。
それはロシアも同じでしょう。プーチンが大統領だから言うことを聞くが、大統領じゃなくなれば誰も言うことは聞かない。
それはプーチンが大統領中であっても、プーチンの言う事が「国のためにならない事」なら言う事を聞かない、と言う事でもあります。
プーチンが「もう民主主義止めて、俺の独裁国家にする」と言ったら敵対するということです。ロシア軍人は、国そのものに付いているからです。
しかしプーチンの私兵なら違う。もちろん下の方は状況すら知らないだろうけど、親衛隊の偉い人はプーチンと一蓮托生です。プーチンがいなくなれば今の地位がなくなるからです。(逆に軍人はプーチンがいなくなっても立場は変わらない)
親衛隊は自分のために、プーチンの為になる行動をするのです。
さて、ドンバス地方がウクライナに取られるとなると、国民に合わす顔がない、と皆言います。
だからマスコミも学者も皆「ここで勝って、記念日に国民に伝えようとしている」と言いますね。
たぶん、それならそれでいいと、プーチンは思っている。
しかし勝ちきれず上手く行かなかったら?
それでどうなると言うのでしょう? どうもならない。
どうもならないのは、敵がいないからです。敵になるのはロシア軍だけです。
軍を掌握してしまえば、誰もプーチンに文句なんて言えないでしょ?
国民が文句を言おうが何だろうが、関係が無いのです。
国民に良い顔をしたいだろうと思うのは、まだ皆ロシアが民主主義だと思ってるからでしょう。
しかしそうじゃなければ、もしくはそうじゃなのを狙っているのなら、もう国民に良い顔をする事もないのです。
なので5月の記念日あたりで、一つの答えが出るかも知れない。
素直に「勝った」と国民に伝えたなら、まだ今後どうなるか私には分からない。
しかしそれ以外の、一見変な行動が起きたら、私の考えが合ってる可能性が高まる、と言うことです。
今でも、ロシア高官がロシア側も被害が多く出てる、と言った事とか胡散臭いけどね。諦める前ふりかもしれない。
さてどうでしょうね?
22年 4月 11日 12時ごろ
ロシアは総司令官を任命したようです。シリアで民間人を爆撃した人だそうです。
だから皆が言います。これからのロシアの攻撃が心配だと。
では今更このアレクサンドル・ドゥボルニコフを総司令官に任命したのは何なのか?
一つは威嚇でしょう。
今も駅をミサイル攻撃したりしてます。もちろん民間人がいる事なんて知らない訳が無い。
だから早く停戦しないと、民間人が一方的に死ぬよ、と言う脅しです。
しかしね。最近のキエフ近郊で民間人が死んでる事を世界に流した事で、世界がよりロシアの敵に回っている。
それにウクライナの気持が硬化しだしている。クリミアあげると言ったのを取り下げたりしてです。
だとすると、今はこんな事をすると、もっと敵(ウクライナ)が止めなくなると普通は思う訳です。
それに気になるのは、キエフ近郊から完全に撤退した事です。
自衛隊の元将官の人も言ってましたが、普通はキエフ方面にもちょっと残し、そうする事で東側に敵が集中する事を防ぐのじゃ無いのか?
ではこれは何か?
一つはそれでも勝てると思っている。
もしくは、東側は、やはり負けたいと思っているかです。
だから威嚇して民間人を殺し「アメリカ早く武器を渡してしまえ」と思ってるかもしれない。
もしそうなったら、皆よかったね。
「勝てた」と喜べるからね。
でもそうなったら、私は完全に負けだと思いますけどね。
結局の勝ち負けは、ロシアのプーチンの状態でしか分からないのです。
プーチンが良い状態で生き残れば、彼の勝ちです。
見誤ってはいけない。よく見といてください。