プーチンが核使用を「議論した事もなければ、必要もない」と言ったと、ニュースに出てます。
それに対してyahooニュースなどでは、プロやアマのコメントが出てます。
それを見ると、相変わらず、訳が分からない事を言ってる人が多いので、我慢できず書きます。
特に、このプーチンのコメントに対して、バイデンが「つもりがないなら、なぜ言い続けるのか?」と言ったというニュースの方の、皆のコメントがやばいので文句を言います。
まず、この「プーチンの議論した事もないと言うのは、嘘じゃないのか?」と言う人や、「言ってる事が変わった」等と言ってるコメントに対して。
これらの人は、人とまともに話をした事すらないのかな?
人と言うのは、自分に都合の悪い事は言わないし、前提条件を端折って言うのが常です。
プーチンはあくまで「今の状態では使わない」と言ってるだけす。
つまり「元々のロシア領が攻められたりしてない状態で核を使う必要もなく、今の状態での核の使用(戦術的な核の使用)は、議論した事すらない」と言ってるだけでしょう。
その大前提を頭に置いて話している事は、普通に会話が出来る人なら分かる事です。
なのに、それらを考えられないでコメントを書く人は、人とまともな会話すら出来てない人なのでしょう。
そもそも、この前提でしゃべっている事は、他のニュースでは言ってますね。
「国家を防衛する時のみ、核を使う」とプーチンが言ったと、他のニュースでは言っている。
コメント書いている人は、その他のニュースを見て無いのか? 時間差で見て無いだけなのか?
これは、バイデンの今までのコメントに対しての、一般人のコメントでも、同じような勘違いが多いですね。
バイデンも「今の状態で核を使う可能性は低い」とずっと言っているし、しかし「追い詰められたら使うだろう」とも言っている。
これを聞いて「使わないと言ったり、使うと言ったり」と分からず聞いている人がいるけど、バイデンはずっと、ちゃんと筋が通っている事を言ってますよ。
バイデンもプーチンも、同じ事を言っているのです。
「今の状態で、戦術的に核を使う事は無い」
「しかし、元々のロシア本国が攻撃されたりして、プーチンが追い詰められたら使う」
と言う事です。
そもそも、プーチンは嘘も言うので、まともに聞いているだけ無駄なのですが、プーチンが上手いのは、嘘のつき方を知っている人だからです。
プーチンは「嘘は、なるべく言わない方が良い」と言う大前提を知っている人なのでしょう。
嘘でなけれは、心を込めて言えるし、整合性がおかしくなる事もなく、質問にすぐ答える事が出来ます。
だから嘘をつくのは最低限にしといて、嘘がなるべく少なくなる様に振舞うのです。
だから、実は言ってる事に、本当の事が多いのが、プーチンです。
肝心な所以外は、嘘にならないように気を付けた言い方をしています。
プーチンが核使用を「議論した事もなく、使う必要もない」と言った事は本当でしょう。
ただ言ってない前提条件があるだけです。
それが「今の様な状態で使う事は、議論した事が無い」とか「今の状態では必要もない」と言う事です。
どの様な状態でも必要がないとは思ってないし、どんな状態の使用に対しても議論した事もない、とは言ってない、と言う事です。
さて、面白いのは、これらに対してのバイデンの言葉です。
「プーチンが使わないと言ってるが、使う可能性があるからずっと言ってるのだろう」と言うような事をバイデンが言ってるのが、面白いのです。
なぜならバイデンが、こう言うには、意味があるからです。
バイデンは「プーチンは追い詰められたら使うぞ」と言いたいのです。
だから「プーチンを追い詰められない」と言っている。
そして、だから「強い武器はウクライナに与えられない」と言っているのです。
このバイデンも言葉は、本当でもあります。だからたちが悪い。
バイデンは、本当にプーチンを追い詰めるとやばいから、追い詰めれるほどの武器はあげれないと、暗に伝えたいのです。
しかしこれは、言い訳かもしれない。
つまりアメリカは、ロシアが戦っていてほしいかも知れないのです。
ロシアが悪い国であり続ければ、ロシアから離れられない中国も、ずっとやばい国だと思わせる事が出来、対中国包囲網が作りやすくなる事でしょう。
アメリカの景気もどんどん悪くなるし、戦争などの他国の出来事もあった方が、誤魔化せて良いでしょう。
アメリカ以外の他国、ヨーロッパの国々が弱るのも、アメリカには何かと得です。
弱れば手を貸せるし、だから仲間に出来るし、貸しも作れる。
などで、アメリカは戦争が続いてほしい事でしょう。
だから強い武器をあげれないと、バイデンは言いたい事でしょう。
だから「最悪、核を使うぞ」と、バイデンは脅すのです。
では、プーチンは、なぜこのタイミングで「核を使う必要がない」等と言うのでしょう?
これは、私の考えなので、疑って結構です。
みんな、ウクライナの四州をロシア併合した事で、プーチンは「自国が攻められたから、核を使う」と言い出し、核を使うだろう、と思っているようでしたね。
しかし私はそんな事はないだろう、と思ってました。
ロシアの現状は、ウクライナに攻められて、段々少しづつ取り返されている状態ですね。
この状態なのに「核を使わない」と、プーチンは言ったのです。
つまり、ウクライナからロシアになった場所は、攻められても核を使わない、と言っているようなものです。
これは、言っている事がおかしいですよね?
おかしな所に、正解が隠れているのです。
これもずっと私は言っているけど、プーチンはウクライナの領地など、クリミア以外、いらないのです。
だから、そこが攻められても核を使わないと言うのです。
気にせずどんどん攻めてこい、と言う事です。
いらないから、荒れても、取られてもいいのです。
いや、いっそ、ない方がいいでしょう。
ただ争っていてくれればいいのです。
それが、そもそもの目的なのでしょう。
プーチンは「危険で予測不可能で重要な10年が訪れる」と言ったようです。
つまり10年は続ける気でしょう。
寿命まで続ける気なのでしょう。
10年もあれば、国内の敵を全て葬り去り、完全にロシアを掌握する事でしょう。
もし、今私が言った事があっているとしたら?
プロでもアマでも、ウクライナ戦争のコメントは、ずっと幼稚なものばかりです。
だからプーチンに勝てる訳が無いのです。
今回のウクライナ戦争は、この国にとっても、とても参考になったと思います。
まともに考えれる人なんか、この国にはいないのが露呈したからです。
今からでも、考えられるまともな国にならないと、いつ滅んでもおかしくないでしょう。