号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

ウクライナの細かな事 3月3日

22年 3月 3日 15時ころ

 

ウクライナの細かな事です。参考程度で読んでください。

 

プーチンは始め、民間人と一般の建物を攻撃しなかったと思います。だから上手かったわけです。

しかし状況が変わってきました。民間人が殺され、建物に被害が多く出て来るようになりました。

だからプーチンに余裕がなくなった。勝てないので方向展開をし始めた。と言っている人が多いですね。そうかもしれません。

しかし他の理由もある。それを言わないのは一種のプロパガンダの様な物です。だから個人的に気に入りません。

 

ひろゆきさんがネット動画で言ってましたが、どうもウクライナは兵役があるようです。

兵士の訓練を受けた一般人が普通に町で暮らしている。

そして歩兵武器もち、町で待ち構えてる様です。

 

そして市街戦になってきました。

市街戦だと建物に隠れ、そこから銃撃を行う。

ロシア側はどうするか? もちろん建物に向かい銃撃をする。

建物に入って応戦などしてられないし、それならロシアの武器が優れていると言う優位性がなくなる。

そうなると建物に被害が出る。これは当たり前です。

 

そしてウクライナ側は、戦うのを学んだ一般人が銃を持ち、待ち構えてるのだから、見た目もただの民間人です。

そうなればロシア側から見たら、兵隊も民間人も区別などつかない。

だから民間人も撃つことになる。撃たなければ自分が撃たれるから、始めは躊躇してもしまいに民間人も撃つようになる。

 

だから市街戦になれば建物が破壊されるのも、民間人が殺されるのも当たり前です。

これを言わないのは、プーチンを悪く印象付けたいのでしょう。

プーチンが悪いのだからそれは良いのだが、どうも印象操作に入ってこられると信用したくなくなる。

だから事実は事実として出して置いて、それでもプーチンは悪いと言う方向に持っていく事で、嘘はつかない信用できるマスコミ、となると思う。

もう極端な印象操作と言う古臭いやり方は通らない時代になってきたので、ここは注意だと思う。調子に乗ると同じ穴のムジナだと思われてしまう。

(ちょっと違うけど、小池都知事が石原さんと国政に打って出ようとしたとした時がそうでした。調子がよく、調子に乗り、横柄な態度に出て、自民党と同じ穴のムジナじゃないか、と国民に思われて失敗したのが小池さんでした)

 

他の事で、スケート選手だったプルシェンコが「プーチンを信頼している」と言った事に対してです。

これに「失望した」とか「残念だ」と言う人が多いようです。素人はしょうがないが、テレビで言ってる人は酷いね。

まずはあれは言葉の通りにも聞こえる。

もう一つは皮肉にも聞こえる。

そして大事なのは、プーチンは敵を投獄するし殺す、と言う事です。

それこそ外国に逃げても、そこで殺します。だから安全な日本で言っている人は分かっていない。

プルシェンコ自身が殺されなくても、家族や仲間がロシアにはいる事でしょう。それがどういう目に合うかを、まともな人は知っているのです。

それでも悪く言うロシア人もいる。だから「プルシェンコも戦え!」と言う事かも知れないけど、本当に殺される国の人に「死ぬかもしれにけど、やれ」と言える人がいるのだろうか? ちょっと無責任すぎるし、平和ボケ過ぎる。

 

橋下さんが「戦わず逃げたい人は、逃げれる様にするべきだ」みたいな事を言っていました。

この事自体は間違ってないと思うけどね。

これに対し「国を守るために戦えよ」と日本人は言えない。

それと同じに、戦うと言ってる他国民に「逃げろ」とも日本人は言えない。

だから「どっちであっても、強制的な印象を、ウクライナ国民に与えるのは良くない」と橋下さんは言いたいのだと思う。

しかし戦いたくない人は、ウクライナに残っても戦わないだろう。すぐ手を上げて降伏すればいい。

たぶんだけど、言葉も通じるロシア人が降伏した人を殺す事は、今の時代にはしないと思う。ただ泥沼化したら、残った人も何をされるか分からないけど。

 

橋下さんは言ってる事より、言い方が良くない。

言葉は伝わらなければ意味が無い。

それこそゼレンスキーに学ぶべきかもしれない。

もしゼレンスキーが橋下さんみたく、熱くなりギャーギャー騒ぐ人だったら、たぶん戦争にもう負けている。

 

22年 3月 3日 18時ごろ

 

ロシアの言い分として「ウクライナがナチ化している」と言うのがあります。

「何を言ってるのだ?」と言う意見が多いですね。こんないい訳しか出来ないのかと。

 

しかしです。たまたま冬季オリンピックでワリエワのドーピング問題がありましたね。

あれを見ると、これがロシアのやり方だ、と分かるのです。

ワリエワ側は「祖父の薬で汚染された可能性がある」と言う様な言い訳をしました。

これを聞いて「そんな訳ないだろ」と言う多くの意見が出ましたね。そしてこの言い訳が馬鹿らしいので皆笑ってました。

しかし私は笑えませんでした。これは「理由など関係がない」と言う事です。

「ロシアが言えば、白も黒になる」と言う事実です。笑ってる場合ではない。

 

これと「ウクライナ、ナチ化」って似てませんか?

つまり理由などどうでも良いと言ってるばかりか、もっと言うと「ふざけた理由の方がさらにいい」とさえ思っている可能性があると言う事です。

つまり「プーチンが言えば、ふざけた理由でも通るのだ」と言う事を誇示してるのです。プーチンが言えば白も黒になるのです。

 

リトビネンコと言う元KGBが反体制派になりイギリスに逃げます。

そしてイギリスで毒を盛られて死にます。

この時の毒が放射性物質ポロニウム210と言う物で、大掛かりな原子力施設でしか作れないのだそうです。

なのでプーチンが暗殺を承認したと言われています。

なぜこの毒なのか? ただ高性能で見つかりにくいと思っただけかもしれない。

あとは「わざとこの普通手に入らない物で殺した」可能性もある、と言う事です。

これは誰が見ても「プーチンが殺した」と分かるものです。

誰もが殺した奴が分かるのに、それでも誰にも捕まえる事が出来ないという「力の誇示」であり、脅しです。

他国に逃げても殺せるし、それでバレても捕まらないのがプーチンだと言う事を、示したのではないでしょうか?

 

これもそうでプーチンが黒と言えば、白い物も黒になる、と言う事を表している。

つまり、まともな言い訳などする必要が無いと言う事です。

だからワリエワも、ウクライナのナチ化も、ポロニウム210も笑い話では無いのです。勘違いしてはいけない。

 

22年 3月 4日 17時ごろ

 

ロシアの将軍が狙撃されて死亡したようです。

どうやら演説中だったとか。

このニュースで、狙撃されるような所で演説するなんて馬鹿だ、みたいなコメントが多いです。まあそうでしょうけど。

ただ士気が落ちているロシア軍に対し、士気を上げる為の演説だと思われます。

場所が分かりませんけど、たぶん前線の方じゃないでしょうか?

後方にいたら何を言っても士気なんて上がらない。

兵士に対して、危険な所まで出てきて「自分も一緒に戦っている」と見せる事で士気が上がるのだから、やってる事は褒めても良いのじゃないでしょうか?

ゼレンスキーだって危険な所にいたのだから、士気が上がっている。だからやってる事自体は同じです。

結果から言って「でもゼレンスキーは死んでないのだから上手くやっている」そして「死んだとロシアの将軍はやり方が下手だった」と言うのだろうけど、まだ分からないね。たまたま運が悪い事ってあるのですよ。

 

ひろゆきさんが言ってたのは、ウクライナ側は準備をしていた。そして自国の防御の為に自分の住んでいる地方をどう守るかを練っていた、ようです。

兵役があり、そのご普通の生活に戻って市民になった人達が、自分の住んでいる所でどう戦うか? を練って知っていたと言う事ですね。

だからどこに隠れていたらいいか? どこに敵が来て、どのビルから狙撃が出来るのか? まで分かっていた可能性がある。

しかも、お金がないウクライナで準備が出来る事の中に、狙撃があるのは自然な事ですね。

ニュースでもフィンランドとの冬戦争の事が書いてありましたが、対ロシアで、明らかな劣勢な国が立ち向かう方法として、冬戦争を思い描くのは自然な事です。

だから準備をしていたウクライナを褒めるべきかもしれない。

 

狙撃で大事なのは準備だと思う。

前にも書いたけど、普通一キロ先なら弾は5メーターは落ちる。

まあ、だからもっと近くからの狙撃だろうけど400メーター位で、1.25メーター位か。

だから初めからその距離に合わせてスコープを下向きにして置き、試し撃ちして調整しておく。山なりに球が飛んで、落ちてきた所で目標に当たる様にしとくので、当てるのは思ったよりずっと難しい。

もちろん横回転する弾はカーブもするので横にもずれる。たぶん400メーターも離れれば人一人分はずれるだろう。

しかも距離があってても、上向きや下向きだとスコープより弾が上に当たる。

そして風の影響も受ける。

だから標的との距離が分からないと当たらないのだが、その距離を始めから分かっているのがウクライナ側です。

そしてたぶん戦争前から、どこからどこを狙撃するかも、大体準備していたと思う。

だからウクライナ側を褒めるべきかな?

もちろん詳細が分からないから、事実は分からないけど。

 

他に、ロシア側の車が渋滞して止まっていると言うニュースも出てますね。

たぶん補給部隊でしょう。だからそんなに間違ってない気がする。

人身事故で電車が止まった時で、動き出した初めは駅の前などで渋滞するでしょ? あれと同じです。なるべき早く駅に付くように、詰まる所の手前で待っているのです。

戦っている手前が道だから、道で待っているだけでしょ?

どこかの広場に一か所に溜まっていたら、そこ狙われたら皆燃えるじゃん。

 

ただいくら何でも出て行くのが早過ぎる、と言うのならそうかも知れないけど、思ったより消費して足りないよりは、渋滞して手前で待っていた方が良くないだろうか?

まあそれでもお粗末なのかもしれないけど、それを言える国って、たぶんアメリカ位じゃないだろうか? 

他の国で、この規模の戦争で的確な補給を出来る(可能性がある)国ってない気がする。

兵站はそれだけで学問が成立する。だから素人が笑わない方が良いと思う。