例え話です。
ここは剣と魔法の世界。
一般市民も簡単な魔法ぐらいは使える世界です。
冒険者と言われる人達がいます。
彼らは生まれつき職業と言うのが決まっています。戦士や魔法使いや盗賊などです。
この世界で成功しよとしたら、ダンジョンに行かなければなりません。
そこにはお宝が眠っているからです。
ただそこは危険であり、挑んで死んでしまう人も後を立ちません。
魔法使いがダンジョン入り口に訪れます。
魔法使いは魔法は使えるが、打たれ弱い。
簡単な魔法で、ダンジョンの中がどうなってるか大体は分かります。
調べると、どうも危険が一杯です。
「死んでしまうくらいなら、止めとこう」と帰ってしまいます。
戦士がダンジョンの入り口に訪れます。
戦士は力強く、打たれ強く、恐れ知らずです。
中がどうなってるか分からないが、外から見た感じではお宝が眠ってそうだと思います。
なので果敢に挑むのです。
結局はダンジョンの中の敵や罠次第なので、どうしても運が大事です。
運が悪い者、準備が足りない者、そもそも実力が無い者などがダンジョンに挑んで死んでいきます。
しかし中には成功するものがあらわれます。
挑んだ者だけが成功者になれるのです。
成功した戦士はお宝が得られます。
それで強い装備を買い、仲間を雇います。
それでまたダンジョンに挑むのです。
金で雇った仲間もいるし、装備も強いし、今度は簡単にダンジョンを攻略します。そしてまた金を得るのです。
一度成功すれば、後は成功が約束されてるようなものです。よほど馬鹿な真似をしなければ、もう大きな失敗も無い事でしょう。
いつしかその戦士は、街中に名が知れ渡る事になったのです。
世界には勇者という職業があるという伝説があります。
勇者は剣も魔法も使えるすぐれた者であり。世界を救うと言われています。
しかし未だ勇者を見たものはいません。
なのに戦士は成功したので調子に乗り「自分は勇者に違いがない」と勘違いしてしまいがちです。
しかし戦士は戦士です。魔法は使えません。
だから魔法を使おうとするが、元々無理なのです。
しまいに怒り出します。「何かがおかしい、それ手品じゃないのか? タネがあるのじゃないのか?」などと魔法使いに言い出します。
戦士には見えない力がある事が理解できません。世界には見えない魔法があることが理解できないのです。見えるものしか分からない人達だからです。
戦士は勇者ではありませんでした。
ただ偏った能力がある、すぐれた戦士であるだけです。
ある時、今まで見たこと無い謎の大きな敵が街に現れます。
「2022、ロシア、ウクライナに侵攻」と言う名前です。
見た事もない敵に都市国家は恐れおののきます。
驚いた都市国家、テレ朝とか日テレなどは、歴戦の戦士を召喚します。金ピカの鎧を身に着けた屈強の戦士です。
「数々の化物を倒してきた戦士様なら、必ずや謎の敵を倒してくれるだろう」と言うのです。
戦士は呼ばれ「任しとけ」とばかり、その謎の敵に挑みます。
ポコポコ叩くが、どうも攻撃が効いてないようです。
一度退き「いやあ、たぶん首の後ろが弱点だ。次こそは仕留めるぞ!」などと言います。
また攻めるが攻撃が効かず「たぶんアキレス腱の攻撃が効いてるはずなので、もう少しで倒れるぞ!」と言います。
それを聞いた都市国家、テレビジョンの民たちは「いやあ流石戦士様。もう少しであの謎の敵を倒してくれることでしょう」などと褒めたてます。
その脇で見ている、貧乏たらしい魔法使いがいます。ローブに杖なので、貧乏くさいです。
魔法使いが言う「あの怪物は魔法攻撃しか効かないやつだろ。いくら剣で叩いても倒せないよ」と。
ただ、貧乏くさい魔法使いが何を言った所で、誰も聞きません。
戦いは続きます。いつまでも続くことでしょう。
おわり。
ではどうしたら良かったのか?
戦士は自分が出来ないものを理解して、金で魔法使いでも雇えば良かったのです。
しかし自分が倒せ無い敵がいる事を、認めようとしなかったのが間違いです。
自分は勇者だと思ってしまった戦士の間違いなのです。
勇者など何処にもいないのです。
最近私は「世の中の成功者は、思ったより高確率でアスペルガー症候群と呼ばれる人達であろう」と思えてきました。*1
私は素人です。ただの感想です。疑ってください。
アスペルガーは「自閉症スペクトラム障害」と呼ばれる人です。
発達障害の一つだそうです。
脳のある部分が発達しなかった(たぶん線が細いのか少ないのか? ある部分に対するつなぎが悪いのだと思います)人達です。
どうもある部分に脳の電気の流れがいかないと、他の所に多く流れるようです。
だからその流れる方には多く流れ、とても能力を発揮するようです。
ただ流れが悪い所もあるので、ある面だと劣っていると言うことです。
つまり「偏った人達」だと思います。
スペクトラム障害で言語障害や知能障害がない人達をアスペルガーと呼ぶようです。
知能指数が高かったり能力が発揮されるが、言語外を理解することが苦手なのだそうです。皮肉とか人の気持ちとかです。
人の表情も読みにくいようですし、そもそも人の顔を認識するのが苦手な人も多いようです。
人の気持ちが分からないという事は、人の立場に立てないと言うことでもあります。それは仮想の誰かの立場に立てない、と言う事であり、それは未来の自分の立場にも立てないと言うことです。だから未来に恐れが無いのです。
私は軽度のアスペルガーの人を発達障害と呼ぶのはどうかな? と思っています。
ただ少し偏った人だと思います。
それに軽度だと数も多くいるようです。研究にもよるけど50人に一人とか100人に一人とか言われてるようです。
例えば潔癖症も病気ですが、軽ければただの綺麗好きです。
身長だって、極端に低い人も大きい人(2メーター30センチとか)も病気だとみなされますが、少しならただ小さな人だし、大きな人です。
つまり軽度だと「障害」呼ばわりはどうかな? と思っています。
この人達は何かを成し遂げやすいのは間違いがない。
アスペルガーの人は成功者に多いと言われてます。
脳のある部分の能力が高いのはもちろん、恐れを知らないので行動するからです。結局挑戦したものの中からしか成功者は現れないので、そうなります。
ただ挑戦して失敗した者も多くいるのは間違いがないので、勘違いしてはいけません。必ず成功するわけではない、運もあるのです。
この人達は人の心とかが分からない。
だから「なんでこんな事言うのだろう?」「なんでそれがおかしな行動だと分からないのだろう?」と普通の人が思うことを平気でしがちです。いるでしょ?
この人達はなまじ成功者なので、自分が他人より劣っている事を認めたがらないのです。
それに、ある部分は普通の人よりすぐれていて「なんでこんな事分からないんだ?」と日々普通の人に対して思っているので、尚更勘違いしがちです。「自分はすぐれた人なのだ、勇者なのだ」と思いがちなのです。
今回のウクライナの戦争の報道を見ていると、思ったより世の中にはアスペルガー症候群よりの人が多く、成功者と呼ばれているのだな、と感じました。
言外の意味、人の言葉の裏を読めない人が、多くいるのが分かるからです。
「なんでこんな事を鵜呑みにするのだろうか?」と言う人が多いのが分かるのが、今回の戦争のニュースです。
あと最近はyoutubeなどで、成功者と言われる人を長く見ることが出来るようになりました。
テレビだと少ししか話さないので、その人となりが分かりづらいのです。
しかしネット動画だといくらでも話せます。だから成功者として多くのアスペルガーの人達を見ることが可能です。
どうも、軽度だと多くの成功者の中にアスペルガーの人が混ざっていないのか? と感じるようになりました。
たぶん思ったより世の中の成功者には多く潜んでいるのでしょう。
この人達は認めるべきです。自分が勇者ではなく戦士なのだと。
成功者であるのは変わりはないので、何が得意で何が出来ないのかを理解して、無理なら他人にやらせればいいのです。
出来ないのにしゃしゃり出てきて、やろうとするから滑稽なのです。
例えば物語制作の監督だって、音楽は無理だと知っていて他人にやらせます。これは無理だと知ってるからです。
しかし物語自体は出来ると思いやりますね。脚本など出来ないのに無理してやって大失敗してます。音楽のように無理なら他人にやらせればいいのです。
今回のウクライナの事だって、無理なら出てこないほうがいい。
もう出ることも無いだろうから、今のうちに少しでも稼いでおこう、というのなら構わないけど、今後もある人なら無理して出てこないほうがいい。
逆に信用をなくし、未来をなくします。
今回は本当に自分自身の馬鹿を露呈している人が多いですね。
出来ない事ではなく、出来ない事が分かって無い事が馬鹿なのです。
誰でも出来ない事などあるのです。
魔法使いだって戦士のように戦えず、盗賊のように器用でもない。
自分は勇者で無いことを認めることが、まず大事なのでしょう。