号漫浪正大

輪るピングドラム ~物語を見直す

Yohooニュースを見て思った事 1

21年 11月 25日

ヤフーニュースの記事を見て思った事を書きます。

と言っても、これらの記事の内容でYouTube関連の事を書いたものが多かったりしますが。

 

「億万長者になるには宝くじしかないと言うのは頭が悪い。努力している人にはチャンスが来る時がある」

みたいな事をひろゆきさんが言ったようです。

そこに反論として一般の方から「実際当たっている人がいるのだから、頭悪く無いでしょ」等と届いたようです。

それに対しひろゆきさんは「おいらの家庭も庶民だし、堀江さん、グリーの田中さん、ヒカルさんも庶民の出で、億万長者になった人が大勢います」と言う。

 

私の意見です。

ほんの一部の成功者を出してくる人は、大体が頭が悪いです。

「宝くじを買って当たっている人がいる」とはまさにそうですが、外れている人の方が、もちろん多い。確率で言ったら損をする。

マンションの六階から飛び降りても生きている人だっている。だから飛び降りろと言うのか?

そしてひろゆきさんも「庶民から億万長者になった人が大勢いる」しかしなれない人の方が沢山いる。

マンションの七階から……以下略。

つまりここで言ってる事は同じです。

 

ただひろゆきさんが言いたい事はそこでは無いでしょう。

彼は「あきらめず努力をしているとチャンスが来る。努力をしている人を見ていると、チャンスをくれる人が出て来るかもしれない。自分を信じれない人を、人は信じない」と言います。

つまり「宝くじしかない」と他の要素を諦めた人には、チャンスすらないと言う事でしょう。この事自体はあっていると思います。

 

結局は、外れる確率、間違えて失敗した時の人生の影響。逆に挑戦しなかった事への将来の後悔、等を考えながらも、何かに挑戦する事が良い事なのでしょう。

つまり今と将来の状態と状況が分かっていて、それでもそれをするのなら良いと思います。

なので「宝くじを買う」のもかまわないでしょう。まず損をすると分かっていれば。

そしてその事で何かをやる事を諦めてしまわないのなら、かまわないでしょう。

億万長者になる事もそうで、挑戦して失敗する人の方が多くいて「これならそこそこの人生の方が良かった」と言う人だって結構いますよ。

だから近年だとアメリカでも挑戦して起業して失敗するのなら「そこそこのサラリーマンとかで生きた方がいい」と思う人が増えているようです。昔よりは。

 

イチローがいるから、メジャーに行って成功出来るだろう」と言うのではただの馬鹿です。

ただイチローの様になりたいと思う人が何百万人も出て来るからこそ、その中にイチローの様に成功する人「も」出て来るのは確かです。

イチローの様になりたいと思う人が誰もいなければ、次のイチローは出て来ない、これも事実なのです。

しかしイチローの様になろうと頑張り、失敗して、後悔する人が多かったのなら、それは問題なのです。

ただもう一度言いますが、将来どうなる可能性が高いかを、分かっていてやるには良いでしょう。それの問題点すらも理解してやるのが正解です。

 

「宝くじ買って、自分の可能性を諦めるな」と言うのは良い。

しかしそれで億万長者になった少数を持ち出すのは、少数の宝くじで当たった人を持ち出すくらい馬鹿な事です。

 

ただね。ひろゆきさんが上手いのは、結局どうでも良いと思ってコメントしてるからですね。

ここで次のヤフーニュース記事です。

 

「型落ち品工場に税金突っ込む必要あるかなあ?」と言いました。

台湾の半導体の会社の工場を、熊本に作るようですね。世界的に半導体が不足しているから、日本で足り無くならにように努力しようとしてるのでしょう。

そこで作られる半導体が最先端のから2世代くらい前の品だそうです。この事にひろゆきさんは疑問をもったようです。

ただ、これには多くの反論が出ているようです。

2世代前でも日本では無理な半導体だそうです。そして自動車や家電に使うものだろう、と言うのです。そしてゲーム機やパソコンの高性能な物だけでも困る、と言うコメントなどです。

まあ日本で最先端の半導体が作れないのはどうなんだ? と言う問題があるでしょうけど、無理なのだからしょうがない。

その中で家電や自動車で使うのも必要だから、それが足り無くならない様にしよう、と言う現実的なやりかたなのかもしれませんね。

 

ただ細かな事情はもちろん分からないので、ひろゆきさんが間違っているかどうかは、私には分かりません。

ただこの人、ある程度でもあってそうな事で断定する人ですよね? その人が「必要あるかなあ?」と言う言い方をしたのは「なんとなくそう思いました」程度の事でしょう。「専門的な情報はないけど、そうじゃないのかと思った」と言う事です。

そしてそれでいい人ですね。ここで反論があって、それが一理あると「なるほど」と言って吸収する人ですよ。

だからこの人はある程度なら「まるっきりコメントが外れてても良い」と思いコメントしている人ですね。そこからわざと情報を引き出している事もしている。

もちろんあまりにも打率が低すぎると誰も見なくなるのでダメですが、たまに外れる位ならかまわない人です。

なので上手いのです。どっちでもいいからです。

そして「間違ってました」と後で言える事が大事ですね。

それにその聞いた情報から、自分で調べて知ってる情報を広げていける人なのも、このやり方でも大丈夫な人の理由でしょう。

 

ひろゆきさんは立ち位置が上手い人ですね。

そのコメントが正しいかどうかだけではなく、その外側のメタ的な利益が、その人自身の利益になる事がある事は、知っておいた方が良いでしょう。

 

なのでメタ的に物事を見れる事が大事です。

そこで、次の記事。

宮迫さんがやろうとしている焼き肉屋さんの事に対して、堀江さんが「大丈夫かな?」と言っていた動画があり、この事もヤフーニュースにも出てましたね。

まあ堀江さんが正しいのでしょう。この人の方がプロですからね。

宮迫さんに限らず、芸能人で他の仕事に手を出す人がいますが、まず失敗します。

単純に考えて、他の業種に挑戦するのは難しいのです。ただそれだけです。

堀江さんだってテレビ芸能人はダメでしたよね? なんでも出来る人はいない。

なのに映画監督とか、食べ物屋とか、デイトレーダーまがい、とかをしだす芸能人が後を絶たない。なぜでしょうね? たぶんなめているのです。

例えば、何処かの映画監督が「お笑いやったちゃおうかなあ? 俺でも出来るでしょ?」と言ったら、お笑いの人は怒る事でしょう。「そんなに甘い世界じゃないぞ」と。

しかしお笑いの人は、自分は映画監督は出来ると言っても良いと思っている。なめているのでしょう。

そう言うと「北野武がいるじゃないか」と言う人がいますね。

ではもう一度言います。「イチローがいるから、俺はメジャーに行き歴史に名を残せる」と言っている人がいたらどう思うのか? 少数の成功者を持ち出す人は、ただの馬鹿です。

 

堀江さんが言うように、宮迫さんの店は失敗する勝算が高いでしょう。

では止めた方が良いのか?

私はやった方が良いと思っています。上手くやれるのならね。

でも商売としたら失敗するでしょう。でも上手くやれたら正解です。

メタ的に考えて、注目を浴びれれば正解でしょう。

だから場所は渋谷で良い気がします。

元々商売として成功する必要がなければ、注目度が高い庶民でも来れる街、渋谷で正解です。

それで「自分も庶民みたく頑張ってやってみたけど、今一上手く行かない。庶民の気持も色々分かった」との情報を上手く出せれば正解だと思います。

宮迫さんはお金持ちです。だから一店舗位失敗しても死にはしない。

その事で注目されてYouTubeで見てくれる人が増えれば、元は取れるでしょう。

ただもう一度言いますが、これはこれで難しいので、上手くやれれば正解です。そしてそんな細かな事、宮迫さんに出来るのか? と言われれば、難しいのも事実です。

でも今回の堀江さんの動画が出て、宮迫さんも注目をより浴びて良かったでしょうね。

堀江さん自身の動画も見ましたが、あの人はあの人で自分の宣伝だったので、あれでかまわないでしょう。

あとは宮迫さんは堀江さんの「止めた方がいい」には乗ってはいけませんね。少し近づいたり離れたりしするが、止めず引っ張る。そうすれば双方にとって利益になるでしょう。やらしくならない程度にね。

ただ、それが出来る人達ですかね? まあ見てみましょう。

見せるのが彼らのやりたい事なのだから、見るのが我らのやりたい事になれば、双方が得ですからね。

 

最後のニュースです。ヤフーニュースのトップに出てきましたね。

そしてコメントで反対意見が多い。面白いですね。

バラエティ番組で「美人だから今回は特別に……」と言って優遇した事に対しての話でした。

これは「褒めているだから良いと言う訳ではない」と言うのです。

見た目的に褒め優遇する事は、見た目が悪い人だと優遇しないと言ってるものだと言います。

そして優遇されている本人だって、それを望んでないかもしれない。

つまり「これは気にしておかないと、差別につながるので止めた方が良い」と言う事かと思います。

いや、あってますよ。反対意見が多いけどね。

実は、私も漠然と始め読んだ時は反対の意見でした。だから反対する気持ちは分かりますけど。

 

障がい者などで、あまりに気を使い注目され特別扱いをされると、嫌だと聞いた事があります。

気を使われ過ぎると「お前は普通じゃない」と言われてるようなものです。

自分は人より出来ない所があっても、人と変わらないと思っている人を「何も出来ない奴扱い」にしてしまう行為になりかねません。だから注意ですね。

 

だから私は電車にお年寄りに席を譲るのもどうかな? と思っています。

自分の足でちゃんと立っている老人だと、逆に鍛えられるから座らせない方が良いのでは無いでしょうか?

もちろん、立ってるのが辛そうだと話は別ですけど、大事なの「立ってるのが辛そう」の所です。辛そうなら別に若者でも座らせた方が良くないですか? 病気かも知れないし。

 

たぶん大事なのは「必要以上に優遇しない」と言う事かと思います。

「美人だから優遇する」はまず良くないけど、会社でもデパートでも受付の人なら容姿で優遇して良いでしょう。これは差別ではない。

年寄りだから、子供だから、女だから、障がい者だからと、なんでも優遇するのは良くないけど、差があるのは間違いがないので、それなりの優遇は良い事だと思います。

「それなりの優遇」これも量の問題です。質の問題ではない。だから難しいので考えて下さいと言う事です。

私の意見だと「今の日本だと、ちょっと考えが緩い気がするので、もう少しはこの事を気にした方がいい」と思っています。

良くない事だけど「どの位良くない事か?」「どの位の対応をするべきか?」が大事です。

これが今のテレビみたく「あれもこれも良くないと禁止される」状態になれば、それも良くないと思っています。

ヤフーニュースのコメントでも反対意見の多くは「何でもかんでも良くないとうるさいよ」と言う事かと思います。

この程度の問題でうるさくなったら私もいやですね。

でも現状だと少しは気を付けた方が良い。

ではどこが落としどころか?

しつこいけど、考えるべきは量の問題です。だから一個の答えは出ない。

最後はここにたどり着きます。日々考える事が大事です。

なぜなら量の問題は、日々変わっていくからです。

世界は日々変わっていくからなのです。